3月のニャチャン旅行: 海が穏やかになる月、天気と海水温、そして料金
3月はニャチャンで海に入れるようになる月です。秋から続いていた波が収まり、海水温も上がります。雨はほとんど降らないのに人は少なめです。何をすると良いか、どこへ行くと良いかを順に整理しました。
| 天気 | 雨はほとんど降りません。空が開けた日が多く、予定が流れることはまれです。 |
|---|---|
| 海 | 秋から続いていた波が収まります。島へ渡る船もよく出ます。 |
| 海水浴 | 海水温がはっきり上がります。長く浮かんでいても冷えません。 |
| 水中 | シュノーケリングとダイビングができ始めます。クラゲもまだ来ていません。 |
| 人出 | テトは終わり、夏の客はまだ先です。一年で空いている方に入ります。 |
| 料金 | 繁忙期ではないため、宿もツアーも値が下がっています。 |
1. 3月のニャチャンはどんな月か
2. 3月の天気はこうなります
3. 海が静かになります
4. 海水温が上がります
5. 島へ渡る船がよく出ます
6. 水の中で見るもの: シュノーケリングとダイビング
7. クラゲの心配が少ない月です
8. ビーチですると良いこと
9. 再び開いたバオダイ別荘
10. 市街を歩いて見るもの
11. ダム市場と食べるもの
12. 泥風呂に体を沈める日
13. ヴィンワンダーズとロープウェイ
14. 市街の外へ出てみる
15. 人が空く月です
16. 料金が良い区間です
17. ロシアからの客がまだいる月
18. 3月8日は食堂が混みます
19. どこに泊まると良いか
20. 空港から市街へ、そして3泊4日
21. 4月と比べると、そしてまとめ

1. 3月のニャチャンはどんな月か
3月になると、ニャチャンで海に入れるようになります。この一行が、3月を前の3か月と分けています。
12月も1月も2月も、ニャチャンは晴れて雨が少ない月でした。ただしその時期は海のほうに難がありました。波が高い日には市街のビーチに遊泳禁止の表示が立ち、水も冷たくて長くは浮かんでいられません。天気は良いのに海が使えない日が混じっていたわけです。
3月にはその制約がほどけます。波が収まり、海水が温まり始めます。島へ渡る船もほぼ毎日出ます。
予定の組み方が変わります
前の3か月は、海の予定を入れつつ駄目だったときの備えも必要でした。船が止まれば市街へ回し、波が高ければ屋内へ移るという具合です。
3月はその必要が減ります。朝の船に乗って半日を水の中で過ごし、午後に戻るという流れがそのまま通ります。代わりにこの月に避けるのは雨ではなく、日差しが強くなる真昼です。
人は少なく、料金は下がっています
テトの連休は過ぎ、ベトナムの人が一斉に動く夏休みはまだ先です。その間に挟まれた月なので、通りもビーチも混みません。宿もツアーも繁忙期より安く収まります。
天気の良い月は料金が上がり、料金の安い月は天気が物足りないのが普通ですが、3月は両方がそろいます。こういう月は一年にそう多くありません。
どんな人に向く月か
海を中心に組む旅なら、ほぼ理想に近い時期です。海水浴もシュノーケリングも島の一日も、体験ダイビングも通ります。どれも天気の運に左右されません。
子ども連れにも同じ理由で向きます。水が温かくて長く遊ばせられますし、クラゲの時期にもまだ入っていません。費用を抑えたい場合にも合います。
逆にこの月が最適でないのは、水中の見通しを最優先する場合です。それは4月と5月の話で、3月はその一歩手前だと正直に書いておきます。
2. 3月の天気はこうなります
雨の心配はほとんど要りません。ニャチャンの雨季は秋に寄っていて、3月はその時期から最も遠いところにあります。
2月より少しは増えます。とはいえ一年を通して見れば依然として少ないほうです。何日も降り続く雨はこの月にはほぼなく、降ってもすぐ通り過ぎます。傘は持っていても出番が少ないはずです。
昼は暑く、夕方は過ごしやすくなります
日中は29度あたりまで上がります。2月より1、2度高い程度ですが、日差しが強いので体感の差はもっと大きくなります。真昼に長く歩くと消耗しますから、帽子と日焼け止めは入れておいたほうが楽です。
日が落ちると急に過ごしやすくなります。夕方に海沿いを歩くには、これ以上ない時期です。薄手の長袖が一枚あれば足ります。厚手のものは要りません。
雲が少ない期間が年明けから春まで続き、3月もその中に入ります。写真を撮る予定があるなら、日の低い朝と夕方の光がいちばん良く出ます。
一日をどう割るか
| 時間帯 | 向いていること |
|---|---|
| 早朝 | 島へ渡る船、市街の遺跡めぐり |
| 真昼 | 水の中にいるか、屋内へ移る |
| 夕方前 | ビーチ、散歩、カフェ |
| 夜 | チャンフー通り、市場、食事 |
真昼を外すのが3月の予定づくりのこつです。雨を避けていた秋と違って、この月は日差しを避けます。水の中にいれば真昼も耐えられるので、暑い時間を海で過ごすのもひとつの手です。
湿度は年の後半ほど高くありません。それもあって暑さが耐えやすくなっています。日陰を選び、水を持ち歩けば、日なたを延々と歩く予定さえ組まなければ午後も十分に動けます。
3. 海が静かになります
ニャチャンには海が荒れる時期が別にあります。湾を管理する側はその始まりを旧暦9月とし、テトのころまでをその区間と見ています。新暦に置き換えると秋から冬の終わりまでです。
3月はその区間が過ぎた後です。波が高くて船が出ない日や、ビーチに表示が立つ日がはっきり減ります。朝に窓の外を見てその日の予定を組み直すことが、確かに少なくなります。
表示と旗はそのまま運用されます
市街のビーチはニャチャン湾管理事務所が見ています。チャンフー通りからファムヴァンドン海岸公園まで続く区間で、危ない日には四か国語で書いた遊泳禁止の表示を出します。救助の人は朝5時から夕方6時半まで出ています。
旗も合わせて見ます。赤い旗が出ている日は入らないのが正解です。表面が穏やかに見えても、沖へ引く流れができている場所があります。
この海岸で怖いのは水温ではなく水の動きです。岸から見て平らに見える日でも、沖へ向かう流れができていることがあります。流されたと感じたら、逆らわずに岸と平行に泳ぎ、片手を上げて救助の人に見えるようにしてください。
救助の人が出ている時間のうちに泳ぎ終えるほうが安心です。日が落ちてから入るのは、どの月でも勧められません。
秋と冬の事情は9月から11月の雨季と台風の案内にまとめてあります。
4. 海水温が上がります
ニャチャンの海水がいちばん冷たくなるのは1月です。2月に少し上がりますが、体感では1月とそう変わりません。2月の案内にも、水はまだ冷たいほうだと書いてあります。
3月は違います。水温がはっきり上がって、長く浮かんでいても冷えません。26度あたりで、入ってしばらくいても体が冷えない程度と考えてください。
この差が予定を変えます
水が冷たいと、少し入ってすぐ出ることになります。シュノーケリングも長くは続きません。温かくなれば半日を海で過ごせます。
ですから3月からは、予定の中心に海を置いて構いません。朝に一度、夕方前にもう一度入るように分けてもいいですし、島へ出て一日まるごと水の中で過ごしてもかまいません。
子ども連れの場合
水が温かいことは、子どもを連れている場合にいっそう効いてきます。冬はすぐ寒がって長く遊ばせにくいのですが、3月にはその問題が薄れます。
代わりに気をつけるのは日差しです。ラッシュガードを着せるほうが安心です。水の中にいても肩と背中は焼けます。
もうひとつ小さな利点があります。海が温かいとホテルのプールに頼らずに済みます。涼しい月は結局プールで泳ぐことになりがちで、海辺の町に来た意味が薄れてしまいます。
5. 島へ渡る船がよく出ます
ニャチャンでいちばん多く選ばれるのが、船で島へ出ることです。朝に出てシュノーケリングをして昼を食べ、午後に戻ってくる流れです。
この船が秋と冬には波でよく止まりました。3月は欠航がまれです。現地のツアー業界も船がよく出る時期を1月から9月と見ていて、3月はその中でも海が穏やかなほうに入ります。
船はたいてい朝に出ます
出発は港からです(Nha Trang Port地図)。朝に集まって出て、夕方前に戻る日程が普通です。宿まで迎えに来てくれる商品も多くあります。
船の種類で雰囲気がかなり変わります。大勢で乗る大きな船は安いかわりに人が多く、小さな船で出る商品は静かです。船酔いが心配なら、3月のように波が低い月に乗るほうが有利です。
コースが夏と違うことがあります
波の向きの関係で、晩秋から春にかけては島の南側に船をつけることが多くなります。夏に来たことがある方なら、同じ島なのに違う側に着くのに気づくかもしれません。
どの島をどの順に回るか、料金はいくらかはニャチャンの島ツアー案内にまとめてあります。ホンムン(Hon Mun地図)とホンタム(Hon Tam地図)がいちばんよく出てきます。

6. 水の中で見るもの: シュノーケリングとダイビング
ニャチャンでダイビングができる時期は3月から10月までです。3月がその入口が開く月にあたります。
いちばん良いのは4月から8月のあいだです。水中の透明度でいえば4月と5月が一年で最も高くなります。3月はその直前なので、良くなっていく途中と見るのが正確です。
初めての場合
資格がなくても、インストラクターと一緒に短く潜る体験のコースがあります。浅いところで呼吸の仕方を習い、そばについてもらって一緒に下りていきます。ホンムンの沖がいちばんよく使われる場所です。
資格を持っていれば選べる幅が広がります。ニャチャンは浅い場所が多く、最初に習う場所として無理がないところとして知られています。
シュノーケリングは別に用意しなくて大丈夫です
島ツアーのほとんどに含まれています。船で道具を貸してくれて、水に入る時間も別に取ってあります。海が温かくなった3月にはこちらのほうがずっと楽です。
顔に合わないマスクだと水が入って落ち着きません。気になる場合は自分の道具を持っていってもいいでしょう。かさばりません。
3月の見通しは、そこそこ良くてこれから良くなる、という言い方が近いです。サンゴも魚も色も十分見えますが、4月や5月ほど遠くまでは見通せません。多くの人にとっては、人が少ないことと引き換えなら妥当な取引です。
7. クラゲの心配が少ない月です
ベトナム中南部の海にはクラゲが出る時期があります。おおむね4月から10月までで、強く刺す種類は真夏に目立ちます。
3月はその時期が始まる前です。水に入るときにクラゲを気にすることがほとんどありません。
水は温まっているのにクラゲはまだ来ていない区間なので、海水浴という一点だけで見れば3月は一年でも指折りに気楽な月です。ここは夏とはっきり違います。
子ども連れならこの差はさらに大きくなります。夏は水に入るたびに気を配ることになりますが、3月にはその負担がありません。
8. ビーチですると良いこと
市街のビーチはチャンフー通りに沿って長く続きます(Tran Phu Beach地図)。宿から歩いて出てそのまま入れるのがニャチャンの強みです。
3月は午前に一度、夕方前にもう一度入るように分けると具合が良くなります。真昼は日差しが強すぎます。
砂浜には椅子とパラソルを貸す場所があります。宿が用意している区画を使うこともできますし、その場で借りることもできます。シャワーのある区画もあるので、入る前に見ておくと後が楽です。
市街以外のビーチ
| どこ | どんな場所か |
|---|---|
| チャンフー | 市街の真ん中。歩いて行けます |
| ホンチョン | 岩と海を眺める場所。泳ぐより見る場所です |
| ドックレット | 北へかなり上がります。砂が細かく静かです |
| バイザイ | 南の空港方面。リゾートが集まっています |
ホンチョン(Hon Chong地図)は市街から近いので、朝に少し寄るのに向きます。大きな岩が海へ張り出し、その向こうに湾が見えます。長くかからないので市街の予定に挟みやすい場所です。
ドックレット(Doc Let Beach地図)は車でかなり走るため、一日空けておく必要があります。そのぶん市街のビーチとは雰囲気がまるで違います。砂が白く、浅いところが長く続くので子どもと遊ぶのに向きます。
バイザイ(Bai Dai地図)はカムラン空港のほうにあります。到着日か出発日に組み込むと移動がすっきりします。リゾートに泊まればビーチはすぐ目の前です。
市街のビーチで意外に思われるのがその長さです。端から端まで歩くと一時間以上かかり、歩くにつれて様子も変わります。北側はにぎやかで建物が多く、南へ行くほど落ち着いてきます。宿の前が混んでいても、十分ほど歩けばたいてい解決します。

9. 再び開いたバオダイ別荘
3月の予定に新しく入れられる場所がひとつあります。バオダイ別荘です。本来の名前はカウダー別荘で、10年以上閉まっていたのが再び開きました。
海を見下ろすカインロン丘の上に建っています(Bao Dai Villa地図)。フランス式に建てられた家が5棟まとまっていて、建ってから百年近くになります。ベトナム最後の皇帝が夏に滞在した場所として知られています。
行く前に知っておくこと
| 項目 | いまの状態 |
|---|---|
| 見学料 | 無料です |
| 開く曜日 | 月曜から金曜まで |
| 開く時間 | 午前7時から11時30分、午後1時30分から5時30分 |
| 中に入れる棟 | 5棟のうち2棟 |
5棟のうち手を入れたのは2棟だけで、中を見られるのもその2棟です。残りは外から眺めることになります。省が全体の修復を進めると表明しているので、いまの姿が長くは残らないかもしれません。
何を見ることになるか
建物そのものが見どころです。黄色い壁に水色の鎧戸をつけたフランス式の家で、海側に窓が開いています。丘の上なので、庭から湾と沖の島が見渡せます。
中に入ると当時の家具と部屋の造りを見ることになります。規模が大きくないので一時間もあれば足ります。
ここが何ではないかも書いておきます。多言語の解説板が並ぶ整った博物館にはなっていません。2棟を安全に見られる状態にして公開しただけで、残りは順番待ちのままです。作り込まれた展示ではなく、建物と湾を見下ろす立地を目当てに行けば十分に報われます。
海洋博物館と組むと良くなります
すぐ下に海洋博物館があります(Institute of Oceanography地図)。歩いて行ける距離なので、半日で二か所をまとめて見られます。真昼の日差しを避けるのにも合います。
この一帯は港のほうで、市街の中心からは少し離れています。タクシーで移動して、帰りにビーチへもう一度寄ると一日がちょうど埋まります。

10. 市街を歩いて見るもの
ニャチャンの市街は大きくありません。歩いて見られる場所が数か所まとまっているので、半日あればゆとりを持って回れます。
3月は午前に回るほうが楽です。真昼に遺跡を歩くと暑さで消耗します。日陰の少ない場所が多いためです。
| どこ | 見学料 | どんな場所か |
|---|---|---|
| ポーナガル | 30,000ドン | レンガを積んだチャンパの寺院。川の向こうです |
| ロンソン寺 | 無料 | 白い仏像がある寺。階段を上がります |
| 大聖堂 | 無料 | 石造りの聖堂。市街の真ん中です |
| イェルサン博物館 | あります | ここに長く住んだ医師の資料 |
ポーナガル(Po Nagar地図)は川の向こうなのでタクシーが楽です。レンガの塔が高台に立ち、その下に川と船が見えます。いまも祈りの場なので肩と膝を隠す服が要りますが、入口で上着を貸してくれることもあります。
ロンソン寺(Long Son Pagoda地図)と大聖堂(Nha Trang Cathedral地図)は互いに近く、続けて歩けます。ロンソン寺の白い仏像は裏の階段を上がった先にあり、段数がそれなりにあるので午前のうちに上がるほうが楽です。
イェルサン博物館(Yersin Museum地図)まで入れると一日が埋まります。屋内なので真昼に寄るのに向きます。それぞれの詳しい話はニャチャンでしたいことの案内にまとめてあります。
移動についてひとつ。これらは旧市街のように一か所に固まってはおらず、市内に散らばっています。歩く日でも間はタクシーを使うことになります。市内の料金は安く、配車アプリも使えるので、二、三か所を回るのは難しくありません。



11. ダム市場と食べるもの
ダム市場はニャチャンでいちばん大きな市場です(Dam Market地図)。朝5時に開いて夕方6時半に閉まります。
早い時間なら買い物に来た人のあいだを歩けますし、昼に行けば土産物の側が開いています。まわりに食べる場所が集まっているので、一食を済ませるのにも向きます。
ニャチャンで食べておきたいもの
ネムヌンがこの町でよく知られています。焼いた豚肉をライスペーパーに野菜と一緒に巻いて食べます。思ったより数を食べることになるので、最初は少なめに頼んでも構いません。
ブンチャーカーもこの土地のものです。魚をすり身にした練り物を入れた麺で、朝に出す店が多くあります。汁が澄んでいるので暑い日でも重くなりません。
海鮮は夕方にビーチの裏の路地へ行けば食べられます。水槽から選ぶとその場で調理してくれます。どの店が良いかはニャチャンの食べ物案内に別に書いてあります。
3月は人が少ない月なので、夕方に席が空くのを待つことはまずありません。人気の店でもたいていそのまま入れます。
朝食は宿で済ませるより外で取るほうが得るものが多い町です。地元の習慣は早い時間に麺を一杯で、上手な店ほど昼前には閉まります。3月なら暑くなる前に出かけられます。

12. 泥風呂に体を沈める日
ニャチャンで古くからある過ごし方のひとつが泥風呂です。温かい湯に泥を溶いた浴槽に入り、流してから温泉の湯に体を沈めるという順です。
3月の予定にこれを入れると良い理由があります。真昼の日差しが強くて外にいづらい時間ができますが、その時間をここで使えば一日を無駄にせずに済みます。
順番とかかる時間
泥に浸かる時間は長くありません。体に泥をつけて少し乾かし、流してから温泉と屋外プールを使います。全部あわせて2、3時間ほど見ておけば足ります。
水着を着て入ります。タオルはたいてい施設で用意しますが、確かめておくほうが安心です。泥は落ちにくいので、明るい色の水着は避けるのが無難です。
どこへ行けばよいか
タップバーがいちばん古く、市街からも近い場所です(Thap Ba Hot Spring地図)。新しく造った施設も何か所かできました。市街寄りの場所(Galina Mud Bath地図)もあるので、移動が面倒なら そちらを見ても構いません。
料金と含まれる内容は施設ごとに違います。個室の浴槽か大勢で使う浴槽かでも変わります。五か所を並べて比べた内容はニャチャンの泥風呂案内にまとめてあります。
13. ヴィンワンダーズとロープウェイ
沖の島に遊園地があります。海の上を渡るロープウェイに乗って入ります(Vinpearl Cable Car地図)。
子ども連れなら一日まるごと使うことになります。水遊びの施設と乗り物が同じ場所にあり、食べるところも中にあるので、入ってしまえば外に出る必要がありません。
3月にとくに都合が良い理由
風が強いとロープウェイが止まる日があります。波が収まる3月にはそういう日が減ります。止まった場合も船で渡れるようにしてあります。
水遊びの施設が屋外にあることも、この月と噛み合います。冬は水が冷たくて入るのをためらいますが、3月にはその負担が軽くなります。
時間の使い方
朝早く入れば、混む前に人気のものから乗れます。真昼は屋内か水遊びのほうへ移り、夕方前にまた外へ戻ると具合が良くなります。
券をどこで買うのが良いか、中で何から乗ると良いかはヴィンワンダーズ・ニャチャンの案内に書いてあります。
14. 市街の外へ出てみる
一日余るなら市街を離れてみるのも良い選択です。3月は道が乾いて天気も落ち着いているので、移動が楽になります。
滝と渓谷
バーホーの滝がいちばん近い場所です(Ba Ho Waterfall地図)。秋の洪水で渓谷の橋が流され、しばらくまともに入れませんでしたが、いまは復旧を終えて再び開いています。
岩を踏んで上がる区間があるので、滑りにくい靴が要ります。雨季は水が急に増えて危ないのですが、3月はその心配が少なくなります。かわりに水量が減っているので、滝そのものは雨季ほど大きくありません。
ヤンバイはもう少し遠いかわりに中の設備が整っています(Yang Bay地図)。道が整備されていて食べるところもあるので、子ども連れならこちらが楽です。
高原へ越える
ダラットまでは車で行きます。峠を越える道なので車窓が見どころですが、昼のあいだしか通れない区間があるため出発時刻を合わせる必要があります。どの道をどう行くかはニャチャンからダラットへの行き方にまとめてあります。
日帰りには遠いので、一泊するほうが無理がありません。ニャチャンが暑い時期にダラットは涼しいので、羽織るものを一枚多めに持っていってください。
手近なところでは、市街の内陸側の田園も行きやすく、短い旅では訪ねる人が多くありません。田んぼと塩田と小さな集落が車で一時間ほどのところにあり、3月は道が乾いて光もきれいなので向いています。半日の車の手配で十分に回れます。
なお、ニャチャンが属するカインホア省は旧ニントゥアンの地域まで含むようになりました。南へさらに下る予定も同じ省の中で動くことになります。
15. 人が空く月です
ニャチャンが混む時期は決まっています。1月と2月、それに夏の6月から8月までです。3月はその間に空いています。
理由は単純です。テトの連休が終わってベトナム国内の客が引き、学生が動く夏休みはまだ先だからです。
旅のうえでどう表れるか
| 何が | 3月には |
|---|---|
| ビーチの場所 | 余裕があります |
| 島ツアーの船 | 人が埋まりません |
| 食事の待ち | ほとんどありません |
| 写真 | 遺跡で待つことが減ります |
空いているからといって閉まる店が多いわけではありません。テトの連休のように商売が休む時期ではないので、普段どおり動いています。ここが2月の初めとは大きく違います。
島ツアーの船に人が少なければ、水に入っている時間が長くなります。同じ料金で実際に遊ぶ時間が増える計算です。
応対にも余裕が出ます。食事は注文が重ならず時間どおりに出てきますし、ダイビングの店も一度に受ける人数を減らせます。運転手も一日に何件も回さないので時間をゆったり使えます。案内には書かれませんが、空いた月と混んだ月の実際の違いはここに出ます。
16. 料金が良い区間です
宿の予約側が分ける基準でも、3月は閑散期に入ります。繁忙期は年明けの2か月と夏の3か月です。
ですから同じ部屋を夏より安く取れます。ツアーの料金も下がっていますし、テトの連休についていた食事の追加料金のようなものもありません。
そのかわり織り込んでおくこと
料金が低いからといって、いつ取っても良いわけではありません。海が良い月なので、ビーチ前の宿は週末から先に埋まります。
リゾートは早めに押さえるほうがはるかに有利です。とくにバイザイのほうは部屋数が決まっているので、遅く見ると残りは高くつきます。
航空券も同じです。閑散期なので全体の負担は軽いのですが、週末をまたぐと平日より上がります。日付を動かせるなら平日の出発を見るほうが得です。
下がるものとそのままのものは分けて見ておいてください。宿とツアーと航空券は時期で動きますが、入場料や食事の勘定は一年を通して似たようなものです。効きめの大きい項目のほうで差が出る形になります。
17. ロシアからの客がまだいる月
ニャチャンはロシアから来る人が多い町です。冬のあいだ、チャーター便がカムラン空港へ直接入ってきます。
このチャーター便は秋に始まって翌年の春まで続きます。3月はその終わりのほうです。終わったと言うには早く、盛りと言うには減っている時期にあたります。
通りではこう見えます
チャンフー通りを歩くと、ロシア語で書かれた看板とメニューがよく目に入ります。ロシア語の品書きを別に置いている食堂も珍しくありません。ロシアからの客に慣れた店が多く、英語よりロシア語が先に出ることもあります。
3月を過ぎるとこの割合が減り、夏の客に入れ替わります。ロシア語の看板が多いニャチャンを見たいなら、この月がほぼ最後です。
日本から向かう場合は、ホーチミンかハノイで乗り継いでカムランに入るのが一般的です。乗り継ぎの時間を含めて計画を組んでおくと当日が楽になります。

18. 3月8日は食堂が混みます
ベトナムで3月8日は大きく扱う日です。夕方に家族や友人と食事に出る人が多くなります。
その日の夜は、良い店がふさがっています。花の値段も上がります。観光地が閉まるわけではないので、予定全体が崩れることはありません。
ちなみに3月には日付を合わせて行くような大きな行事がありません。ポーナガル祭は旧暦で数えるので新暦では春の終わりにかかりますし、海の祭りは夏です。行事に合わせなくてよいぶん、日付は選びやすくなります。
19. どこに泊まると良いか
ニャチャンはどこに泊まるかで一日がかなり変わります。3月のように海をよく使う月ならなおさらです。
| 地区 | どんな場合に合うか |
|---|---|
| チャンフーのビーチ前 | 何度も海に入りたい場合 |
| 市街の内側 | 食堂と市場を歩いて回りたい場合 |
| ホンチェ島 | 中ですべて済ませたい場合 |
| バイザイ | 静かなリゾートで休みたい場合 |
初めてならビーチ前が無難です。朝に出て泳ぎ、戻って流すという形になります。道を一本渡れば海なので、荷物を持って遠くまで歩くことがありません。
市街の内側は海まで数ブロック歩きますが、食堂とカフェがずっと多くなります。宿の料金もビーチ前より低めです。
休むことが目的ならバイザイのリゾートを見ても構いません。市街へ出るには車が要るので、その一点だけ織り込んでください。
沖のホンチェ島は別の判断になります。泊まれば遊園地もビーチも目の前で、ロープウェイでいつでも渡れますが、市街へ食事に出るのは散歩ではなく移動になります。長めの滞在の何泊かに向き、短い旅の拠点には向きません。
地区ごとにどんな宿があるかはニャチャンの宿案内に詳しく書いてあります。
20. 空港から市街へ、そして3泊4日
飛行機はカムラン空港に降ります(Cam Ranh Airport地図)。市街までは約35kmで、道が普通なら車で45分から1時間ほどです。
空港の中に料金を決めてあるタクシーの窓口があります。車を先に呼んでおけば、夜に着いても待つことがありません。詳しい方法はカムラン空港から市街へ行く方法に書いてあります。
3泊4日ならこうなります
| 日 | 何をするか |
|---|---|
| 1日目 | 到着、チャンフーのビーチ、夜に市街を歩く |
| 2日目 | 島ツアーとシュノーケリング |
| 3日目 | 午前にポーナガルと市街、真昼に泥風呂 |
| 4日目 | バオダイ別荘と海洋博物館、午後に出発 |
4日目の予定は曜日を見て決めてください。バオダイ別荘が週末に開かないので、週末に発つなら この順番を前に繰り上げるほうが安全です。
もう一日あればバーホーの滝かドックレットのビーチを入れられます。二日あればダラットまで行って戻れます。
逆に日数が短いなら、島ツアーひとつを確実にして残りはビーチと市街で埋めても構いません。3月は船がよく出るので、その一つが崩れることはあまりありません。
あまり動きたくない場合は、二日を海に使って残りを空けておく組み方もあります。朝に泳いでよく食べ、暑くなったら遺跡か泥風呂へ移るという具合です。3月は決めずに過ごした一日でも無駄になりにくい月です。
21. 4月と比べると、そしてまとめ
3月と4月を並べて迷う方がいます。どちらも良い月ですが、性格が違います。
| 見るところ | 3月 | 4月 |
|---|---|---|
| 天気 | 暑いが耐えられます | もっと暑くなります |
| 水中 | 良くなっていく途中です | 一年でいちばん澄みます |
| クラゲ | ほとんどいません | 出始めます |
| 人出 | 空いています | 増えてきます |
| 料金 | 低いままです | 上がっていきます |
水中をしっかり見たいなら4月のほうが上です。人が少なく料金が低いほうを選ぶなら3月です。
3月を選ぶ理由
雨がほとんど降らず、波が収まって船がよく出て、水が温かくて長く遊べます。クラゲもまだいません。そのうえ人が少なく料金も低いままです。
もうひとつあります。長く閉まっていたバオダイ別荘が再び開いて、市街の予定に入れられる場所が増えました。
予約を早くから固めなくてよい月でもあります。週末のビーチ前の宿を除けば、その日に決めて動けます。すべてを前もって手配する繁忙期とは旅の仕方が変わります。
ずらすほうが良い場合
水中がいちばん澄む時期を見たいなら一、二か月ずらしても構いません。逆に暑さに弱いなら1月や2月のほうが向きます。1月の案内と2月の案内を合わせて見ると判断しやすくなります。
ダナンと迷っているならダナンとニャチャンの比較をご覧ください。街全体の回り方はニャチャン旅行ガイドにまとめてあります。
🎡観光・体験21
🏨宿泊6
🚇交通3
🧭基本情報6
🧭ベトナム全国・基本情報114
3月のニャチャン、よくある質問
泳げます。秋から続いていた波が3月に収まり、海水温も上がります。長く浮かんでいても冷えない程度です。ただし遊泳禁止の表示が出た日や赤い旗の日は入らないでください。
ほとんど降りません。ニャチャンの雨季は秋に寄っていて、3月はその時期から最も遠いところにあります。2月より少し増えますが、予定を流すほどの量ではありません。
何を重く見るかによります。水中がいちばん澄む時期を望むなら4月と5月です。人が少なく料金が低いほうを望むなら3月です。クラゲは4月から出始めます。
3月はまれです。波が下がる月なのでほぼ毎日出ます。ただし晩秋から春は波の向きの関係で島の南側に船をつけることがあり、コースが夏と違う場合があります。
月曜から金曜の日中だけです。午前7時から11時30分、午後1時30分から5時30分になります。週末は開かないので気をつけてください。見学料はかかりません。
閑散期に入るので繁忙期より低めです。ニャチャンが混むのは年明けの2か月と夏の3か月です。ただし海が良い月なのでビーチ前は週末から埋まります。早めに押さえるほうが安心です。
夏の服を中心にすれば大丈夫です。日中は暑く日差しも強いので帽子と日焼け止めが要ります。日が落ちると過ごしやすくなるので、薄手の羽織るものを一枚入れておけば足ります。
向いています。水が温かくて長く遊ばせられますし、クラゲもまだいません。人が少ないのでビーチの場所にも余裕があります。日差しが強いのでラッシュガードと帽子は用意してください。
日付を合わせて行くような大きな行事はありません。ポーナガル祭は旧暦で数えるため春の終わりにかかり、海の祭りは夏です。ただし3月8日の夜は食堂が混みます。