2月のベトナム旅行ガイド|天気と気温、服装、海で泳げる場所、テト(旧正月)の影響まで18エリア別に解説
南部は一年でいちばん雨が少なく、ダナンとホイアンも雨の季節が終わります。北部は気温が少し上がるものの霧雨と湿気が増えます。テトの週は交通と宿、閉まる店を先に確かめておきましょう。
| 行き先 | 南部のフーコックやホーチミンは一年でいちばん雨が少なく、ダナンとホイアンも雨の季節が終わって過ごしやすくなります。 |
|---|---|
| 海で泳ぐ | 安心して泳げるのはフーコックです。ダナンは水が冷たく、ムイネーは風が強く、ニャチャンはテトのころまで波の高い日があります。 |
| 寒さ | ハノイは昼21度・夜16度前後で霧雨と湿気が増え、サパは夜8度前後で霧が多く、湿った寒さが続きます。 |
| テト | 2月に連休が入る年が多く、飛行機や列車の混雑はテトの2週間ほど前から元宵のころまで、約ひと月続きます。 |
| 服装 | 北部は上着と傘、中部は長袖を一枚、南部は真夏の服に日差し対策を。 |
| 日本の祝日 | 2月11日や23日の祝日(曜日によっては3連休)がテトの時期と重なると、現地は混み合い、閉まる店も増えます。 |
1. 先に結論:この時期に快適なエリアと、天気がいまひとつのエリア
2. 南は乾き、中部は雨が上がり、北はどんより曇るのはなぜ?
3. テト(旧正月)と重なると、旅はどう変わる?
4. フーコック:雨がほとんどなく、海水浴なら第一候補の島
5. ホーチミンとメコンデルタ:一年でいちばん乾く時期
6. コンダオ:雨の日はいちばん少ないが、風の季節の終わり
7. ダナン:雨がいちばん少ない月、海は少し冷たい
8. ホイアン:ランタンの夜と、テト前後の旧市街
9. フエ:雨は減ったが、まだ傘は手放せない
10. フォンニャ:探検洞窟のツアーはすべて催行期間内
11. ニャチャン:晴れても、テトのころまでは波の高い日がある
12. ムイネー・ファンティエット:風がいちばん強く、海水浴よりカイトサーフィン向き
13. ダラットとマンデン:昼は半袖、夜は上着がいる高原
14. ハノイ:少し暖かくなるが、霧雨と「ノム」の湿気が増える
15. ニンビン(チャンアン・タムコック):曇りがちでも舟は出る
16. ハロン湾とカットバ島:風は弱いが、景色はかすみやすい
17. サパとハザン:山の上はまだ冬の寒さ
18. テトのあとの正月祭り:香寺、バイディン寺、イエントゥ山など
19. 日本の連休と重ねるなら:建国記念の日と天皇誕生日
20. 服装:エリアごとに何を着ればいい?
21. 予約と準備:列車と飛行機、ビザ、両替、eSIM
22. 前後の月と比べると:この時期が向いている人、ほかの月がいい人

1. 先に結論:この時期に快適なエリアと、天気がいまひとつのエリア
2月のベトナムで天気がいちばん安定しているのは南部です。フーコックやホーチミン、メコンデルタは一年でいちばん雨が少ない時期で、海も街歩きも予定どおりに楽しめます。
中部のダナンとホイアンは、秋から続いた雨の季節が終わり、1月よりずっと過ごしやすくなります。ただし海の水は一年でいちばん冷たいころなので、しっかり泳ぎたいなら南部のほうが向いています。
北部のハノイやハロン湾は、気温こそ1月より少し上がるものの、霧雨の日が増え、日差しはほとんどありません。山の上のサパは、まだ冬の寒さが続きます。
もうひとつ大事なのがテト(旧正月)です。2月のどこかにテトの連休が入る年が多く、その週は飛行機や列車、宿が埋まり、閉まる店も増えます。日程を決める前に、その年のテトの日付を確認しておきましょう。
18エリアの気温と天気の早見表
下の表は、昼の最高気温と夜の最低気温の目安です。雨の降り方は言葉で書いています。
| エリア | 昼 | 夜 | 雨 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| フーコック | 31度 | 24度 | ほとんど降らない | 雨が一年でいちばん少なく、風も弱い |
| ホーチミン | 33度 | 23度 | ほとんど降らない | 一年でいちばん乾く月。下旬は暑い日も |
| メコンデルタ(カントー) | 31度 | 23度 | ほとんど降らない | 一年でいちばん乾く月。水上マーケットは早朝に |
| コンダオ | 29度 | 24度 | ほとんど降らない | 風の季節の終わり。船は運航の確認を |
| ダナン | 26度 | 20度 | 少ない | 雨が一年でいちばん少ない。海は冷ため |
| ホイアン | 26度 | 20度 | 少ない | 雨が一年でいちばん少ない。毎月ランタンの夜 |
| フエ | 25度 | 18度 | まだよく降る(霧雨も) | 1月より減ったが、傘はまだ必要 |
| フォンニャ | 22度 | 18度 | 少ない、曇りがち | 探検洞窟のツアーはすべて催行期間内 |
| ニャチャン | 28度 | 22度 | ほとんど降らない | よく晴れるが、テトのころまで波の高い日も |
| ムイネー・ファンティエット | 30度 | 22度 | ほとんど降らない | 風が一年でいちばん強い。カイトサーフィン向き |
| ダラット | 24度 | 12度 | ほとんど降らない | 昼と夜の気温差がいちばん大きい時期 |
| マンデン | 暖かめ | 寒い | ほとんど降らない | 標高約1,200mの高原。昼夜の差が大きい |
| ハノイ | 21度 | 16度 | 霧雨が多い | 日差しが少なく、中旬から湿気(ノム) |
| ニンビン | 20度 | 16度 | 霧雨が多い | 曇りがちでも手漕ぎ舟は出る |
| ハロン湾 | 20度 | 15度 | 霧雨が多い | 風が弱く船は快適。景色はかすみやすい |
| カットバ島・ハイフォン | 20度 | 15度 | 霧雨が多い | ハロン湾と同じ海。ハイフォン側は霧が多め |
| ハザン | 21度 | 15度 | 少ない、曇りがち | 数字は市街地。高原はずっと寒い。桃の花の季節 |
| サパ | 14度 | 8度 | 霧と霧雨が多い | 霧の日がほとんど。まだ真冬の服装で |
表の気温は、ベトナムの建設用国家基準にあるQCVN 02の気候データから、2月の平均最高気温と平均最低気温を丸めたものです(ホーチミンは旧版の値)。マンデンは公式の気温データがないため、数字の代わりに言葉で書いています。
迷ったときの選び方
海で泳ぐのが目的ならフーコック、街歩きと海辺の両方を楽しむならダナンとホイアン、涼しい高原ならダラットが候補です。北部は景色より食べ歩きや街の雰囲気を楽しむつもりで行くと、天気に振り回されません。
フーコックの時期選びはフーコックのベストシーズン、前の月と比べたい人は1月のベトナムを見てください。エリアを絞った情報は2月のダナンと2月のニャチャンにまとめています。
2. 南は乾き、中部は雨が上がり、北はどんより曇るのはなぜ?
同じ2月でも、南と北で天気が大きく違うのは、冬の季節風の当たり方が違うからです。むずかしい話は抜きにして、旅に関係するところだけまとめます。
南部と南中部は「乾いた側」
南部と、ニャチャンやムイネーのある南中部は、北東から吹く季節風の乾いた側にあたり、雨がほとんど降りません。ニャチャンやムイネーでは風が強めで、海が荒れる場所と穏やかな場所がはっきり分かれます。
中部の海沿いは雨の季節が終わったところ
中部の海沿いは、秋から初冬にかけて大雨が続きます。それが終わって、2月がいちばん乾く時期になります。同じ中部でもフエは雨が遅くまで残り、ダナンやホイアンより雨の日が多くなります。
北部は霧雨と低い雲
北部では冬の終わりに海から湿った風が入り、量の少ない霧雨がたびたび降って、雲が低くたれこめます。この湿気が冷えた床や壁に水滴をつけるのが、ハノイの人が「ノム」と呼ぶ現象です。
3. テト(旧正月)と重なると、旅はどう変わる?
テトは旧暦の元日なので、新暦では毎年1月下旬から2月中旬のあいだで日付が動きます。テトが1月に来る年は、2月にテトの連休はなく、正月のお祭りだけが残ります。まずはその年のテトの日付を確かめてください。
公務員のテト休みは、政府が毎年前もって決めています(ベトナム政府の発表文書、国営通信の報道)。旧暦12月28〜29日ごろから1月5〜6日ごろまでの1週間前後で、9日間になった年もあります。民間の会社や個人の店は、休む日が少しずつ違います。
テトの時期で2月はこう変わる
| テトの時期 | 2月上旬 | 2月中旬 | 2月下旬 |
|---|---|---|---|
| 1月下旬の年 | 連休の終わりと帰りの混雑。まだ休んでいる店も | 交通の混雑がおさまっていく。正月のお祭りの人出 | ほぼふだんどおり |
| 2月上旬の年 | 連休そのもの。交通と宿がいちばん混み、地元の店は休む | 帰りの混雑。正月のお祭りが始まる | 交通の混雑が終わるころ。お祭りの人出は続く |
| 2月中旬の年 | テト前の帰省ラッシュ。南部から北へ向かう便が埋まる | 連休そのもの | 帰りの混雑。正月のお祭りが始まる |
交通:混むのは連休よりずっと長い
飛行機と鉄道のテト輸送期間は、テトの約2週間前から旧暦1月15日の元宵ごろまで、ほぼひと月続きます。いちばん混むのは連休の週ですが、その前後の数週間も切符が早く埋まります。テトが2月の初めにある年は、2月の大半がこの期間に入ります。
テト前はホーチミンなど南部から中部や北部へ帰る便が売り切れ、運賃も上がります。反対にハノイからホーチミン、ダナン、ニャチャン(カムラン)、フーコックへ向かう便は席が残りやすく、安くなると航空会社自身が案内しています(テトの航空券についての報道)。テトのあとは流れが逆になり、ふるさとから大都市へ戻る便が埋まります。いちばん混んだのは連休の最終日ごろでした。
テトの前後に国内線を使うなら、帰省の流れと逆向きに動く日程にすると席が取りやすくなります。テト前ならハノイから南のビーチへ向かう便が狙い目です。
長距離バスはテトの前後に通常料金への上乗せがあり、ホーチミンでは遠い路線ほど上乗せが大きく、遠距離では通常の半分を超える額が上乗せされます(ホーチミンの長距離バスについての報道)。届け出た料金より多く取るのは違法です。Grabはテトの数日間、昼間に1回ごとの定額の上乗せがあり、アプリに表示されます(Grabの公式告知)。大晦日のころは車がつかまりにくくなります。
閉まるもの、開いているもの
大晦日の夕方から旧暦1月3日ごろまでは、大都市でも地元の食堂や屋台の多くが休みます。ホーチミンでは「旧暦1月6日まで休み」と貼り出した店が多かった年もあります。ホテルのレストラン、ショッピングモールのフードコート、チェーン店、観光地の食堂は営業しています。
銀行の窓口は公務員の連休中ずっと閉まりますが、ATMやカード払い、即時振込は使えます。中央銀行はATMの現金補充と外国人向けの両替を続けるよう指示しています(ベトナム国家銀行の発表)。
観光地では、ホイアン旧市街のチケット販売の休止、ハノイの文廟の大晦日午後の閉館、チャンアンの休業、フエ王宮の長い行列などがありました。くわしくは各エリアの章で説明します。リゾートやテーマパーク、ロープウェイはたいてい営業しています。
宿と料金
テトの連休には、リゾート地の宿から先に埋まります。フーコックとサパはほぼ満室、ダラットやファンティエットも大半が埋まった年がありました(テト期間の観光についての報道)。連休中の1泊ごとの追加料金や、連休中の特定の夜のガラディナーへの参加を義務にしているリゾートもあるので、予約条件を確認してください。
テトの連休中は銀行の窓口が閉まり、地元の食堂も多くが休みます。両替は連休の前か空港で済ませ、食事はホテルやモールで取れるようにしておくと安心です。
韓国、中国、台湾もたいていベトナムと同じ日に旧正月を迎えます(1日ずれる年もあります)。その週はこれらの国も連休なので、リゾート地の旅行者がさらに増えることがあります。テトそのものの過ごし方や習わしはテト(旧正月)の詳しいガイドにまとめています。移動手段の選び方はベトナム国内の移動ガイドも参考にしてください。

4. フーコック:雨がほとんどなく、海水浴なら第一候補の島
2月にベトナムの海で泳ぎたいなら、まずフーコックを考えてください。昼は31度前後、夜も24度前後と暖かく、雨は一年でいちばん少ない月です。風も1月と同じくらい弱い時期なので、穏やかな海の日が多くなります。
どのビーチに泊まる?
宿の多いエリアは、島の西側のバイチュオン(ロングビーチ)地図と、島の中心の町ズオンドン地図です。夜の食べ歩きはフーコックの食べ物ガイドが参考になります。
南東側にはサオビーチ地図があります。南部のサンセットタウン地図からは、海の上を渡るホントム島のロープウェイが出ています。海が穏やかな日が多いので、島めぐりのボートツアーも楽しみやすい時期です。
テトの週と料金
テトの連休には、島のホテルがほぼ満室になった年があります。日程にテトが入るなら、宿は早めに押さえておきましょう。
テトのあともフーコックは旅行者の多い時期で、テトが過ぎたからといってすぐに安くなるわけではありません。空港から各ビーチへの移動はフーコック空港ガイド、島での過ごし方はフーコックの観光スポットにまとめています。

5. ホーチミンとメコンデルタ:一年でいちばん乾く時期
ホーチミンは2月が一年でいちばん雨の少ない月です。昼は33度前後、夜は23度前後で、1月より少しずつ暑くなっていきます。月の初めは朝が涼しく、下旬になると暑いと感じる日が出てきます。
いちばん暑いのは4月なので、2月はまだ街歩きがしやすいころです。ベンタイン市場地図からグエンフエ通り地図のあたりまで歩いても、雨に降られる心配はほとんどありません。
テトのころの食事
テトのころは、市内の地元の食堂がたくさん休みます。いつもの屋台が開いていなくても、ホテルのレストランやショッピングモール、チェーン店は営業しています。テトの時期以外なら4区のシーフード通りのような食べ歩きも楽しめます。
メコンデルタは泊まりがけで
カントーも昼31度、夜23度前後で、一年でいちばん乾いた月です。カイラン水上マーケット地図はカントーに1泊して、早朝に見に行く市場です。ホーチミンからの日帰りツアーで行くのは、もっと近いデルタの村になります。
ホーチミンからはクチトンネルも日帰りで行けます。市内に泊まるエリアはホーチミンのホテルガイドを参考にしてください。
6. コンダオ:雨の日はいちばん少ないが、風の季節の終わり
コンダオは2月が一年でいちばん雨の日が少ない月で、昼29度、夜24度前後です。秋から早春まで続く風の強い季節の終わりにあたり、1月よりは風が弱まりますが、まだ風と波が残る時期です。
ただ、コンダオの観光ポータル(コンダオはいまホーチミン市の特別区です)がすすめる時期は3〜9月ごろで、それ以外の時期は波の高い日が多いとしています。2月に海水浴を楽しみたいならフーコックのほうが確実で、コンダオで海に入るかどうかはその日の天気と波を見て決めてください。
船より飛行機が確実
ホーチミンやブンタウから出る高速船は、冬に運休した年があるので、出発前に運航しているかを確かめてください。確実なのは飛行機で、便がいちばん多いのはホーチミン発です。
コンダオへ船で行くつもりなら、まず運航しているかを確認してください。メコンデルタ側のチャンデー港地図から出る船もあるので、あわせて確認してください。
島での過ごし方
島の宿や食堂はコンダオの中心部地図に集まっています。雨の心配はほとんどないので、島の史跡めぐりは予定どおりに進めやすい時期です。宿選びはコンダオのホテルガイドを見てください。

7. ダナン:雨がいちばん少ない月、海は少し冷たい
ダナンは2月が一年でいちばん雨の少ない月です。昼26度、夜20度前後で、1月より少し暖かくなります。1月まで残っていた雨の日がぐっと減り、街歩きにも海辺の散歩にも向いています。
海で泳げる?
泳ぐことはできます。ただ、一年でいちばん海の水が冷たい時期なので、長く泳ぐと冷たいと感じる人が多いです。ミーケービーチ地図で少し入って、あとはビーチでのんびり過ごすくらいがちょうどいいでしょう。
ビーチのライフガードは2月も毎日います。冬の時間帯は5時から18時30分までで、3月中旬から夏の時間帯に切り替わります(ダナンのビーチの安全対策についての報道)。
バナヒルズには上着を
バナヒルズのロープウェイ乗り場地図から上がる山頂は標高約1,500mで、寒くて霧の出る日があります。チューリップの花祭りが2月から3月初めに開かれた年もあります。行き方やチケットはバナヒルズのガイドにまとめています。
2月のダナンの過ごし方は2月のダナンの天気ガイドでさらにくわしく紹介しています。ビーチリゾート選びで迷う人はダナンとニャチャンの比較も役に立ちます。
8. ホイアン:ランタンの夜と、テト前後の旧市街
ホイアンも2月が一年でいちばん雨の少ない月で、昼26度、夜20度前後です。来遠橋(日本橋)地図のあたりから川沿いの古い町並みを歩くのに、ちょうどいい季節です。
毎月旧暦14日はランタンの夜
ホイアンでは毎月旧暦14日の夜、旧市街の電灯を落とし、川に灯籠を流します(ダナン市のポータル)。旧暦1月14日は元宵の前の晩にあたるので、特に混み合います。くわしくはホイアンのランタン祭りをどうぞ。
テト前後の数日は注意
旧暦12月29日から1月3日までの4日ほど、旧市街のチケット販売とガイド案内を休んだ年が2年続けてありました(ホイアンについての報道)。チケットなしで歩けますが、ナイトマーケットや歩行者天国の催しはそれより数日早い旧暦12月27日ごろから休みました。
そのあいだも、個人や一族が持つ古い家は先祖のお祀りのために開いていました。ナイトマーケットや歩行者天国の催しが目当てなら、テトの2〜3日前からテトの三が日までは外して日程を組みましょう。
クーラオチャム島への船
クーラオチャム島地図への船は、海の状態によって出る日と出ない日があります。テト直前にも船は出ていて、島のホームステイでテトを過ごそうと部屋を予約した外国人旅行者もいたと報じられています(島のテトについての報道)。
当日の朝に出航するかを確かめてから港へ向かってください。ツアーの内容はクーラオチャム島のガイドにまとめています。

9. フエ:雨は減ったが、まだ傘は手放せない
フエは昼25度、夜18度前後です。1月より雨はずいぶん減りましたが、ダナンやホイアンのように雨の季節が終わったわけではありません。霧雨も含めてまだよく降り、曇って湿った日が多くなります。
同じ中部でも天気の感じがかなり違うので、ダナンから日帰りで行く場合も、折りたたみ傘と薄手の上着を持っていきましょう。
テトの元日は王宮に行列
テトの元日(旧暦1月1日)は、ベトナム国民に限ってフエ王宮地図と帝廟の入場が無料になるため、長い行列ができました(フエについての報道)。外国人はふだんどおりチケットが必要です。
元日の朝には午門の前で衛兵の交代と大砲の儀式があり、テトの期間には獅子舞も披露されました。行列を避けたいなら、元日を外して王宮を訪ねるのがおすすめです。
郊外の帝廟めぐり
市街から離れたカイディン帝廟地図などの帝廟は、石段や屋外を歩く時間が長くなります。雨の合間を見て回れるよう、車をチャーターして時間に余裕をもたせると楽です。
泊まるエリアはフエのホテルガイドを参考にしてください。

10. フォンニャ:探検洞窟のツアーはすべて催行期間内
フォンニャは昼22度、夜18度前後です。雨は一年でいちばん少ない時期ですが、曇りの日が多めです。
どの洞窟ツアーに参加できる?
許可を受けた運営会社Oxalisによると、ソンドン洞窟は1月から8月末、エン洞窟は12月から9月中旬、トゥラン洞窟群は11月中旬から9月中旬が催行期間です(ソンドン洞窟ツアーの案内、エン洞窟ツアーの案内)。2月はどれも期間内です。
ソンドン洞窟は一年の定員が決まっていて、何年も先まで枠が埋まっていることが多いです。行きたい人は、まず空きがあるかを確かめてください。
寒さへの備え
1〜3月はかなり寒いことがあると運営会社が案内しています。水に入る場面もあるので、濡れてもいい服と乾いた着替えを持っていきましょう。
フォンニャ洞窟の入口地図から舟で入るフォンニャ洞窟と、近くのティエンソン洞は、冬は7時30分から15時45分までです。午後遅くに着くと入れないので、移動の時間に注意してください。

11. ニャチャン:晴れても、テトのころまでは波の高い日がある
ニャチャンは昼28度、夜22度前後で、雨は一年でいちばん少ない月です。日差しもよく出ます。
海で泳げる?
ニャチャン湾の管理当局によると、海が荒れやすい季節は旧暦9月ごろからテトのころまでです(国営通信の報道)。テトのころには晴れていても波が2mまで上がり、遊泳禁止の旗が立って救助の出動が続いた年や、島へのボートが遅れて出た年がありました(テトのころの波についての報道)。
ボートはたいてい出ます。テトが過ぎるとだいたい落ち着いていく流れですが、何日からと決まっているわけではありません。チャンフー・ビーチ地図に着いたら、まず旗の色を見てください。
ビーチに赤い旗が立っていたら、晴れていても海に入らないでください。テトの前後は特に、波の高い日が続くことがあります。
ロシアからの旅行者が多い時期
2月はロシアからの冬のチャーター便の季節の真ん中で、ロシアからの旅行者が多くなります。海の上のロープウェイ(ビンワンダーズ・ニャチャン)は風が強いと止まり、船で代わりに運ぶ日があります。
空港からはカムラン空港から市内への行き方、島へのツアーはニャチャンの島めぐり、この月のことは2月のニャチャンにまとめています。

12. ムイネー・ファンティエット:風がいちばん強く、海水浴よりカイトサーフィン向き
ムイネー・ファンティエットは昼30度、夜22度前後で、雨は一年でいちばん少ない月です。そのかわり、風が一年でいちばん強い月でもあります。
カイトサーフィンの季節の真ん中
カイトサーフィンのシーズンは12月中旬から3月末か4月初めまでで、2月はその真ん中です(国営通信の報道)。ムイネーのカイトビーチ地図のあたりも、風の強い日が続きます。
ただしカイトサーフィンは、海で泳ぐのが得意な人が習うものだと報道されています。初めての人は、泳ぎに自信があるかをまず考えてください。
のんびり泳ぎたい人には向かない
波と風があるので、静かな海で泳いだり水遊びしたりする目的にはすすめません。午後になるほど風が強くなり、午前のほうが穏やかだという声が多いです。
ムイネーで海に入るなら午前中に。赤い砂丘地図は砂が舞うので、サングラスと薄手のウインドブレーカーがあると助かります。
テトの連休中の特定の夜に、ガラディナーの料金を義務にしているリゾートがあります。宿選びはムイネーのホテルガイドを参考にしてください。

13. ダラットとマンデン:昼は半袖、夜は上着がいる高原
ダラットは乾季で晴れる日が多く、昼24度、夜12度前後です。昼と夜の気温差が一年でいちばん大きい時期で(3月も同じくらい)、昼は半袖で歩けても、夜は上着がないと寒く感じます。
街の中心のスアンフーン湖地図やラムビエン広場地図へ夜に出かけるときは、厚手の上着を一枚持っていきましょう。
ピンクの花、マイアンダオ
ダラットで人気の、桜に似たピンクの花マイアンダオは、たいてい12月末から2月のあいだに咲きますが、年によって大きく前後し、3月までずれ込んだ年もあります。カウダットのような標高の高い場所から先に咲きます(ダラットの花についての報道)。
2月の初めまでなら見られる可能性がありますが、下旬は期待しすぎないほうがいいでしょう。テトの連休にはダラットの宿も大半が埋まった年があります。宿はダラットのホテルガイド、ニャチャンから向かう人はニャチャンとダラットの移動を見てください。
マンデン
マンデンは標高約1,200mの高原で、昼は暖かめですが、夜は冷えます。公式の気温データがないので数字は載せませんが、近くのコントゥムでは2月が一年で昼夜の気温差がいちばん大きい月で、マンデンも昼と夜の差が大きいと考えておきましょう。場所は地図のダクケー湖地図で確かめられます。
マンデンでは、マイアンダオがテト直前の2月初めにいっせいに咲いた年があります(マンデンの花についての報道)。ダラットとは咲く時期が違うので、花が目当てなら両方の情報を確かめてください。

14. ハノイ:少し暖かくなるが、霧雨と「ノム」の湿気が増える
ハノイは昼21度、夜16度前後で、1月より1度ほど上がります。ただ、日差しはほとんどなく、低い雲に覆われた日が続きます。霧雨の日は1月より多くなります。
「北部の2月は乾季だから晴れる」と思って行くと、がっかりするかもしれません。折りたたみ傘か防水の上着を持っていきましょう。
ノムって何?
ノム(nồm)は、湿った海風が冷えた床や壁、鏡に当たって水滴がつく現象です。床がすべりやすくなり、洗濯物が乾きません。国家気象予報センターによると、北部ではふつう2月中旬ごろから始まり、3〜4月がいちばんひどくなります(国営放送の英語ニュース)。
2月でも冷たい空気が南下してくると、1日の平均気温が15度を下回る日があります。出発の前に国家気象予報センターの予報を見ておくと安心です。
テトのころの街
文廟地図は大晦日の正午に閉まり、元日にまた開きました(文廟のテトの開館についての報道)。ホアロー収容所地図はテトも含めて毎日開いています。ホーチミン廟地図はふだんから月曜と金曜が休みで、テトのころの開館は事前に確かめてください。
ドンスアン市場地図は旧暦1月10日に新年の商いを始める習わしがあると言われています。ニャッタンの桃畑地図の桃は、テトに合わせて咲くように育てられた花で、自然に咲く時期とは違います。
雨の日はホアンキエム湖地図のまわりのカフェで過ごすのも手です。泊まるエリアはハノイのホテルガイド、南と北のどちらにするか迷う人はハノイとホーチミンの比較を見てください。

15. ニンビン(チャンアン・タムコック):曇りがちでも舟は出る
ニンビンは昼20度、夜16度前後です。霧雨が多く、曇って湿った日が続きますが、チャンアンやタムコックの手漕ぎ舟はふだんどおり出ています。
舟の上は風が冷たく感じるので、上着と雨具を用意しておくと快適です。カメラやスマートフォンは、霧雨で濡れないよう袋に入れておきましょう。
テトの休み
チャンアン地図は大晦日と元日の2日間休み、旧暦1月2日に再開した年があります。テトの当日に行くなら、営業しているかを先に確かめてください。
テトのあとは、となりのバイディン寺地図で旧暦1月6日にお祭りが始まり、チャンアンも混み合います。祭りのくわしい話は、このあとの正月祭りの章で紹介します。
足をのばすなら
時間があれば、少し南のファットジエム大聖堂地図まで足をのばすこともできます。日帰りの組み立て方はハノイからニンビンへの日帰りガイドを参考にしてください。
16. ハロン湾とカットバ島:風は弱いが、景色はかすみやすい
ハロン湾は昼20度、夜15度前後です。霧雨の多い時期ですが、風は一年でいちばん弱いころで(1月は強めでした)、船の上はたいてい快適です。
そのかわり日差しが少なく、朝の霧やかすんだ日が1月より多いので、島の輪郭がぼんやり見えることがあります。3月はさらにかすみます。霧で船が止まったという公式の記録は見当たらず、出航を止めるのはたいてい強い風で、港の当局が判断します。ただ、景色がかすむことは覚悟しておきましょう。
泳げる?カヤックは?
水が冷たいので、泳ぐのはほとんどの人には無理です。カヤックはたいてい催行されます。テトの連休中も観光船は出ていました。
テトの期間に追加料金を取るクルーズ船もあり、会社によって違います。ハロン国際旅客港地図から出るクルーズの選び方は、ハロン湾クルーズの選び方にまとめています。
カットバ島とハイフォン
カットバ島はハロン湾と同じ海で、ランハ湾地図をめぐる船の出発点です。ハイフォン側は霧の出る日がさらに多くなります。
カットバのロープウェイは、カットハイと島の北のフーロンを結ぶもので、カットバの中心部地図にはありません。毎週火曜日は点検のため休みです。テトや連休にはフェリーの切符が早く売り切れることがあるので、早めに買っておきましょう。

17. サパとハザン:山の上はまだ冬の寒さ
サパは昼14度、夜8度前後です。1月より少し暖かいものの、霧の出る日がほとんどで、その点は1月とあまり変わりません。3月にも氷点下を記録したことがあり、2月で寒さが終わるわけではありません。
ファンシーパンの雪とロープウェイ
2月の雪が確認されたのは一度だけで、ファンシーパン山頂地図に30cmを超えて積もったと報じられました(ファンシーパンの雪の報道)。雪を見るために行く時期ではありません。山頂に氷が張った朝はありました。
ファンシーパンのロープウェイは、冬にひと月ほど点検で止まった年があります(テト直前に再開、運行再開の報道)。行く前に運行の告知を確認してください。
サパの町の湖地図のまわりは霧に包まれる日が多く、オークイホー峠地図も見通しの悪い日があります。山の桃の花はテトに合わせて咲くと言われています。行き方はハノイからサパへの行き方を見てください。
ハザン:桃の花の季節
ハザン(いまはトゥエンクアン省)の市街は昼21度、夜15度前後ですが、ドンバン旧市街地図やメオバックのある高原は、市街よりずっと寒くなります。雨は少なく、曇りの日が多めです。
ドンバン方面のラオサ村などでは、桃の花が2月中旬から3月末ごろに咲きます(ラオサ村の桃の花の報道)。テトのあとは花を見に来る人で、いっそう混むことがあります。北の端のルンクー国旗塔地図まで行くなら、真冬の服装が必要です。


18. テトのあとの正月祭り:香寺、バイディン寺、イエントゥ山など
テトの数日後から、テトの2週間ほどあとの元宵(旧暦1月15日)のころにかけて、北部を中心に正月のお祭りが集中します。テトの日付しだいで2月に入る年が多く、どれも旧暦で日が決まっているので、新暦の日付はその年のカレンダーで確かめてください。
香寺(フオン寺)
ハノイの南西、ミードゥック地域にある香寺の天厨寺地図は、ハノイ市内から車で2時間前後です。旧暦1月6日に開幕式があり、祭りの期間は旧暦1月2日ごろから旧暦3月末まで続きます(香寺の祭りについての報道)。
イエン川を手漕ぎの舟で進み、フオンティック洞のほうへはロープウェイがあります。モーターボートは禁止されたので、舟は手漕ぎだけです。入場料、舟、ロープウェイはそれぞれ別に払います。テトの直後と週末がいちばん混みます。
バイディン寺とイエントゥ山
ニンビンのバイディン寺の祭りは旧暦1月6日に開幕し、旧暦3月末ごろまで続きます。雨の日でも人でいっぱいでした(バイディン寺の祭りについての報道)。
イエントゥ山頂の銅寺地図は、ハロンへ向かう途中のクアンニン省にある山の上の寺で、祭りは旧暦1月10日に開幕します(イエントゥの祭りについての報道)。ロープウェイは有料です。景観の入場料を取らない期間が決まっているので、告知を確認してください。遺跡群はユネスコの世界遺産に登録されています。
リム祭り、チャン祠、元宵
バクニン省のリム村地図では、旧暦1月12〜13日にクアンホー民謡の祭りがあり、国の無形文化遺産になっています(リム祭りについての報道)。ナムディン(いまはニンビン省)のチャン祠地図では、旧暦1月14日の夜から15日の明け方に印を授ける儀式があり、夜遅くがいちばん混みます(チャン祠の儀式についての報道)。
旧暦1月15日の元宵には全国の寺や祠が混み合い、「ベトナム詩の日」も毎年この日に開かれます(会場は毎年変わります)。南部ではタイニンのバーデン山地図で旧暦1月4日ごろに春の祭りが始まります。ホーチミンから車で2〜3時間、南部でテトの参拝客がとても多く集まる場所のひとつで、ロープウェイに長い列ができます。

19. 日本の連休と重ねるなら:建国記念の日と天皇誕生日
日本では2月11日の建国記念の日と2月23日の天皇誕生日が祝日で、曜日によって3連休になる年とならない年があります(内閣府の「国民の祝日」)。
日本は旧正月を祝わないので忘れがちですが、この連休がベトナムのテトの週と重なると、現地は混み合い、閉まる店も増えます。テトの週はもちろん、その前後の数週間も飛行機や列車の切符が早く埋まります。日程を決める前にテトの日付を調べ、重なるなら交通と宿を早めに押さえるのが、2月のベトナム旅行のいちばんのコツです。
ほかの国の連休
韓国、中国、台湾はベトナムと同じ時期に旧正月の連休があります。韓国は3月1日の三一節が日曜日(振替休日は3月2日)か月曜日にあたる年は、2月末の土曜日から3連休になり、台湾も2月28日の和平記念日が週末と続くと3連休になります。ロシアは2月23日が祖国防衛者の日、アメリカは2月の第3月曜日がプレジデンツ・デーです。
テトが2月に入ったある年には、2月にベトナムを訪れた外国人は韓国が1位、中国が2位、ロシアが3位、台湾が4位でした(2月の外国人旅行者についての報道)。テトの週にいちばん大きく動くのは、ベトナム国内の旅行者です。
テトから離れた週なら?
テトの連休の週がいちばん混み、料金も上がります。テトの前後の数週間も交通は混みますが、テトから離れた2月の週なら、12月末から1月初めの年末年始よりは落ち着いています。
ダナンとフーコックのどちらにするかで迷う人は、ダナンとフーコックの比較も参考にしてください。
20. 服装:エリアごとに何を着ればいい?
2月のベトナムは、北と南で必要な服がまったく違います。南のビーチと北部の両方を回るなら、半袖と上着の両方を持っていく前提で荷造りしましょう。
日本の季節にたとえると、ハノイは東京の4月下旬から5月ごろ、ダナンは初夏、南部は真夏の気温です。ただしハノイは日差しがなく湿っぽいので、数字より肌寒く感じます。サパは気温だけなら東京の3月ごろですが、霧で湿って冷えるので真冬の服装が安心です。
エリア別の服装
| エリア | 服装 | あると便利なもの |
|---|---|---|
| 北部(ハノイ・ニンビン・ハロン湾) | 長袖に薄手のダウンか厚手の上着 | 霧雨用の傘や防水の上着、替えの靴下 |
| サパ・ハザンの高原 | 真冬の服装(ダウン、手袋、帽子) | 宿に暖房があるかを事前に確認 |
| フエ・フォンニャ | 長袖と薄手の上着 | 傘。洞窟ツアーは濡れてもいい服と着替え |
| ダナン・ホイアン | 昼は半袖、朝晩は薄手の上着 | バナヒルズに行くなら上着 |
| ダラット・マンデン | 昼は半袖、夜は厚手の上着 | 重ね着しやすい服 |
| 南部とビーチ(ホーチミン、メコン、フーコック、コンダオ、ニャチャン、ムイネー) | 真夏の服装 | 帽子と日焼け止め。ムイネーはウインドブレーカーとサングラス |
| 寺、祠、王宮(テトの時期は特に) | 肩とひざが隠れる服 | はおれるストールなど |
北部は湿気で洗濯物がなかなか乾かないので、靴下や下着は多めに持っていくと安心です。床がすべりやすい日もあるので、靴底がすべりにくい靴が向いています。
南部から北部へ移動する日は、飛行機の中で着られるよう上着をすぐ出せるところに入れておきましょう。到着した瞬間の気温差がかなり大きくなります。
21. 予約と準備:列車と飛行機、ビザ、両替、eSIM
テトが2月に入る年は、ふだんよりずっと早く準備を始める必要があります。テトが1月下旬の年も、交通の混雑は元宵のころまで続くので、2月の前半は早めの予約が安心です。
テトの年の準備の順番
- テトの日付を調べる 旧暦の元日が新暦の何日かを確かめ、旅程がテトの約2週間前から元宵ごろまでの混雑期間に入るかを見ます。
- 長距離の移動を先に押さえる テトの列車の切符は秋に売り出され、ここ数年は発売がだんだん早まっています。予約はベトナム鉄道の予約サイトから。テトの国内線は晩夏から売り出されるので、早めに確保しましょう。
- リゾートの宿を予約する テトの連休はフーコックやサパのようなリゾートから埋まり、ダラットも混み合います。追加料金やガラディナーの条件も確認します。
- ビザが必要か確かめる 必要な人は、テトの連休を避けて余裕をもって申請します。
- 連休前に両替とeSIM 現金は連休の前か空港で用意し、eSIMは出発前に設定しておきます。
入国とビザ
2月に変わる制度はありません。日本を含む24か国は45日までビザなしで入国できます(決議44号の対象12か国、決議229号のヨーロッパ12か国)。このほか、ASEANの多くの国のように二国間の協定でビザが免除される国があり、フーコックへ直接入る場合の30日間の免除もあります。どれにも当てはまらない人や45日を超えて滞在する人は、ベトナム政府のeビザサイトで最長90日のeビザを申請します。自分の国籍の条件は入国ガイドで確かめてください。
eビザは営業日で処理されるので、テトの連休をはさむと時間がかかることがあります。テトの前後に出発するなら、早めに申請しておきましょう。健康申告は常に必要なものではありません。くわしくはベトナムの入国ガイドとeビザの申請ガイドを見てください。
お金と通信
両替はテトの連休前か空港で済ませておきましょう。連休中は銀行の窓口が閉まりますが、ATMとカードは使えます。
現地での支払い方法はベトナムのお金と両替のガイド、テトの時期の移動手段はベトナム国内の移動ガイドにまとめています。Grabを使うならスマートフォンの通信が欠かせないので、ベトナムのeSIMガイドで選び方を確認しておくと安心です。
22. 前後の月と比べると:この時期が向いている人、ほかの月がいい人
2月は、南部と中部の海沿いにとってはいい時期ですが、北部は曇りと霧雨が多い時期です。前後の月と並べると、違いがわかりやすくなります。
前後の月との比較
| 1月 | 2月 | 3月 | |
|---|---|---|---|
| 北部の平野と海 | 一年でいちばん寒い。曇りが多いが2月よりは晴れる | 少し暖かい。霧雨と湿気が増え、日差しが少ない | さらに暖かいが、湿気と霧はもっとひどく、日差しはさらに少ない |
| サパ | いちばん寒く、霧もいちばん多い | 少し寒さがやわらぐ。霧は同じくらい | 暖かくなり始めるが、氷点下の記録もある |
| フエ | 雨が多い | 雨は減ったが残っている | 雨がいちばん少ない時期 |
| ダナン・ホイアン | 雨が多い | 雨がいちばん少ない。海は冷たい | 乾いていて、海が温まり始める |
| ニャチャン | 海が荒れやすい季節 | テトのころまで波が高い日。そのあと落ち着く流れ | 海が穏やかになっていく |
| ムイネー | 風の強い季節 | 風がいちばん強い | 風の季節の終わりごろ |
| 南部(ホーチミン・メコン・フーコック) | 乾季。夜がいちばん涼しい | いちばん乾く | 乾いていて暑くなる。フーコックは日照がいちばん長い |
| ダラット | 乾季。夜は寒い | 乾季。昼夜の気温差がいちばん大きい | 乾季の終わりごろ |
| 混み具合 | 年末年始の最初の週がいちばん高い | テトの週がいちばん高い | 正月祭りの場所のほかは落ち着く |
この時期が向いている人
雨を気にせずビーチで過ごしたい人はフーコックや南部、海辺と古い町並みを両方楽しみたい人はダナンとホイアンがぴったりです。フォンニャの探検洞窟ツアーは2月はすべて催行期間内で、ダラットも晴れる日の多い乾季です。
テトから離れた週に行ける人なら、年末年始より落ち着いた中で旅ができます。前の月の様子は1月のベトナムで確認できます。
ほかの月がいい人
ダナンで長く泳ぎたい人は、海が温まり始める3月のダナンのほうが向いています。ニャチャンで穏やかな海を楽しみたい人も、3月のニャチャンを見てから決めると安心です。
北部の青空や、すっきり見えるハロン湾の景色を目当てにするなら、2月は向いていません。どうしてもテトの週しか休めない場合は、交通と宿を早めに押さえ、閉まる店が少ないリゾートやホテル中心の旅にするのがおすすめです。ベトナム全体の旅の組み立て方はベトナム旅行ガイドにまとめています。
🎡観光・体験79
🍜グルメ11
🏨宿泊16
🚇交通16
🧭基本情報33
🧭ベトナム全国・基本情報10
よくある質問
安心して泳げるのはフーコックです。雨が一年でいちばん少なく、風も弱い時期です。ダナンも泳げますが、海の水が一年でいちばん冷たいころなので、長く泳ぐと冷たく感じます。ニャチャンはテトのころまで波の高い日があり、ムイネーは風が強いので海水浴には向きません。
昼は21度、夜は16度前後で、東京の4月下旬から5月ごろの気温です。ただ日差しがほとんどなく、霧雨と湿気が多いので、数字より肌寒く感じます。冷たい空気が入ると1日の平均気温が15度を下回る日もあるので、薄手のダウンか厚手の上着を持っていきましょう。
旅行はできますが、テトの約2週間前から元宵(旧暦1月15日)ごろまでは飛行機や列車が混み、連休中は地元の食堂や銀行の窓口が休みます。リゾートの宿も早く埋まります。ホテルやモール、観光地の食堂は開いているので、交通と宿を早めに押さえれば過ごせます。
昼の気温がいちばん高いのはホーチミンで、33度前後です。夜も暖かいのはフーコックとコンダオで、24度前後あります。ビーチで過ごすならフーコックが第一候補です。
いいえ。2月はダナンで雨が一年でいちばん少ない月です。秋から続いた雨の季節は終わっていて、街歩きや海辺の散歩に向いています。ただし同じ中部でもフエはまだ雨が残っています。
北部は長袖に薄手のダウンや厚手の上着と傘、サパやハザンの高原は真冬の服装が必要です。ダナンとホイアンは昼は半袖で朝晩に薄手の上着、ダラットは夜に厚手の上着、南部とビーチは真夏の服装に日差し対策をしてください。
2月に雪が確認されたのはファンシーパン山頂で一度だけです。雪を目当てに行く時期ではありません。ただし霧の日がほとんどで、夜は8度前後まで下がり、3月にも氷点下の記録があるので、真冬の服装で行きましょう。
大晦日の夕方から旧暦1月3日ごろまでは、地元の食堂や屋台の多くが休みます。ホテルのレストラン、ショッピングモールのフードコート、チェーン店、観光地の食堂は営業しています。ATMとカードは使えますが、銀行の窓口は連休中ずっと閉まります。
テトの週はベトナム国内の旅行者が大勢動くので、宿も交通も早く埋まって料金が上がります。前後の数週間も切符は早く埋まります。テトから離れた週なら年末年始よりは落ち着いていますが、フーコックはテトのあとも旅行者の多い時期で、すぐに安くなるわけではありません。
日本のパスポートなら45日までビザなしで入国できます。45日を超えて滞在する場合は、eビザ(最長90日)を申請します。eビザは営業日で処理されるので、テトの前後に出発するなら早めに申請しておきましょう。
