12月のベトナム旅行ガイド|地域別のおすすめと気候・服装、クリスマスと年越しの過ごし方

年末年始のベトナムは、晴れて海が穏やかな南部とフーコック島がいちばん無難で、北部は晴れても肌寒く、中部の海沿いはまだ雨が残ります。主な旅行先18か所の天気と服装、クリスマスや年越しを過ごす街、船の運航や宿の予約のコツまでまとめました。

2026-09-26
この記事のポイント

いちばん無難海で過ごすならフーコック島。雨が少なく、島の西側の海が穏やかです。
北部ハノイ・ハロン湾・ニンビンは雨が少なく、気温は東京の10月くらい。寒気が来た日は11月並みに冷えます。
中部ダナン・ホイアン・フエは雨が減ってきますが、まだ降る日が多く、月末のほうが安定します。
山と高原サパとハザンはかなり寒く、ダラットは晴れの日が多くて夜だけ冷えます。
クリスマスハノイ大教会やファットジエム大聖堂など、各地の教会が月の初めから飾り付けられます。
年越しここ数年はハノイのホアンキエム湖やホーチミンのグエンフエ通りでカウントダウンがありました。
予約クリスマスから年明けは料金が上がり、リゾートによってはガラディナー代が別にかかります。
入国日本のパスポートなら45日までビザなしで滞在できます。
フーコック島サンセットタウンの時計塔の上に上がる夜の花火
フーコック島のサンセットタウンでは、夜のショーのあとに花火が上がります。

1. まず結論:年末年始のベトナムは南部がいちばん安定

年末年始の休みに海でのんびりしたいなら、行き先はフーコック島がいちばん無難です。この時期のベトナム南部は雨季が終わって乾季に入り、晴れる日が続きます。ホーチミンやムイネー、メコンデルタも過ごしやすい季節です。

北部のハノイやハロン湾は雨がほとんど降りませんが、朝晩はひんやりします。街歩きやクルーズ、景色を楽しむ旅にはちょうどいい気候で、海水浴には向きません。

中部のダナンやホイアン、ニャチャンは、秋の大雨の時期にくらべると雨がぐっと減ります。それでもダナンやホイアンは雨の日がまだ多く、ニャチャンも月の初めは雨が多めです。風で海が荒れて島へ渡る船が出ない日もあるので、行くなら月の初めより終わりのほうが安心です。

旅のスタイルで選ぶなら

ビーチリゾートでゆっくりするならフーコック島、風を使うマリンスポーツが好きならムイネーがおすすめです。街とクリスマスの雰囲気を楽しむならハノイかホーチミン、涼しい高原ならダラットが合います。

寒さも旅の楽しみという人にはサパやハザンの山もありますが、霜が降りるほど冷え込む時期です。北と南を1回の旅でまわるなら、夏服と冬の上着の両方を持っていきましょう。

フーコック島はクリスマスから年明けにかけてホテルが一気に埋まり、料金も上がります。日程が決まったら、航空券と同じタイミングで宿も押さえておくと安心です。

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2. 地域によって天気が違うわけ

冬になると、北の中国大陸から冷たく乾いた風が吹き下りてくる日が増えます。北部ではこの風のおかげで空気が乾き、晴れて寒い日が多くなります。細かい雨やどんよりした曇りの日が増えるのは、年が明けた1月から3月ごろです。

中部の海沿いに雨が残る理由

同じ冷たい風が海を渡って中部の海岸に吹きつけ、海沿いの山にぶつかると雨を降らせます。そのためダナンやフエなど中部の海沿いは、秋の終わりから冬の初めが雨季です。この時期は、その雨季が終わりに向かうころにあたります。

いっぽう南部と島々は、夏に雨が降る地域です。冬には雨季が明けて乾季に入り、晴れの日が続きます。この流れを頭に入れておくと、次の一覧表も読みやすくなります。

3. 地域別の天気と気温の早見表

ベトナムの主な旅行先18か所について、この時期の天気と日中・夜の気温をまとめました。気温は服装を決める目安にしてください。雨は、旅行中に傘が必要になりそうかどうかを言葉で書いています。

地域12月の旅行日中夜雨ひとこと
ハノイおすすめ22℃16℃ほとんど降らない晴れても肌寒い。東京の10月くらい(寒気が来た日は11月並み)
ニンビン(チャンアン・タムコック)おすすめ22℃16℃ほとんど降らないハノイと同じ。舟は通常どおり
ハロン湾おすすめ22℃15℃ほとんど降らないクルーズは運航。海は冷たい
カットバ島・ハイフォンおすすめ22℃16℃ほとんど降らないハロン湾と同じ
サパ条件次第でOK13℃7℃ときどき(霧と小雨が多い)寒い。霜や氷が張ることも
ハザン条件次第でOK22℃(町なか)14℃(町なか)少ない高原は町なかよりずっと寒い
ダラットおすすめ21℃13℃ほとんど降らない乾季の始まり。晴れが多く、夜は冷える
マンデンおすすめ涼しい冷えるほとんど降らない標高の高い高原で、夜は寒い
ムイネー・ファンティエットおすすめ30℃22℃ほとんど降らない晴れて風が強い。カイトサーフィンの季節
ホーチミンおすすめ31℃21℃少ない乾季の始まり。朝晩は1年でも涼しいほう
メコンデルタ(カントー)おすすめ30℃23℃少ない水が引いた乾季のはじめ
フーコック島おすすめ30℃23℃少ない乾季でハイシーズン。西側の海が穏やか
コンダオ島条件次第でOK28℃25℃少ない天気はいいが風が強く、船が心配
ダナン条件次第でOK25℃20℃多い(11月よりは少ない)涼しい。海より観光向き
ホイアン条件次第でOK25℃20℃多いダナンと同じ。冠水は主に10〜11月
フエ別の月がおすすめ24℃19℃多い中部でいちばん雨が長く残る
フォンニャ条件次第でOK23℃18℃ときどき雨は大きく減った。一部の探検ツアーは休み
ニャチャン条件次第でOK27℃22℃ときどき(月の初めは多い)雨は減るが、風と波で島への船が止まる日も

気温はベトナム国家建設基準(QCVN 02)の気候資料をもとにした目安です。実際の天気は年によって違うので、出発前にベトナム国家水文気象予報センターの予報も見ておきましょう。

表の見かた

「おすすめ」は、特に気をつけることなく旅行しやすい地域です。「条件次第でOK」は、寒さや雨、船の欠航など、ひとつ気をつけることがある地域です。

「別の月がおすすめ」にしたのはフエです。中部の中でも雨がいちばん長く残り、歩いてまわる史跡が多いので、どうしても雨の中の観光になりやすくなります。

マンデンは標高1,000メートルを超える高原で、夜は冷えます。

4. ハノイ:大教会のクリスマスと湖畔の年越し

この時期のハノイは雨がほとんどなく、晴れる日もありますが、どんよりした曇りの日が少しずつ増えてきます。1年でいちばん寒い1月の手前で、霧雨の多い季節はまだ先です。

気温は東京の10月くらいで、寒気が来た日は11月並みに冷えます。日中は長袖1枚、朝晩は薄手の上着があるとちょうどいいです。

白い野菊は月の初めまで

ハノイの秋の終わりの花といえば、白い小さな野菊のホアミー(cúc họa mi)です。見ごろは11月で、12月は初めのうちが最後のチャンスになります。中旬にはほとんど散り、残っているのは写真撮影用の庭くらいです。

自転車の荷台に花を積んで売り歩く姿が見られるのも、11月末から12月初めまで。旧市街で花売りの自転車を撮りたいなら、旅行を月の初め(上旬)にしましょう(VnExpressの記事、ベトナム語)。

大教会のツリーとクリスマスイブの夜

旧市街のそばにあるハノイ大教会(セント・ジョセフ大聖堂)地図には、月の初めから大きなクリスマスツリーと、キリスト誕生の場面を再現した馬小屋の飾りが立ちます。昼間に行けば、人が少ないうちにゆっくり写真を撮れます。

24日の夜は、教会前のニャーチュン通りやリークオックスー通りが人で埋まり、車が入れなくなります(トゥオイチェー紙の記事)。この夜に行くなら、近くのホテルに泊まって歩いて行くのがいちばん楽です。

クリスマスの数日前の夕方は、飾りを売る店が並ぶハンマー通り地図も混み合います。赤や金の飾りが店先にずらりと並び、写真を撮りに来る人でにぎわいます。

年越しはホアンキエム湖へ

ここ数年はホアンキエム湖地図の歩行者天国とドンキンギアトゥック広場でカウントダウンが開かれ、0時に湖のまわりの何か所かで15分ほど花火が上がりました。会場や花火の場所は毎年あらためて決まるので、直前に現地のニュースで確かめてください。

湖の近くに泊まりたい人はハノイのホテルエリアの選び方を参考にしてください。旧市街の見どころはハノイ旅行ガイドにまとめています。

郊外のひまわりは早めに

ハノイから日帰りで行けるバーヴィー国立公園地図では、秋に野生のひまわり(ダークイ)が咲きます。公園の案内では見ごろは10月末から12月初めまでなので、中旬以降は期待しないほうがいいでしょう(バーヴィー国立公園の案内)。

かすんだ空の下、ハノイのロンビエン橋を走るバイク
ハノイのロンビエン橋。この時期は晴れる日もありますが、曇りの日も少しずつ増えてきます。

5. ニンビン:チャンアンの舟とファットジエム大聖堂

ハノイから日帰りで行けるニンビンでは、この時期もチャンアン地図の手こぎボートが通常どおり出ています。休みになるのはテト(旧正月)の前後くらいです。涼しいので、舟に乗って洞窟をくぐるのにちょうどいい季節です。

気温はハノイとほぼ同じで、舟の上は風があるぶん肌寒く感じます。薄手の上着を1枚持って乗りましょう。行き方やコースの違いはハノイからのニンビン日帰りガイドで紹介しています。

タムコックの田んぼは稲刈りのあと

タムコックの川沿いの田んぼは、この時期は何も植わっていません。稲作は年に1回で、黄金色に実るのは5月末から6月初めごろです。写真でよく見る黄色い田んぼは、この時期には見られません。

ファットジエム大聖堂のクリスマス

ハノイから車で南へ2時間あまりのファットジエム大聖堂地図は、石と木で建てられた古い教会です。月の初めからライトアップや提灯、大きなツリーと馬小屋の飾りが用意され、イブの夜には特設ステージで催しがあって何千人もの人が集まります(ティエンフォン紙の記事)。

ハノイから日帰りもできますが、夜の催しまで見るならニンビンに1泊するのがおすすめです。イブの夜は帰りの道も混むので、近くに宿を取っておけば慌てずにすみます。

イブにファットジエム大聖堂へ行くなら、ニンビンの宿は早めに予約しておきましょう。昼はチャンアンの舟、夜は教会と組み合わせると、1泊で無理なくまわれます。

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チャンアンの石灰岩の崖の下を流れる水路と、遠くに見える小舟
ニンビンのチャンアンでは、冬も手こぎボートが通常どおり出ています。

6. ハロン湾とカットバ島:冬のクルーズ事情

ハロン湾のクルーズ船は、この時期も通常どおり運航しています。季節で休むことはなく、止まるのは天気の警報が出た日だけです。

船はハロン国際旅客港地図やトゥアンチャウ港から出ます。乗船場所は予約確認書で確かめておきましょう。

海の水は冷たく、泳ぐのは難しい季節です。甲板に出ると風が冷たいので、上着は必ず持っていきましょう。カヤックに乗れるかどうかは船会社によって違い、天気のいい日だけのところもあります。

空は晴れる日もありますが、曇りの日が少しずつ増えてくる時期です。どんより曇って霧雨がかかる日が多くなるのは、年が明けた1月から3月ごろです。

いい船を選びやすい時期

この時期は1年の中でもお客さんが少なめなので、人気の船も予約が取りやすくなります。ただしクリスマスから年明けの連休は、先に席が埋まります。船の選び方はハロン湾クルーズの選び方にまとめています。

カットバ島とランハ湾

ハロン湾のとなりにあるランハ湾地図とカットバ島の町地図も、天気はハロン湾とほぼ同じです。晴れた日の海はきれいですが、やはり泳ぐには冷たい季節です。

島での過ごし方はカットバ島ガイド、港町のハイフォンについてはハイフォン旅行ガイドを見てください。

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ハロン湾の島々のあいだを進む、帆を張った木造のクルーズ船
ハロン湾のクルーズ船は冬も運航しています。止まるのは天気の警報が出た日だけです。

7. サパとファンシーパン:冬山の寒さと霜

サパの町なかは、日中が東京の12月くらいで、夜は7℃前後まで下がります。霧が出て小雨がぱらつく日が多く、じめじめした寒さになります。宿は暖房のあるところを選んでください。

町の中心はサパ湖地図のあたりです。ハノイからの行き方はハノイからサパへの行き方、町の歩き方はサパ旅行ガイドにまとめています。

霜はよく降りるが、雪は運しだい

標高の高いファンシーパン山頂地図では、初霜はたいてい11月で、この時期も霜が降りる日がよくあります。雪はめったに降らず、12月か1月に山頂にうっすら積もった年が何度かあるくらいです。サパの町に雪が降るのは、ごくまれです。

霜や氷はわりとよく見られ、雪は運がよければ見られる、くらいに考えておきましょう。雪を目当てに日程を組むのはおすすめしません。

ファンシーパンのケーブルカーには定期点検のための運休があり、その時期は年によって違います。11月末から12月の前半にかけて止まった年もあるので、行く前にサンワールドの運休のお知らせを確認してください。

クリスマスと冬のイベント

町の中心にある石造りの教会のまわりはクリスマスに合わせて飾り付けられ、24日の夜は人でにぎわいます。下旬から年明けにかけて、人工の雪などを使った冬のイベントが開かれる年もあります。名前や内容は毎年変わります。

バックハーの市場と競馬

週末の市場を見るなら、サパから足をのばしてバックハーへ。市場は日曜日で、競馬は毎週土曜日の午後です。曜日がずれているので、両方見たいなら土曜日から1泊しましょう。

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雲のかかった山の斜面に続くファンシーパンのケーブルカーのロープとゴンドラ
ファンシーパンのケーブルカーは点検で止まる時期があるので、行く前に確認しましょう。

8. ハザン:花の少ない季節の高原ドライブ

ハザンの町なかは日中それほど寒くありませんが、ループの見どころのドンヴァン高原地図は町よりずっと冷え込みます。バイクで走ると風で体感温度がさらに下がるので、手袋と風を通さない上着は必ず用意してください。

ハザンは行政上、トゥエンクアン省の一部になりました。現地の案内や地図で省の名前が違っていても、同じ場所です。

ソバの花も菜の花もない時期

秋に高原で咲くソバの花は、月の初めが最後で、年によってはもう終わっています。菜の花はちょうど種をまく時期で、咲くのは1月末から2月。スモモや桃の花はテトのあとです。

花の写真が目当てなら別の月のほうがいいですが、観光客が少なく道がすいているのはこの時期のよさです。国境近くのルンクー国旗塔地図まで、落ち着いてまわれます。

バイクツアーは許可のある会社で

地元の省はバイクでまわるループの取り締まりを強めていて、観光客を乗せて走れるのは許可を受けた旅行会社のツアーと、契約したドライバー(イージーライダー)だけです。飲酒運転や、疲れた状態での無理な運転も禁止されています(VnExpressの記事)。

コースや日数の組み方はハザン・ループのまわり方で紹介しています。

9. ダラットとマンデン:晴れの高原と花の季節

ダラットはこの時期に雨がほとんどやみ、1年でいちばん晴れの多い季節に入ります。日中は長袖で気持ちよく歩けますが、夜と明け方は冷え込むので上着は必ず持っていきましょう。気温は、日中が東京の10月、夜は11月くらいです。

町の中心はスアンフオン湖地図のあたりです。見どころはダラット旅行ガイドにまとめています。

花祭りは偶数の年だけ

ダラット花祭り(フェスティバル・ホア・ダラット)は2年に1回、偶数の年の12月に開かれます。期間や開幕日は回ごとに違い、会場の中心はラムヴィエン広場地図です。閉幕が年越しと重なる回が多くなっています(ダラット市の公式案内)。

奇数の年は花祭りがなく、ここ数年は大晦日にラムヴィエン広場でカウントダウンと花火がありました。旅行する年がどちらにあたるか、先に確認しておきましょう。

ピンクの草と早咲きの桜

ダラットの郊外では、11月初めから12月末まで、丘一面にピンク色の草(コーホン)が広がります。いちばんきれいなのは11月末で、この時期もまだ見られます。町から近い黄金の谷(トゥンルンヴァン)か、遠いタナンで見るのが定番です(VnExpressの記事)。

ダラットの桜(マイアンダオ)は、ふだんは1月末から2月初めに咲きます。早い年には月末にカウダットのあたりで最初の花が開くこともありますが、見られたらラッキーくらいに思っておきましょう。野生のひまわりは月の初めで終わります。

クリスマスと年末の宿

クリスマスには、鶏の教会の名で知られるダラット大聖堂や、ドメーヌ・ド・マリー教会が飾り付けられます。涼しい気候を求めて年末にベトナム国内から来る人が多いので、年末の宿は早く埋まります。宿選びはダラットのホテルエリアの選び方を見てください。

マンデンも乾季の高原

中部高原のマンデンも、この時期は雨がほとんど降らない乾季です。標高1,000メートルを超える高原なので、夜はかなり冷えます。もとはコントゥム省で、行政上はいまクアンガイ省に入っています。

桜はふつう1月ごろに咲き、早い年は月末に咲きはじめます。10月から12月はベトナム国内からの旅行者がいちばん多い時期で、町の近くにはダックケー湖地図があります。

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ダラットの花公園の花壇と銅像
ダラットの花公園。この時期は晴れる日が多く、昼間の町歩きが気持ちいい季節です。

10. ダナン・ホイアン・フエ:雨が残る中部の海沿い

ダナンの雨季は8月から12月、乾季は1月から7月です。この時期は11月よりずっと雨が減りますが、まだ降る日は多めです。ベトナムの大手メディアVnExpressの旅行案内では、12月末から3月末ごろが涼しくて過ごしやすい季節とされています(VnExpressのダナン案内)。

服は長袖を中心に、暖かい日の日中は半袖でも過ごせます。夕方は薄手の上着があると安心です。波の高い日が多いので、海で泳ぐより街歩きや観光を中心に考えましょう。ミーケービーチ地図も、この時期は眺めながら散歩するくらいがちょうどいいです。

月の初めや中旬に大雨が降って、市内の道路が冠水した年もあります。中部の海沿いに大雨の警報が出た年もあるので、日程に余裕をもたせ、行くなら月末寄りにするのがおすすめです。

ホイアンの冠水と満月の夜

ホイアンの旧市街が水につかるのは、主に10月から11月です。ただ、大雨が遅く来た年には、月の初めにも川沿いが冠水することがあります。くわしくはホイアンの冠水シーズンにまとめています。

旧市街では毎月、旧暦14日の夜に電灯を消してランタンをともし、トゥボン川に灯籠を流します。12月にもあり、新暦の日付は毎年変わります(ホイアン文化遺産保存センター)。

旧市街の中心は来遠橋(日本橋)地図のあたりです。行事の様子はホイアンのランタン祭りで紹介しています。

ダナンのクリスマスと年越し

ここ数年、ダナン市は年末にイベントを開いています。バクダン通りの川沿いにライトアップとツリーが並び、サンタのパレードや、大晦日のカウントダウンと花火、ドローンショーがありました。日程と内容は毎年変わるので、ダナン観光局の案内で確認してください。

フエは雨の日の観光になりやすい

フエはこの時期もまだ雨季です。はっきりした乾季がなく、雨が少なめになる時期があるだけで、いちばんいいのは2月から4月ごろ。涼しくてじめじめした天気が続きます(VnExpressのフエ案内)。

フエ王宮地図や皇帝廟は雨でも開いていますが、歩いてまわる場所なので、レインコートと濡れてもいい靴が必要です。宿はフエのホテルの選び方、見どころはフエ旅行ガイドで紹介しています。

ダナンのこの時期の天気は12月のダナン、雨の日の過ごし方はダナン・ホイアンの雨季ガイドでくわしく書いています。ほかの月も考えるならダナンのベストシーズン、街全体の情報はダナン旅行ガイドとホイアン旅行ガイドをどうぞ。

11. 中部の島と洞窟:クーラオチャム・リーソン・フォンニャ

ホイアンから日帰りで人気のクーラオチャム島地図は、3月から8月がいいシーズンです。それ以外の月は海が荒れて観光船のほとんどが出ないので、この時期に行くのは難しいと考えてください。夏の島の楽しみ方はクーラオチャム島日帰りガイドにあります。

中部の沖にあるリーソン島地図は、9月から12月が雨と荒れた海の季節です。船が止まると、島から何日も出られなくなることがあります。12月末から4月は海辺の岩が緑のコケで覆われる時期なので、これを見に行くなら月末以降に天気を見て決めましょう。

クーラオチャム島とリーソン島は、この時期は船が出ない、または帰りの船が止まるおそれがあります。島に泊まる予定を組むなら、帰国の前に1日以上の余裕を残してください。

フォンニャの洞窟は開いている

フォンニャは雨が大きく減って涼しくなり、寒い日もあります。船で入るフォンニャ洞窟地図や、天国の洞窟(ティエンドゥオン洞窟)は、ふつうはこの時期も開いています。

泊まりがけの探検ツアーは、運営するオキサリス社の案内によると、ソンドン洞窟は1月から8月だけで、この時期はありません。エン洞窟は12月から再開、トゥーラン洞窟は11月中旬から、ヴァ洞窟は1月1日からです(オキサリスのツアー案内)。

冬は水が冷たいので、泳いで進む区間をボートに替えることもあります。洞窟ごとの行き方と見どころはフォンニャの洞窟ガイドにまとめています。

12. ニャチャン:雨は減っても風と波に注意

ニャチャンは11月にくらべると雨がぐっと減りますが、月の初めはまだ雨の日が多めです。気をつけたいのは風で、波が高い日は港湾当局が観光船の出港を止めるため、島めぐりのツアーが中止になります。ホンチェー島へのケーブルカーも、強風の日は止まります。

島めぐりツアーは日本で先に予約せず、現地に着いてから天気を見て、1〜2日前に申し込むのが安心です。

カインホア省で近年起きた大きな洪水は、11月に集中していました。洪水のあとも観光はすぐに戻っていて、ホテルでは月の初めにクリスマスツリーが点灯されます。

ベトナム国内からの旅行者はそれほど多くない時期なので、静かに休みたい人に向いています(VnExpressの旅行案内より)。いっぽうで、ロシアやカザフスタンなど寒い国からの冬の旅行者は多く、年末は特ににぎわいます。

クリスマスと年越し

イブの夜は、町なかのニャチャン大聖堂地図(石の教会)に人が集まります。大晦日はここ数年、チャンフービーチ地図沿いの4月2日広場でカウントダウンと花火があり、その夜のチャンフー通りは車で大渋滞します。

風が強い日の過ごし方

海が荒れた日は、ニャチャンの泥温泉のように風に左右されない遊びに切り替えましょう。ビーチで過ごす時間がいちばん大事なら、フーコック島のほうが向いています(ムイネーは風が強い時期です)。ダナンと迷っている人はダナンとニャチャンの比較も参考になります。

この時期のニャチャンのくわしい天気は12月のニャチャン、翌月の様子は1月のニャチャンにあります。雨季全体の話はニャチャンの雨季と台風にまとめています。

宿はニャチャンのホテルエリアの選び方、空港からの移動はカムラン空港から市内への行き方を見てください。町の全体像はニャチャン旅行ガイドで。

ニャチャン大聖堂の時計塔と前庭、赤い花の咲く木
ニャチャン大聖堂。クリスマスイブの夜は、この教会に多くの人が集まります。

13. ムイネー:晴れて風の強いカイトサーフィンの季節

ムイネーとファンティエットは、雨がほとんど降らず晴れの日が続きます。そのかわり風がとても強く、カイトサーフィンのベストシーズンが12月中旬から3月末(4月初め)まで続きます。ロシアやドイツなどから、冬を越しに来るカイトサーファーがたくさん集まります(ベトナムプラスの記事)。

カイトビーチ地図では、海の上にたくさんのカイトが浮かぶ様子が見られます。静かな海でのんびり泳ぎたい人には向かない季節で、海が穏やかになるのは夏です。

砂丘は晴れた日に

赤い砂丘地図や白い砂丘(バウチャン)は、晴れが多いこの時期に向いています。風で砂が舞うので、サングラスと薄手の長袖があると楽です。砂丘へはジープのツアーで行くと移動がスムーズです。

宿選びは砂浜が残っているかを確認

ハムティエン地区の海沿いでは、リゾートが砂袋やコンクリート、石の壁を積んで浜を守っていて、砂浜を歩いてたどれない区間が多くなっています。嵐で防波堤が崩れたこともあります(VnExpressの記事)。

ムイネーのホテルを選ぶときは、写真や口コミで目の前に砂浜が残っているかを確かめてください。海沿いのホテルでも、浜に下りられない場所があります。

エリアごとの違いはムイネーのホテルの選び方、町の全体像はムイネー・ファンティエット旅行ガイドにまとめています。

ダラットやホーチミンと組み合わせてまわることもできます。組み方の例は、このあとのモデルプランで紹介します。

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ムイネーの浜辺に置かれたカイトと、海の上のカイトサーファーたち
ムイネーは風が強い季節で、中旬からカイトサーフィンのベストシーズンに入ります。

14. ホーチミンとメコンデルタ:乾季の始まりとクリスマス

ホーチミンは12月から4月までが乾季で、この時期はその始まりです。朝晩は1年のうちでも涼しいほうですが、日中は30℃を超える夏の気温なので、服は夏服で大丈夫です。

サイゴン大教会は外から見る

観光名所のサイゴン大教会(聖母マリア教会)地図は長く修復が続いていて、中に入れないことがあります。行く前に最新の情報を確かめ、外から見て写真を撮るつもりで行きましょう。クリスマスのころは夜遅くまでライトアップされます(タインニエン紙の記事)。

イブの夜は、ピンク色の外観で知られるタンディン教会や大教会のまわり、教会の多いゴーヴァップ地区が人であふれ、交通警察が出るほどになります。車での移動は時間がかかるので、近くに泊まって歩くのがおすすめです。

年越しはグエンフエ通り

ここ数年、大晦日はグエンフエ通り地図の歩行者天国でカウントダウンがあり、人出はレロイ通りや市民劇場(オペラハウス)のあたりまで広がりました。0時には市内の何か所かで15分ほど花火が上がっています(トゥオイチェー紙の記事)。

ホーチミン行きの航空券は、どの空港に着く便なのかを必ず確認しましょう。新しいロンタイン空港についてはロンタイン新空港ガイドにまとめています。

宿はホーチミンのホテルエリアの選び方、見どころはホーチミン旅行ガイドで紹介しています。ハノイとどちらにするか迷ったらハノイとホーチミンの比較も参考にしてください。

メコンデルタは水が引いた乾季のはじめ

メコンデルタも乾季に入ったばかりで、水が引いて道が乾いてきます。カントーのカイラン水上マーケット地図はいつもどおり開かれています。

サデックの花の村では、テトに売る花を育てていて、年末に近づくほど花が増えていきます。年末から新年にかけて、花の祭りが開かれる年もあります。

ホーチミンからメコンデルタへは日帰りのツアーが便利です。南部全体のまわり方は南部ベトナム旅行ガイドにあります。

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ホーチミンのサイゴン大教会の赤れんがの2本の塔
サイゴン大教会は長く修復が続いていて、中に入れないことがあります。
カイラン水上マーケットに集まる舟
カントーのカイラン水上マーケットは、乾季に入ってもいつもどおり開かれます。

15. フーコック島:穏やかな海と年末の混雑

フーコック島は乾季のまん中に入り、雨が少なく海も穏やかです。サンワールドの案内では、11月から4月は島の西側、ズオンドン地図やバイチュオン、サンセットタウンのあたりの海が穏やかな季節です。

東側のサオビーチ地図やケムビーチは、風のある日に波が立つこともあります。日によって違うので、海で泳ぐのが目的なら西側に泊まると安心です。

島めぐりとケーブルカー

南のアントイ諸島をめぐるアイランドホッピングや、ホントム島へのケーブルカーが安定して動く季節です。ツアーの選び方はフーコック島のアイランドホッピングで紹介しています。

ベトナム当局がクラゲ注意を出すのは4〜8月です。ただ地元のダイビング業者は11月末〜12月中旬にもクラゲを見かけると案内しているので、シュノーケリングにはラッシュガードがあると安心です。

夜はサンセットタウン地図のショー「キス・オブ・ザ・シー」がおすすめです。夜9時から、火曜日以外の毎日行われ、終わると花火が上がります。スケジュールは変わることがあるので、サンワールドの案内で確認してください。

年末の混雑と年越し

ここ数年、大晦日はグランドワールドやサンセットタウン、ビーチのバーでカウントダウンがありました。年末は韓国、中国、台湾、ロシア、ヨーロッパ、オーストラリアなどから旅行者が一度に集まり、1月1日の前後は航空券もホテルも高くなります。

フーコック島の年末は、何よりも先に宿を押さえておきましょう。エリアの選び方はフーコック島のホテルエリア、やることはフーコック島でやること、空港はフーコック空港ガイドにまとめています。

島全体の情報はフーコック島旅行ガイド、ほかの月はフーコック島のベストシーズンで。ダナンと迷っているならダナンとフーコック島の比較もどうぞ。

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16. コンダオ島:行くなら飛行機で

コンダオ島地図は10月から4月が雨の少ない乾季です。ただ、風が強く波が高い季節なので、海遊びはあまりできません。ダイビングにいいのは3月から9月、ウミガメの産卵は4月から10月で、どちらもこの時期は季節外れです(コンダオ公式観光サイト)。

気温は日中も夜もあまり変わらず、夏服で過ごせます。海に入るより、島の町を歩いてのんびり過ごす旅に向いた時期です。

船より飛行機が確実

ブンタウからコンダオへの高速船は、ここ数年の冬は運休していました。チャンデ港地図(いまはカントー市)から出る船は運航していますが、冬は海が荒れて遅れたり欠航したりすることがあります(ベトナムプラスの記事)。

この時期は、ホーチミンかハノイから飛行機で行くのが確実です。帰りの船が止まって帰国便に間に合わない、という心配もありません。

島の見どころはコンダオ島旅行ガイド、宿はコンダオ島のホテルの選び方にあります。

17. クリスマスと年越しはどこで過ごす?

教会のクリスマスらしい雰囲気を味わうなら、ハノイ大教会、ニンビンのファットジエム大聖堂、ホーチミンのタンディン教会とサイゴン大教会(外から)、ダラットの鶏の教会、ニャチャン大聖堂、サパの石の教会が候補です。どこも月の初めからツリーや馬小屋の飾りが出て、24日の夜は教会前が人でいっぱいになります。

飾りは月の初めから出ているので、人混みを避けたいなら、24日より前の昼間に見に行くのがおすすめです。イブの夜のにぎわいを見たい人は、教会の近くに宿を取りましょう。

年越しのカウントダウン会場

大晦日の夜にカウントダウンが開かれてきたのは、ハノイのホアンキエム湖、ホーチミンのグエンフエ通り、ダナンのバクダン通りの川沿い、ニャチャンの4月2日広場、ダラットのラムヴィエン広場、フーコック島のサンセットタウンとグランドワールドなどです。

どれもここ数年の例で、プログラムや花火の場所は毎年、市や省があらためて決めます。行く年の発表を現地のニュースで確認してください。

イブと大晦日の移動は歩きで

イブと大晦日の夜は、教会の前や広場のまわりの道路が通行止めや大渋滞になり、Grab(配車アプリ)の車もなかなかつかまりません。会場まで歩ける場所に泊まるか、早めにホテルへ戻りましょう。

ベトナムの年末年始の祝日は1月1日だけで、クリスマスは休みではありません(労働法第112条)。年によっては前後の日と振り替えて数日の連休になることがありますが、政府の発表は遅めです。

18. 花とイベントのカレンダー

この時期に見られる花とイベントを、上旬・中旬・下旬の目安で並べました。花は年によって咲く時期がずれ、月の初めに終わるものが多いので、見たい花があるなら月の初め(上旬)に行くほうが確実です。

何が見られるどこでいつごろ
白い野菊(ホアミー)の見ごろの終わりハノイ上旬
野生のひまわりの見ごろの終わりバーヴィー国立公園・ダラット上旬
ソバの花の見ごろの終わりハザンのドンヴァン高原上旬(年によって違う)
ピンクの草(コーホン)ダラットの黄金の谷・タナン月末まで
霜や氷ファンシーパン山頂冷え込んだ日(見られない年も)
カイトサーフィンのベストシーズンムイネー中旬から
教会のツリーと馬小屋の飾りハノイ・ファットジエム・サパ・ダラット・ホーチミン・ニャチャン上旬から
イブの夜の人出各地の教会前24日の夜
ダラット花祭りダラットのラムヴィエン広場偶数の年の12月
満月の夜の灯籠流しホイアン旧市街旧暦14日の夜
年越しのカウントダウンハノイ・ホーチミン・ダナン・ニャチャン・ダラット・フーコック島31日の夜
桜の咲きはじめダラット・マンデン早い年は下旬(ふつうは1月)

中旬以降も楽しめる花は、ダラットのピンクの草くらいです。そのかわり、ムイネーのカイトサーフィンは中旬からがシーズンで、クリスマスの飾りは月の初めから年末まで見られます。

ホイアンの満月の夜は毎月の行事で、新暦の日付は毎年変わります。旅行の日程と重なるかどうかは、旧暦のカレンダーで確かめてください。

写真が目当てなら

ハノイの野菊とムイネーのカイトの両方を撮りたいなら、月の初め(上旬)にハノイ、中旬以降にムイネーという順番が合います。ダラットの桜は月末に咲けばラッキーという程度なので、桜が目的なら1月末から2月初めに行きましょう。

19. 混雑と料金、ガラディナーの追加料金

月の前半は比較的すいていて、クリスマスから1月初めにかけてがいちばん混み、料金も高くなります。1月1日の前後は、ハノイからフーコック島などへの国内線の航空券が大きく値上がりします。特に混むのはフーコック島、ダナン、ニャチャンです。

ロシアや中央アジアからの冬のチャーター便は、9月末から春までカムラン(ニャチャン)とフーコック島に飛んでいます。そのため、この2か所は月末になるとロシアからの旅行者がとても多くなります。

クリスマスと大晦日のガラディナー

ビーチリゾートの中には、24日と31日の夕食を強制参加のガラディナーにして、部屋代とは別に料金を取るところがよくあります。大人1人ごとにかかり、子どもは割引、支払いはチェックインのときに現地で、というケースが多いです。すべてのホテルではなく、希望者だけのところもあります。

予約の前に、ホテルの条件欄に「compulsory gala dinner」と書かれていないか確認しましょう。書かれていれば、その金額も合わせて宿代をくらべると、あとで驚かずにすみます。

予約はいつまでに

クリスマスから年明けに泊まるなら、フーコック島、ダナン、ニャチャン、ダラットの宿は日程が決まりしだい押さえましょう。キャンセル無料のプランで先に取っておき、あとで条件のいい宿が見つかれば取り直す方法もあります。

テト(旧正月)は1月末から2月に来ることが多く、12月はまだテトの混雑の前です。テトの時期はベトナム中で移動する人が増えるので、年末年始の旅行とは分けて考えてください。

国内線を使って地方をまわるなら、1月1日をまたぐ便は早めに取っておくのがおすすめです。年末の数日だけ航空券が高い場合は、移動日を前後にずらすだけで安くなることがあります。

20. 入国と服装、持ち物の準備

日本のパスポートなら、ビザなしで入国日から45日まで滞在できます(ベトナム政府決議44/NQ-CP、ベトナム政府の発表)。それより長く滞在する場合は、最長90日の電子ビザを公式の電子ビザサイトで申請します。

入国の条件はベトナム入国ガイド、電子ビザの申請方法はベトナム電子ビザの取り方にまとめています。

地域別の服装

同じ旅でも、行く地域によって必要な服がまったく違います。目安を表にまとめました。

地域服装の目安
ハノイ・ニンビン・ハロン湾長袖に薄手の上着。東京の10月くらいの服装で、寒気が来た日や朝晩、船の甲板用に羽織るものを。水着はいりません
サパ・ハザンダウンやフリースなどの厚手の上着、帽子、手袋、防水の上着。東京の12月の服装に雨具を足すイメージ。バイクに乗るなら風を通さない上着
ダラット・マンデン昼は長袖、夜は上着を1枚。日中は東京の10月、夜は11月くらいの服装
ダナン・ホイアン・フエ・フォンニャ長袖が中心(暖かい日の日中は半袖でも可)、レインコート、濡れてもいい靴
ニャチャン・ムイネー・ホーチミン・メコンデルタ・フーコック島・コンダオ島夏服と日焼け止め。ムイネーは砂よけの薄手の長袖とサングラス

北部と南部を1回の旅でまわるなら、両方の季節の服を持っていきます。日本から着ていく冬のコートは南部では荷物になるので、薄くたためるダウンにするか、預けておける場所を考えておくと身軽です。

スマホの通信

地方の移動やGrabの手配には、スマホのデータ通信があると便利です。eSIMなら日本で設定をすませてから出発できます。選び方はベトナムのeSIMガイドにあります。

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21. 旅のタイプ別モデルプラン

海だけでのんびりするなら、1週間あればフーコック島とホーチミンで十分楽しめます。北部と南部の両方を見たいなら、10日から2週間ほどあると移動に追われません。

暖かい海で1週間

  1. 1〜5日目 フーコック島(またはムイネー)でビーチ。夜はサンセットタウンのショー
  2. 6〜7日目 ホーチミンへ。クリスマスの夜なら、サイゴン大教会の外観とグエンフエ通りへ

移動が少ないので、年末の短い休みでも疲れにくい組み方です。ホーチミンは帰りの便に合わせて1〜2日にします。

北部と南部を10日から2週間で

  1. 1〜3日目 ハノイ。大教会と旧市街、ハンマー通り
  2. 4〜5日目 ハロン湾で1泊クルーズ
  3. 6〜7日目 ニンビン。チャンアンの舟と、イブならファットジエム大聖堂
  4. 8日目から 飛行機でフーコック島へ移動し、残りは海で

中部は飛ばして、北と南のいいところだけをまわるプランです。北部では上着、南部では夏服を使うので、途中で服を入れ替えやすいように荷物をまとめておきましょう。

高原と海を組み合わせる

ホーチミンから高原のダラットへ入り、花祭りの年ならラムヴィエン広場へ。そのあとムイネーで海と砂丘を楽しみ、ホーチミンに戻ってメコンデルタへ日帰りする流れです。

朝晩の冷えるダラットと夏のムイネーを行き来するので、上着は1枚持っていきましょう。ムイネーはカイトサーフィンの季節なので、体験したい人は中旬以降にすると風の条件が合いやすくなります。

中部を入れたいなら、雨の日に行ける屋内の予定を用意し、日程に1日の予備を足しましょう。月の終わり寄りにすると、雨に当たりにくくなります。

22. 前後の月とくらべると

11月にするか1月にするかで迷っているなら、下の表で地域ごとの違いをくらべてみてください。

月北部(ハノイ・ハロン湾)中部(ダナン・ホイアン・フエ)南部(ホーチミン・フーコック島)
11月晴れて涼しいまだ雨が多い(ニャチャンは1年でいちばん多い時期)雨季が終わりかけ
12月晴れるが寒くなり、曇りの日が増えはじめる雨は減るが、まだ降る日が多い乾季に入る。年末はハイシーズンの料金
1月いちばん寒く、霧雨と曇りが増えるほぼ乾く(ダナンは1月からよくなる)乾季のまっただ中

11月は北部がさわやかな季節です。中部の海沿いはまだ雨が多く、ニャチャンは1年でいちばん雨の多い時期です。くわしくは11月のベトナムと11月のダナンで紹介しています。

1月になると北部はいちばん寒くなり、霧雨と曇りの日が増えます。中部はほぼ乾いて、ダナンは1月からよくなります。南部は乾季のまっただ中で、テトが1月末から2月に来る年はその前後が混みます。

12月のベトナムが向いている人

南の海で泳ぎたい人、クリスマスや年越しを外国の街で過ごしたい人、北部の涼しい季節に街歩きやクルーズを楽しみたい人には、いい時期です。地域ごとの情報は北部ベトナム旅行ガイドと中部ベトナム旅行ガイドにもまとめています。

中部の史跡や海を晴れた日にまわりたい人は、年明け以降のほうが満足できます。フエなら2月から4月がおすすめです。ベトナム全体の基本情報はベトナム旅行ガイドで確認してください。

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よくある質問

Q. 12月のベトナムでいちばんおすすめの行き先はどこですか?

海で過ごすならフーコック島がいちばん無難です。雨が少なく、島の西側の海が穏やかな季節です。街歩きならハノイやホーチミン、涼しい高原ならダラットもおすすめです。

Q. 12月のベトナムは寒いですか?

北部と高原は寒く、南部は夏です。ハノイは東京の10月くらいの気温で、寒気が来た日は11月並みに冷えます。サパは日中が東京の12月くらいで、霧と小雨でじめじめ冷えます。ホーチミンやフーコック島は日中30℃前後です。

Q. 12月のダナンやホイアンで海に入れますか?

波の高い日が多く、泳ぐのには向きません。雨もまだ多いので観光を中心に計画し、行くなら月末寄りがおすすめです。

Q. 12月のニャチャンで島めぐりツアーは出ますか?

出る日もありますが、波が高い日は港湾当局が出港を止めて、ツアーが中止になります。現地に着いてから天気を見て、1〜2日前に申し込むのが安心です。

Q. 12月もハロン湾クルーズは運航していますか?

通常どおり運航しています。止まるのは天気の警報が出た日だけです。海は冷たく泳ぐのは難しいので、甲板用の上着を持っていきましょう。

Q. 12月のサパで雪は見られますか?

ファンシーパン山頂では霜や氷はよく見られますが、雪はまれです。運がよければ見られる、くらいに考えてください。ケーブルカーの点検による運休も、行く前に確認しましょう。

Q. ベトナムでクリスマスや年越しを過ごすならどこがいいですか?

教会の雰囲気ならハノイ大教会やニンビンのファットジエム大聖堂がおすすめです。年越しは、ここ数年ハノイのホアンキエム湖やホーチミンのグエンフエ通りでカウントダウンがありました。当日は道路が混むので、歩いて行ける場所に泊まりましょう。

Q. 年末年始のベトナムのホテルはいつ予約すればいいですか?

日程が決まったらすぐがおすすめです。フーコック島やダナン、ニャチャン、ダラットはクリスマスから年明けに混み、料金も上がります。リゾートによっては24日と31日の夕食代が別にかかるので、予約前に条件を確認してください。

Q. 日本人は12月のベトナム旅行にビザが必要ですか?

日本のパスポートなら、入国日から45日まではビザなしで滞在できます。それより長くなる場合は、最長90日の電子ビザを申請します。

Q. 12月のベトナム旅行の服装はどうすればいいですか?

北部は長袖と薄手の上着、サパやハザンはダウンや手袋、中部は長袖と雨具、南部は夏服が目安です。北と南の両方をまわるなら、両方の服を持っていきましょう。

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