フーコックのナイトマーケット・グルメ:夜市の場所と営業時間、名物料理、エリア別の店、ヌクマムのおみやげ
ズオンドンのナイトマーケットは大きな区画が営業を終え、いま夕食に向いた夜市は北部・南部・ロングビーチの三か所です。それぞれの営業時間と行き方、名物料理と食べられる店、ヌクマムの持ち帰り方までまとめました。
| ズオンドンの夜市 | 川沿いの大きな区画は2026年2月28日までで営業の許可が終わり、4月から取り壊しが始まりました。グエンチャイ通り側に小さな区画が残っています。 |
|---|---|
| いま行ける夜市 | 北部のグランドワールド(16:00〜翌2:00)、南部サンセットタウンのVUI-Fest(16:00〜24:00)、ロングビーチのソナシー(16:00〜23:00)です。 |
| まず食べたい料理 | ゴイカーチック(小魚の和え物)、ブンクワイ、ウニのネギ油焼き、ハムニンのワタリガニ、ブンケンが名物としてよく挙がります。 |
| 海鮮の注文 | 値段がkg単位か100g単位かを聞き、目の前で重さを量ってもらい、焼く前に合計を確かめます。 |
| ヌクマムを持ち帰る | ベトナム航空は預け荷物として1人3Lまで、プラスチック容器で受け付けています。ほかの航空会社は予約先に先に確認します。 |
1. ナイトマーケットの今と、まず食べたい料理
2. ズオンドンのナイトマーケットに起きたこと
3. いま営業している夜市を比べる
4. グランドワールドのナイトマーケット
5. サンセットタウンのVUI-Festバザール
6. ロングビーチのソナシー・ナイトマーケット
7. 昼の市場:ズオンドン市場とアントイ市場
8. ハムニン漁村でワタリガニを食べる
9. 北の端のガンザウ海鮮市場
10. 海の名物:ゴイカーチック・ウニ焼き・ハムニンのカニ
11. 朝ごはんの麺:ブンクワイとブンケン
12. ほかにも食べておきたい島の料理
13. 屋台や市場で見かける料理
14. エリア別に見る食事の場所
15. 海鮮の値段の見方と注文の手順
16. 海鮮ビュッフェと子連れで選びやすい場所
17. ハラール・インド料理・ベジタリアン・ロシア料理
18. イカ釣りの夜の船と海鮮ディナー
19. ヌクマム・コショウ・シム酒:おみやげと工場見学
20. ヌクマムを飛行機で持ち帰るとき
21. ミシュランガイドがフーコックを対象に
22. どの夜をどこで過ごすか

1. ナイトマーケットの今と、まず食べたい料理
ズオンドンの町なかにあったナイトマーケット(Chợ đêm Phú Quốc)は、川沿いの大きな区画は2026年2月28日までで営業の許可が終わり、4月から取り壊しが始まりました。バクダン通りにあり、「ズオンドンのナイトマーケット」「フーコック・ナイトマーケット」と呼ばれてきた夜市です。グエンチャイ通り側に小さな区画が残って夕方から店を出していますが、以前の広さはありません。
夕食をとりに出かけるなら、いま営業している夜市は三つです。北部のグランドワールドのナイトマーケット(16:00〜翌2:00)、南部サンセットタウンのVUI-Festバザール(16:00〜24:00)、ロングビーチ(バイチュオン)のソナシー・ナイトマーケット(16:00〜23:00)です。どれも島の別々の場所にあるので、泊まっているエリアに近いところを選ぶと移動が短くすみます。
フーコックで名前がよく挙がる料理
島の名物としてよく紹介されるのは次の五品です。詳しい食べ方と店は、後半の料理の節にまとめました。
- ゴイカーチック(小魚の和え物):生の小魚をライムで締め、ハーブと一緒にライスペーパーで巻いて食べます。
- ブンクワイ:その場で押し出して作る米の麺。たれは自分で混ぜます。
- ウニのネギ油焼き:殻ごと炭火で焼き、塩とコショウ、ライムでいただきます。
- ハムニンのワタリガニ:島の東の漁村でとれる小ぶりのカニをゆでたり蒸したりした料理です。
- ブンケン:ココナッツミルクと魚のスープの麺です。
夜市のほかに島での過ごし方も考えたい人はフーコックの見どころと過ごし方を、島全体の基本はフーコック旅行ガイドをご覧ください。
2. ズオンドンのナイトマーケットに起きたこと
このナイトマーケットは、ズオンドン川沿いのバクダン(Bạch Đằng)通りにありました。長さは500mほどで入口が5か所、店は100軒あまりあり、水槽や氷の上の海鮮を選んでその場で焼いてもらう店と、真珠やTシャツ、シム酒、ヌクマム、干物を売る店が並んでいました。
営業の終わりと取り壊し
運営会社(Ngôi Sao Biển)と結んでいた10年の賃貸契約は、2025年12月31日に切れました。特区は、テト(旧正月)の連休を過ぎた2026年2月28日(旧暦1月12日)まで営業を認めると発表しました(ベトナムの日刊紙VnExpressの報道)。
3月1日に運営会社が電気と水を止めたあとも、しばらくは100人ほどの店主が発電機を回して商売を続けました。3月11日には特区の経済・インフラ・都市課が撤去と土地返還の計画を承認し、4月26日には店の骨組みや鉄骨を外す作業が行われていました(撤去作業を伝えるフーヌー紙の記事)。
主な理由として挙げられたのは、排水設備がなく汚水がズオンドン川へ流れ込んでいたことと、川沿いの5.25kmを公園と遊歩道として整える計画です。町の秩序を整え、場所を交通に戻すことも理由に挙げられていました。4月1日には特区の委員長が「ナイトマーケットをなくすわけではなく、新しい場所を探している」と話しましたが、場所も時期も発表されていません(トゥオイチェー紙の報道)。
ディンカウ・ナイトマーケットという名前
「ディンカウ・ナイトマーケット(Dinh Cau Night Market)」という名前で紹介している案内も今もあります。これは、ボーティサウ(Võ Thị Sáu)通り、当時の県庁の前から祠へ向かう道に別にあった夜市の名前です。2016年10月1日に閉じ、店主たちはすでにあったバクダン通りの夜市に合流して、「フーコック・ナイトマーケット」になりました。いまディンカウ・ナイトマーケットという名前の夜市がどこかで開いているわけではありません。
バクダン通りの夜市は、ディンカウの祠(Dinh Cậu)地図の近くにありました。
グエンチャイ通り側に残る小さな区画
取り壊しの対象は「第1段階」とされた区画です。いまはグエンチャイ(Nguyễn Trãi)通り54番地の入口地図から300mほど、レロイ(Lê Lợi)通りとバクダン通りのあたりで、小さな市場が夕方から店を開いています。
地図アプリの表示は17:00〜24:00で、ベトナムの旅行会社Vietravelの案内では「17時から23時ごろまで」です。21時ごろになってから店を広げる日もあるという声があり、店の数や時間は日によって違うと考えておくと安心です。
以前の夜市の土地の一部について、契約が2026年12月31日まで残っているという報道がありますが、いま店を出している区画と同じ場所かどうかは分かっていません。残った区画がこの先どうなるかも発表されていません。近くのキングコンマート(Kingkong Mart)ナイトマーケット店(バクダン通り108番地、12:30から)は営業しています。
2026年に更新されたブログや観光案内の中にも、閉鎖前の広さのまま「18:00〜23:30営業」と書いているものがあります。川沿いの大きな区画はもう商売をしていないので、古い夜市の場所を目指して行っても、以前のように海鮮の屋台がずらりと並んでいるわけではありません。夕食の予定は、次の節の三つの夜市から選んでください。

3. いま営業している夜市を比べる
夕方から夜遅くまで食事ができる夜市は、北部・南部・ロングビーチに一つずつあります。三つとも16時に開きますが、閉まる時間と雰囲気はかなり違います。
| 夜市 | エリア | 営業時間 | 主な食べ物 | ズオンドンからの距離 | 近い宿泊エリア |
|---|---|---|---|---|---|
| グランドワールドのナイトマーケット | 北部バイザイ、グランドワールドの中 | 16:00〜翌2:00 | 海鮮焼きの屋台、ウニ・カニ・イカ | 直線で16kmあまり | 北部(グランドワールド周辺) |
| VUI-Festバザール | 南部アントイ、サンセットタウン入口の海沿い | 16:00〜24:00(毎日) | ベトナム各地の特産品と料理、外国の屋台料理 | 車で40〜50分 | 南部(サンセットタウン、アントイ) |
| ソナシー・ナイトマーケット | ロングビーチ(バイチュオン)の海沿い | 16:00〜23:00 | 魚・カニ・イカの焼き物、カニのバインカイン | 直線で10〜12km | ロングビーチ |
泊まっているエリアで選ぶ
グランドワールド。夜遅くまで開いているので、サファリやテーマパークのあとでも間に合います。
サンセットタウンのVUI-Fest。夜のショーの前後に寄りやすい場所にあります。
ソナシー。ロングビーチのホテルの多くから近い夜市です。
北部と南部は島の端と端なので、一晩で二つ回るのは移動が長くなります。ロングビーチからなら、北と南のどちらにも車で出かけられます。
宿をまだ決めていない人は、夜市との距離も目安にしてみてください。エリアごとの特徴はフーコックの宿泊エリアの選び方で紹介しています。
三つの夜市の様子は、ベトナムの日刊紙のズオンドンの夜市の閉鎖が決まったあとの夜市案内にも出ています。
4. グランドワールドのナイトマーケット
グランドワールド(Grand World)は島の北部バイザイにある大きな街区で、入場は無料、24時間出入りできます。ナイトマーケット(Chợ đêm Phú Quốc Grand World)は、その中のインドシナ風の街並みが続く歩行者通りで開かれています。入口はグランドワールドのナイトマーケット入口地図です。
営業時間と食べられるもの
営業時間は16:00〜翌2:00で、島の公式観光サイトでも地図アプリでも深夜2時までとなっています(フーコック公式観光サイトの案内)。夕食が遅くなった日でも食事ができます。
海鮮を焼く屋台が並び、ウニ、カニ、イカなどを選んで焼いてもらえます。この夜市に投資して運営してきた会社(Ngôi Sao Biển Sài Gòn)は、以前のズオンドンの夜市の運営会社と同じグループだと報じられています。
グランドワールドについてはグランドワールドの歩き方で詳しく紹介しています。同じ北部にあるヴィンパール・サファリやヴィンワンダーズで一日を過ごした帰りに寄ることもできます。
行き方とバス
ズオンドンからは直線で16kmあまり離れています。路線バスのヴィンバス(VinBus)は、17番(空港〜グランドワールド)、19番(インターコンチネンタル〜空港〜グランドワールド)、20番(グランドワールド〜バイボン港)が通っています(ヴィンバスの路線案内)。
ヴィンバスの運賃は、以前は無料でしたが、有料になったという案内もあります。乗る前にヴィンバスのアプリで確かめてください。空港からの移動手段はフーコック空港ガイドにまとめています。

5. サンセットタウンのVUI-Festバザール
VUI-Festバザール(Chợ đêm VUI-Fest)は、島の南部アントイのサンセットタウン入口、海沿いで開かれている夜市です。「Vui Phết」とも書かれ、ベトナムの新聞では「地中海の夜市」とも呼ばれています。場所はサンセットタウン入口のVUI-Festバザール地図です。
営業時間と雰囲気
営業は毎日16:00〜24:00です(運営するサンワールドの公式案内)。開業したときは40店ほどでした(開業を伝えるダントリー紙の記事)。その後店が増え、VnExpressの夜市案内では100店を超えています。
ベトナム各地の特産品やOCOP認定品、ベトナムの北部・中部・南部の料理、外国の屋台料理が並びます。レジ袋を減らす取り組みをしている夜市で、夜には通りで公演も行われます。会場からはキスブリッジと「キス・オブ・ザ・シー」の舞台が見えます。
夜のショーと組み合わせる
VUI-Festで夕食をすませてから、そのまま「キス・オブ・ザ・シー」のショーを見る流れが組みやすい場所です。ショーの内容はキス・オブ・ザ・シーの見どころで紹介しています。昼にロープウェイでホントム島へ渡り、夕方にサンセットタウンへ戻ってくる回り方もできます。
入口には大きなおみやげのスーパー、ベトナムセレクト(Vietnam Select)があり、帰りにヌクマムやコショウをまとめて買えます。
「ソナシー通りにある」と書いた案内も見かけますが、VUI-Festの場所はサンセットタウンです。ロングビーチのソナシーの夜市とは別の場所なので、タクシーに行き先を伝えるときは「サンセットタウン」と言ってください。
ズオンドンからは車で40〜50分かかります。

6. ロングビーチのソナシー・ナイトマーケット
ソナシー・ナイトマーケット(Chợ đêm Bãi Trường / Phố đi bộ Sonasea)は、ロングビーチ(バイチュオン)の海沿いの道、チャンフンダオ通りにあるソナシー地区の夜市です。場所はソナシー地区の歩行者通り地図です。
営業時間と食べられるもの
営業時間は16:00〜23:00で、19時ごろから混み始めます(VnExpressの夜市案内)。地図アプリでは14:00〜24:00と、もっと長い時間が表示されることがありますが、ここでは新聞の時間を載せています。
店は100軒を超え、食べ物の区画と買い物の区画に分かれています。魚・カニ・イカの焼き物、カニ入りのバインカイン(太い米の麺)、カニのチャーハン、水が少なく果肉がクリームのようにねっとりしたココナッツ、ズアサップ(dừa sáp)などが並びます。市場の料理は10万〜50万ドンほどです。
ソナシーの夜市がある地区には、海鮮料理店のミスター・シーフード(Mr Seafood)地図もあります。夜市とは別に毎日11:00〜23:00に営業していて、蒸した魚や貝の料理を出しているので、昼にも寄れます。
泊まっている場所との距離
ロングビーチ沿いのホテルの多くから近い夜市で、ズオンドンからは直線で10〜12kmです。ロングビーチの北の端のホテルなら、ズオンドンのほうが近くなります。
ロングビーチに泊まっているなら、夕食はソナシーにすると移動が短くすみます。子ども連れなら、混み始める19時より前に着くと席を見つけやすくなります。
7. 昼の市場:ズオンドン市場とアントイ市場
夜市と名前が似ていて混同されやすいのが、昼に開く地元の市場です。閉じたのはズオンドンの夜市だけで、昼の市場は今も営業しています。
ズオンドン市場
ズオンドン市場(Chợ Dương Đông)地図は町の川沿いにあり、以前の夜市から400mほどの距離です。魚や海鮮、野菜、コショウ、干物、ヌクマム、シム酒が売られています。
営業時間は案内によって違いますが、朝早くから夕方まで開いていて、いちばんにぎわうのは早朝です。地元の人の買い物が中心なので、朝のうちに行くと市場の様子がよく分かります。
アントイ市場
アントイ市場(Chợ An Thới)地図は島の南部、サンセットタウンから1〜2kmのところにある住民の市場です。開いているのは朝から午後までで、バインカインなどの朝ごはんも食べられます。午前中にアントイ市場、夕方にサンセットタウンとVUI-Festという順に回ると、南部で一日を過ごせます。
昼の市場と漁村の一覧
| 場所 | エリア | 時間の目安 | あるもの |
|---|---|---|---|
| ズオンドン市場 | ズオンドンの川沿い | 早朝〜夕方(早朝がいちばんにぎやか) | 魚・海鮮・野菜・コショウ・干物・ヌクマム・シム酒 |
| アントイ市場 | 南部アントイ | 朝〜午後 | 住民向けの市場、朝ごはんの麺 |
| ハムニン漁村 | 東海岸、ズオンドンから道のりで20kmあまり | 昼〜夜 | 蒸したワタリガニ、水上の海鮮食堂 |
| ガンザウ海鮮市場 | 北西の端、グランドワールドから5kmあまり | 案内によって違う | 干しエビ・干しイカ、買った海鮮を調理してくれる店 |

8. ハムニン漁村でワタリガニを食べる
ハムニン漁村(Làng chài Hàm Ninh)地図は島の東海岸にあり、ズオンドンから道のりで20kmあまりです。名物はハムニンのワタリガニ(ghẹ Hàm Ninh)で、道ばたの屋台ではゆでたカニや蒸したカニが売られています。
水上の食堂で注文する
海の上に建つ水上の食堂では、生きたカニや海鮮を選ぶと、kgあたりの値段に調理代を足した金額で蒸してくれます。調理代はひと皿3万〜5万ドンほどという案内があります。
営業している水上の食堂には、トゥアンキエウ2(Thuận Kiều 2)地図(10:00〜23:30)とティンビエン2(Bè hải sản Tình Biển 2)地図(08:00〜23:00)などがあります。
以前の桟橋は歩いて渡れません
以前の案内によく出てくる長いコンクリートの桟橋は、危険になったため陸とつながる40mあまりの部分が取り壊され、歩いて渡ることはできません。残りの部分は海に残っています。新しい桟橋はまだ造られていません(ハムニンの桟橋のその後を伝えるトゥオイチェー紙の記事)。
「長い桟橋を歩く」という古い案内は今は当てはまりません。また、ハムニンで夜市が開かれているという根拠は見つかりませんでした。ハムニンは昼から夜にかけて食堂で食事をする場所と考えてください。
配車アプリの車はズオンドンではすぐつかまりますが、ハムニンからの帰りの車は見つけにくいことがあります。行きの車の運転手と、帰りの時間を決めておくと安心です。配車アプリの使い方はグラブとグリーンSMの使い方、現地で通信するにはベトナムのeSIMの選び方をご覧ください。

9. 北の端のガンザウ海鮮市場
ガンザウ海鮮市場(Chợ hải sản Gành Dầu)地図は島の北西の端にあり、グランドワールドからは5kmあまりです。干しエビや干しイカなどの乾物が売られています。
買った海鮮を調理してもらう
市場の周りには、買った海鮮をその場で調理してくれる店があります。生きた海鮮を選ぶときの値段の確かめ方は、ほかの場所と同じです。注文の手順は後半の「海鮮の値段の見方」の節を見てください。
営業時間は朝から夜までとする案内がありますが、時間ははっきりしていません。夕方遅くに行く場合は、地図アプリで営業中かどうかを確かめてから出かけてください。
グランドワールドと一緒に回る
北部に泊まっているなら、昼にガンザウで干物を見て、夕方からグランドワールドのナイトマーケットへ移ると、移動が短くすみます。グランドワールドの見どころはグランドワールドの案内にあります。
干しエビや干しイカはおみやげにもなります。日本への持ち込みについては、後半のヌクマムの持ち帰りの節で触れています。
10. 海の名物:ゴイカーチック・ウニ焼き・ハムニンのカニ
海の料理の名物としてよく名前が挙がる三品です。どれもズオンドンの海鮮料理店や夜市の焼き物屋で食べられます。
ゴイカーチック(小魚の和え物)
ゴイカーチック(gỏi cá trích)は、生のカーチックをライムと酢で締め、玉ねぎ、ココナッツの細切り、揚げにんにく、ハーブと和えた料理です。カーチックはイワシの仲間の小魚で、日本語ではニシンと訳されることもあります。ライスペーパーにハーブとピーナッツと一緒に巻き、ヌクマムのたれにつけて食べます。
森で採れる若葉(đọt cốc、lá bứaなど)を添え、シム酒と一緒にいただくという話もあります(フーコック特区の料理案内)。ひと皿10万〜20万ドンほどで、一年中食べられます。ズオンドンでは、海鮮料理店のシンチャオ(Xin Chào)地図や、シーシェルズ・ホテルの南の海側にあるフオンビエン(Hương Biển)地図がこの料理を出しています。
ウニのネギ油焼き
ニュム・ヌオン・モーハイン(nhum nướng mỡ hành)は、ウニを半分に割ってネギ油とピーナッツをのせ、炭火で焼いた料理です。塩とコショウ、ライムを合わせたたれにつけて食べます。生のままライムを搾ったり、お粥にしたりする食べ方もあります。
フオンビエンや、夜市の焼き物屋で食べられます。値段の数え方は店によって違うので、注文する前に聞いてください。
ハムニンのワタリガニ
ハムニン沖の海草の茂る海でとれる小ぶりのワタリガニです。レモングラスを入れてゆでるか蒸して、塩とコショウ、ライムでいただきます。1kgで5〜7杯ほどの大きさがよいとされ、値段は時期によって1kg20万〜50万ドンです。
「ハムニンのワタリガニ」は地域の団体商標として登録されていて、ワタリガニを使った料理100品のベトナム記録も作られました(ベトナムプラスの記事)。島の海鮮の名物はベトナム観光総局のフーコックの特産海鮮の紹介でも見られます。
ほかの町の名物と比べたい人は、ダナンの名物料理やニャチャンのグルメもどうぞ。

11. 朝ごはんの麺:ブンクワイとブンケン
フーコックの名物の麺料理を二つ紹介します。ここで挙げるキエンサイとウットルオムは朝早くから開いているので、朝ごはんにも向いています。
ブンクワイ
ブンクワイ(bún quậy)は、米粉の生地を鍋の上で押し出してその場で作る麺です。エビと魚のすり身をどんぶりに塗り、そこへスープを注ぎます。塩、砂糖、うまみ調味料、タック(tắc、小さな柑橘)、唐辛子でたれを自分で混ぜて作るのが特徴で、「quậy」は「かき混ぜる」という意味です。中部ビンディンの漁師が持ち込んだ麺から生まれたとされています(ベトナムプラスのブンクワイの記事)。
代表的な店はキエンサイ・ブンクワイ本店(Bún quậy Kiến Xây)地図で、バクダン通り28番地にあり、毎日06:50に開いて22:30に閉まります(水曜は23:00、木曜は23:30まで)。チャンフンダオ通り71A番地にも支店があり、こちらは07:00〜21:30です。
基本のひと杯は3万5千ドンほどからで、海鮮を多く入れると高くなるので、メニューの値段を見て選んでください。すぐ隣のバクダン通り32A番地の「ブンクワイ・バクダン(Bún Quậy Bạch Đằng)」は別の店です。
ブンケン
ブンケン(bún kèn)は、レモングラスとターメリックで香りをつけたココナッツミルクと魚のスープに米の麺を入れ、ほぐして炒めた魚の身、青いパパイヤ、きゅうり、ハーブをのせた麺です。値段は2万〜5万ドンです。
ズオンドンの30/4通りにあるウットルオム・ブンケン(Bún kèn Út Lượm)地図は古くから続く店です。南部アントイにはコートゥー・ブンケン(Bún kèn Cô Thu)地図(10:30〜18:00)もあります。
ウットルオムが開いているのは06:00〜12:30ごろの朝だけです。昼過ぎに行くと閉まっているので、朝ごはんの予定に入れてください。
中部の麺料理と食べ比べたい人はミークアンの食べ方やホイアンの名物料理もどうぞ。

12. ほかにも食べておきたい島の料理
名物の五品のほかにも、フーコックでは海鮮を中心にいろいろな料理が食べられます。値段と食べられる場所の目安を表にまとめました。
| 料理 | どんな料理か | 値段・時期 | 食べられる場所 |
|---|---|---|---|
| バインカイン・チャーカー/バインカイン・ゲー(bánh canh chả cá / ghẹ) | 米とタピオカの太い麺に、サワラのさつま揚げかワタリガニ | 3万5千〜5万ドン | バインカイン・フン、アントイ市場 |
| イカの麺(hủ tiếu mực) | イカをのせた米の麺 | 3万5千〜6万5千ドン | 朝の麺の店 |
| タイラギの貝柱焼き(cồi biên mai nướng) | 塩と唐辛子で焼いた貝柱 | 1kg20万〜30万ドン | バイサオビーチの食堂 |
| ナマコ(hải sâm) | 高級な海鮮料理 | 1kg100万ドン前後 | 高級な海鮮料理店 |
| カニの血の料理(tiết canh cua / súp tiết cua) | カニの血を使ったハムニンの料理 | 店で確認 | ハムニン |
| スギ(cá bớp) | 焼き物や鍋にする白身魚 | 店で確認 | 海鮮料理店 |
| イカ(mực) | 卵入りのイカの焼き物など | 1kg17万〜50万ドン。11〜4月がイカとカニの漁の時期 | 夜市の焼き物屋、イカ釣りの船 |
| 巻き貝(ốc) | 海の巻き貝 | 店で確認 | 夜市、貝料理の店 |
| バインケオ(bánh khéo) | 緑豆やココナッツ、タロイモのあんを入れた小さな米粉の菓子 | 1箱3万〜6万ドン | バインケオ・コーズン(30/4通り43番地) |
| チャムキノコ(nấm tràm) | チャムの森に生える野生のキノコ。海鮮や鶏とスープに | 乾燥品100g8万〜10万ドン。最初の雨のあと1か月ほどだけ | 時期だけ食堂のメニューに出る |
| ヌクマム・コショウ・シム酒 | 島の特産品 | おみやげの節で紹介 | 市場、専門店、工場 |
朝の麺とお菓子
バインカインは、バクダン通り27番地のバインカイン・フン(Bánh Canh Phụng)地図が05:00〜12:00に開いています。キエンサイのブンクワイ本店と同じバクダン通りにあるので、朝ごはんの店を選ぶときに一緒に候補にできます。
バインケオは箱入りで売られていて、持ち帰りやすいお菓子です。日持ちは店で聞いてから買ってください。
イカの時期とチャムキノコ
11月から4月は海が穏やかで、イカやカニの漁がさかんな時期です。旅行の時期を考えている人はフーコックのベストシーズンも参考にしてください。
チャムキノコは雨季の始まりのころ、1か月ほどだけ食堂のメニューに出ます。島では、チャムキノコとは別の野生のキノコを自分で採って食べた人たちが中毒を起こしたことがあります。森でキノコを見つけても採らず、食堂で注文してください。

13. 屋台や市場で見かける料理
夜市の屋台や市場、海鮮料理店のメニューでは、ほかにも次のような料理や食べ物を見かけます。名前を知っておくと、メニューを読むときの助けになります。
| 料理・食べ物 | どんなものか |
|---|---|
| アワビ(bào ngư) | 海鮮料理店で焼き物や蒸し物に |
| ウチワエビ(tôm mũ ni) | セミエビの仲間の、殻が平たいエビ |
| アジの焼き物(cá sòng nướng) | アジを炭火で焼いた料理 |
| シャコのにんにく焼き(bề bề / tôm tít cháy tỏi) | にんにくを使ったシャコの料理 |
| バインテット・マットカット(bánh tét mật cật) | マットカットの葉で包んだ円筒形のもち米のちまき |
| ハットエ・トットノット・ムーチョム(hạt é thốt nốt mủ trôm) | バジルの種、ヤシ砂糖、植物の樹脂を入れた冷たい飲み物 |
| アサヒガニ(cua huỳnh đế) | 甲羅が縦長の台形をした赤いカニ |
| シムの実のシロップ(mật sim) | シムの実から作る甘いシロップ |
| ロールアイスクリーム(kem cuộn) | 冷たい鉄板で固めて巻くアイス。夜市の定番 |
| カキのチーズ焼き、ホタテのネギ油焼き | 夜市の焼き物屋で並ぶ貝の焼き物 |
| ロブスター(tôm hùm) | 海鮮料理店や夜市で出す |
| ブンカー(bún cá lóc) | 雷魚を使った魚の麺 |
| ゴイカーゾイ(gỏi cá giỏi) | ゾイという魚を生で使った和え物 |
| チャーサムビエン(trà sâm biển) | 朝鮮人参やジャスミンなどのハーブを合わせたお茶 |
| チョウチョウ・ピーナッツ(đậu phộng Chou Chou) | 衣をつけたピーナッツ菓子。おみやげにも |
| 干しエビ・干しイカ・チャームック(chả mực) | 持ち帰り用の乾物と、イカのさつま揚げ |
屋台で頼みやすいもの
カキのチーズ焼きやホタテのネギ油焼きは、夜市の焼き物屋の店先に並んでいることが多い料理です。数え方が1個単位か一皿単位かを聞いてから頼むと、会計の行き違いを防げます。ロールアイスクリームは目の前で作るので、子どもと一緒でも楽しめます。
ロブスターのような大きな海鮮は重さで値段が決まります。ほかの料理も、値段と単位(1個か、一皿か、重さか)を注文の前に聞いてください。手順は次の節にまとめています。
ベトナムの軽食をもっと知りたい人はダナンのバインミーの店もどうぞ。

14. エリア別に見る食事の場所
フーコックの食事の場所は、ズオンドン、ロングビーチ、南部、北部、ハムニンの五つのエリアに分かれています。泊まっているエリアから探すと、移動の時間を短くできます。
ズオンドン(島の中心の町)
海鮮料理店が多いのはズオンドンです。シンチャオはチャンフンダオ通り66番地で11:00〜21:30、ラーコイ(Ra Khơi)地図は30/4通り131番地で10:00〜23:00に開いていて、どちらも1人40万〜60万ドンほどです。ラーコイは大きなホールに冷房がないという口コミがあります。
以前の夜市の隣、グエンチャイ通り26番地のシーズ・クラブハウス(Si’s Crab House)地図は、アメリカ式のクラブボイル(カニなどの海鮮をゆでる料理)の店です。会計にはサービス料と付加価値税が別に加わります。
シーズ・クラブハウスの営業は火〜日曜の11:00〜22:00で、月曜は休みです。
肉や海鮮を自分で焼くセットなら30/4通り144番地のコーラルBBQ(Coral BBQ)地図(16:30から、韓国式、1人30万〜40万ドン)、日本風の焼き物と寿司のセットならファンディンフン通り4番地のババババ(bababa)地図(17:00から、1人30万〜40万ドン)があります。
ロングビーチ(バイチュオン)
ロングビーチ沿いには夜市のソナシーとミスター・シーフードのほか、チャンフンダオ通りの海沿いにシュリ・フーコック海鮮(Shri Phú Quốc)地図があります。マダム・ケオ(Madam Kèo)の名前でも知られる店で、09:00から開いていて、メニューにはロシア語も書かれています。料理はひと皿5万5千〜49万9千ドンで、多くは15万〜29万ドンです。
特別な日の夕食なら、インターコンチネンタルの中のフランス料理店ラヴァ(LAVA)地図(17:30から、1人100万ドン以上)があります。
南部(アントイ、サンセットタウン)
南部のサンセットタウンやホントム島のロープウェイ乗り場の周りには、海鮮料理店が集まっています。アントイのニューアントイ大通りAT-63にあるトゥアンキエウ2シーフード&グリル(Thuận Kiều 2 Seafood & Grill)地図は09:00〜23:00で、ハムニンのトゥアンキエウ2と同じ名前の支店です。バイケム地区KB-03のアン・シーフード(Ann Seafood)地図は10:00からで、ロブスターや大きなエビを出す店で、利用者の口コミによるとエビの殻をむいてくれます。
サンセットタウンのドイツ風ビアホールサン・ババリア(Sun Bavaria GastroPub)地図は12:00〜24:00で、夕食と夜のショーや花火を組み合わせたプランがあり、1人100万ドン以上です。ホントム島へ渡る人はホントム島のロープウェイも見てください。
北部(グランドワールド、ガンザウ)
北部はグランドワールドのナイトマーケットとガンザウ海鮮市場が中心です。
ズオンドンの北(オンラン、クアズオン)
ズオンドンの北、グランドワールドとの間にあたるオンラン〜クアズオンの海沿いには、カミア・リゾートの中に夕日の海を眺めるアジア料理の店カミア(Camia、11:00から)があります。
ハムニン
東海岸のハムニンは水上の食堂でカニを食べる場所です。トゥアンキエウ2とティンビエン2の場所は、ハムニンの節を見てください。
フーコック特区政府のサイトの「おすすめの店」の記事にも、すでに閉店した店が載っています。どの一覧を見て行く場合も、出かける前に地図アプリで営業中かどうかを確かめてください。
ズオンドンに泊まれば、町の食堂も以前の夜市の周りもホテルから歩いて行けます。宿のエリアについてはフーコックのホテルとエリアの選び方で詳しく比べています。
15. 海鮮の値段の見方と注文の手順
生きた海鮮は水槽から選んでkg単位の値段で量ってもらい、焼く・蒸すなどの調理法を選ぶのが一般的です。黒板に100g単位の値段を書いて安く見せている店もあります。調理代を別にとる店もあります。
黒板の値段が100gあたりのことがあります。kgの値段だと思って頼むと、会計が10倍になります。数字の横に書かれた単位を必ず確かめてください。
注文するときの手順
- 単位を聞く 黒板の値段がkgあたりか100gあたりかを聞きます。
- 重さを目の前で量ってもらう 選んだ海鮮をはかりにのせてもらい、表示を写真に撮っておきます。出てきたお皿と見比べられます。
- 調理代を確かめる 調理代が値段に含まれているかを聞きます。
- 焼く前に合計を確かめる 調理が始まる前に、合計金額を紙かスマートフォンに書いてもらいます。
値段の目安として、ブラックタイガーは普段1kg28万ドンほどですが、テトの時期には50万〜60万ドン、高い店では80万ドンという例もありました。ロブスターはかつて夜市で1kg120万〜170万ドンでした。
テトの時期、コムニョウ66(Cơm Niêu 66)でブラックタイガー6尾が30万ドンだったことが話題になり、特区の副委員長が点検を指示しました。店側は値段を掲示していたと説明し、特区は値段をはっきり示すよう店に注意しました。罰金の報道はありません(トゥオイチェー英語版の記事)。値段の掲示がある店では、注文する前にそれを読んでおくのがいちばん確実です。
ベトナムでは、値段を掲示していない場合の罰金は個人で50万〜100万ドン、法人はその2倍です(政令87/2024号、2024年7月12日施行)。
会計とチップ
ベトナムではチップは習慣になっていません。メニューの値段に「++」と付いている店は、サービス料と付加価値税が別に加わります。注文する前にメニューの下の注意書きを見ておくと、会計で驚かずにすみます。チップの考え方はベトナムのチップとマナー、お金の準備はベトナムの両替とお金にまとめています。
水道の水は飲まず、ペットボトルの水を買ってください。
困ったときの連絡先
値段のトラブルや困ったことがあれば、観光ホットライン1900 1720(海外の電話からは+84 1900 1720)に連絡できます(フーコック公式観光サイトのお知らせ)。フーコックには観光の迅速対応チームもあり、24時間、多言語のQRコードで通報を受け付けています(発足を伝えるトゥオイチェー紙の記事)。旅行者がよく出会う手口はベトナムの旅行者向けの詐欺と対策で紹介しています。
海鮮の頼み方はほかの町でもほぼ同じです。ダナンの海鮮料理店やホーチミン4区の海鮮通りの記事も参考になります。

16. 海鮮ビュッフェと子連れで選びやすい場所
何種類もの海鮮を少しずつ食べたい人や、子どもと一緒でメニュー選びに迷いたくない人には、ホテルの海鮮ビュッフェという選び方もあります。
海鮮ビュッフェ
ロングビーチのノボテルの「フード・エクスチェンジ」はロブスターと海鮮のビュッフェ、サンセットタウンのホテル、ラ・フェスタ(La Festa)の中のレストラン「ザ・マーチャント(The Merchant)」では「フィッシャーマンズ・キャッチ」というビュッフェが開かれています。サンセットタウンのグリーンツリー(18:00から)も海鮮ビュッフェを出しています。ズオンドンのボーティサウ通り1番地にあるシーシェルズ・ホテルのコーラル・レストランも海鮮ビュッフェを開くことで知られていますが、今も行っているかどうか、日にちと料金を前もって確かめてください。
ホントム島には昼のビュッフェ、マンゴー・ビュッフェ(11:00から、1人30万〜40万ドン)があり、ベジタリアンの料理のコーナーもあります。ロープウェイで島へ渡る日のお昼に組み込めます。
開催曜日と料金は変わることがあるので、予約ページで確かめてください。ヴィンパールのリゾートの中にあるホテルのビュッフェは、外からの客を受け付けるかどうかと料金を、リゾートに問い合わせてください。
子連れで夕食をとるときの選び方
グランドワールドは入場無料で、車が入らない歩行者通りにナイトマーケットがあります。VUI-Festは夜に通りで公演があり、食事のあとに子どもと見て回れます。ソナシーは19時ごろから混むので、子ども連れなら開いてすぐの夕方が向いています。
ラーコイのように、大きなホールに冷房がないという口コミのある店もあります。暑い時間を避けたい場合は、冷房のあるホテルのレストランやビュッフェを選ぶと過ごしやすくなります。
夜市の海鮮は殻つきで出てくることが多いので、小さな子どもには、殻をむいて出してくれる店や、ロールアイスクリームのような屋台のおやつを組み合わせると食べやすくなります。利用者の口コミでは、南部のアン・シーフードはエビの殻をむいてくれます。
17. ハラール・インド料理・ベジタリアン・ロシア料理
ハラール料理やインド料理、ベジタリアンの店が集まっているのは、ズオンドンの南からロングビーチへ続くチャンフンダオ通り、グランドワールド、サンセットタウン(アマルフィ側の通り)の三か所です。ここではエリアごとに代表的な店を挙げます。
ハラールを掲げる店
ハラールを掲げてムスリムの客を迎えている店には、礼拝室がありベトナム料理を出すジャバヘル・ハラール(Javaher Halal Restaurant)、ズオンドンの町なか、ズオンドン〜クアカン通り11番地にあるマレーシア料理のハラール・フーコック(Halal Phú Quốc Restaurant)、グランドワールドの近くのマレーシア料理アファンディ(Halal Restaurant Afandy)があります。
ほかに、チャンフンダオ通り124番地のスリ・ムティアラ(Restaurant Halal Sri Mutiara)、アントイのニュー大通りAT80-82のハラール・サンセットタウン(Halal Sunset Town Phu Quoc)、ソナシー地区のインドのムスリム料理スパイス・インディア(Spice India)があります。認証番号を確認できた店はないので、気になる人は店で直接たずねてください。
インド料理とベジタリアン
インド料理は、グランドワールドのレイク・マサラ(Lake Masala、深夜1時まで)、カリー・キングダム、デリー・ダルバール、サンセットタウンのマー・インディアン(Maa Indian、ベジタリアン専用の支店あり)とベジタリアン料理だけのマハラジャ・ラウンジ(ジャイナ教のメニューあり)があります。チャンフンダオ通りには、ベジタリアン料理だけのクリシュナ・ガーデン(118番地)とラソイ(RASOI、97番地)、シェール・エ・パンジャーブ(126番地)、ザ・シアター(152番地)が並びます。
インド式のベジタリアン料理は肉と卵を使いませんが、牛乳やギー、パニールなどの乳製品は使います。ヴィーガンの人は、注文の前に店に確かめてください。
ベトナムの精進料理(chay)なら、以前の夜市の隣、グエンチャイ通り35番地のカインリー・ベジタリアン(Khánh Ly Vegetarian)地図がビュッフェ形式です。ほかにチャンフンダオ通り29番地のベップチャイ・ニャーアン(Bếp Chay Nhà An)、グエンチャイ通り13番地のナム(Nhà hàng chay NẤM)、30/4通り189A番地のボーデー(Bồ Đề Chay、05:00から)、グランドワールドのラム・ヴィーガン(Lam Vegan)があります。
看板に「chay」とあれば精進料理の店です。探し方のこつはダナンのベジタリアン・ヴィーガンの店、ハラールの店の探し方はダナンのハラールの店の記事も参考になります。
ロシア料理と中央アジア料理
チャンフンダオ通り87番地のカリンカ(KALINKA)地図はロシア料理とベトナム料理の店で、12:00から開いています。グランドワールドの近くのラグマン・フーコック(Lagman Phu Quoc)ではマンティやベシュバルマク、ラグマンが、チャンフンダオ通り33番地のブハラ(Restaurant Bukhara halal)ではウズベク料理が食べられます。カザフ料理の専門店は見つかりませんでした。ラグマン・フーコックは最近の情報が少ないので、行く前に地図アプリで営業中かどうかを確かめてください。
18. イカ釣りの夜の船と海鮮ディナー
夕方に船で沖へ出てイカ釣りをし、船の上で海鮮の夕食をとるツアーがあります。予約サイトでは、島めぐりとセットになったものも売られています。
行く時期
11月から4月は海が穏やかで、イカやカニの漁がさかんな時期です。天候で船が出ない場合の扱いなど、ツアーの条件は予約ページで確かめてください。
船に乗るのは夕方から夜にかけてです。酔いやすい人は酔い止めを用意しておくと安心です。
島めぐりと組み合わせる
昼に南の島々をめぐり、夕方からイカ釣りをする組み合わせもあります。島めぐりのコースはフーコックのアイランドホッピングで紹介しています。
釣ったイカをその場で料理してくれるかどうかはツアーによって違います。夕食の内容とあわせて、予約ページの説明を読んでおいてください。
19. ヌクマム・コショウ・シム酒:おみやげと工場見学
フーコックの食べ物のおみやげで代表的なのは、ヌクマム(魚醤)、コショウ、シム酒です。ほかにバインケオ、干物、チョウチョウ・ピーナッツもあります。
ヌクマム
フーコックのヌクマム(nước mắm Phú Quốc)は、カタクチイワシを木の樽で発酵させて作ります。EUの原産地呼称保護(PDO、規則928/2012)を2012年に受け(EU規則の原文(英国国立公文書館の写し))、2021年5月27日にはフーコックのヌクマム作りがベトナムの国の無形文化遺産に選ばれました(決定1730/QĐ-BVHTTDL)。ユネスコの遺産ではありません。
銘柄にはティンファット(Thịnh Phát)、カイホアン(Khải Hoàn)、フンフン(Phụng Hưng)などがあり、1Lで5万〜20万ドンです。見学できる工場には、カイホアンのヌクマム工場(Nước mắm Khải Hoàn)地図や、南部アントイにあるフンフンのヌクマム工場(Nước Mắm Phụng Hưng)地図などがあります。
コショウとシム酒
コショウ(tiêu Phú Quốc)は黒と赤があり、1kg17万〜45万ドンです。北部スオイカイのあたりにはコショウ農園(Pepper Farm Phu Quoc Countryside)地図があり、09:00〜16:00に見学できます。
シム酒(rượu sim)は、シム(テンニンカ)という木の実から作るお酒で、600mlで14万〜20万ドンです。
おみやげを買う店
キングコンマートは、本店がズオンドンの南、ロングビーチへ向かうチャンフンダオ通り141A番地(08:00から)にあり、バクダン通り108番地に小さなナイトマーケット店(12:30から)があります。コショウの種類が多いのは本店で、ヌクマムやコーヒーも売っています。ナイトマーケット店は小さく、品数も少なめです。
サンセットタウンでは、VUI-Fest入口のベトナムセレクト(Vietnam Select)地図が09:00から開いています。ヌクマム、コショウ、干物、シム酒、コーヒーがそろう大きなおみやげのスーパーです。
ヌクマムは、飛行機に預けることを考えてプラスチック容器のものを選んでください。ガラスびんは航空会社によって受け付けてもらえません。
ほかの町での買い物はダナンのハン市場とおみやげで紹介しています。



20. ヌクマムを飛行機で持ち帰るとき
国際線では100mlを超える容器に入った液体は機内に持ち込めないので、ヌクマムは実際には預け荷物に入れることになります。航空会社ごとに決まりが違います。
ベトナム航空とベトジェット
ベトナム航空は、機内への持ち込みはすすめておらず、預け荷物として受け付けています。1人3Lまたは3kgまでで、容器はプラスチックに限られ、ガラスびんは受け付けません。ふたを密閉して1本ずつテープを巻き、中身を満杯にせず、発泡スチロールの箱に入れてテープで封をします。ATR72という機材の便では受け付けていません(ベトナム航空のにおいのある荷物の規定)。
ベトジェットは運送約款の第9.1条で、ヌクマムのようなにおいの強い食品は運ばない権利があると定めています。
ほかの航空会社については公式の規定が見つかりませんでした。予約した航空会社に先に問い合わせてください。フーコック空港だけの決まりは見つかりませんでした。
ヌクマムを買う前に、帰りの便の航空会社の規定を確かめておくと、空港で手放さずにすみます。
日本へ持ち込むとき
農林水産省の動物検疫の案内では、魚の干物は動物検疫の対象ではありません。一方、肉を使った加工品は日本へ持ち込めません(農林水産省 動物検疫所のおみやげQ&A)。
植物防疫所の案内では、小売用の容器に密封された乾燥香辛料は植物検疫の対象外です(植物防疫所の輸入検査が不要なものの案内)。市場で袋に詰めて売っているコショウはこの条件に当てはまらないことがあるので、迷ったら日本の空港の植物検疫カウンターで申告してください。
出入国の基本はベトナムの入国ガイド、ベトナムでしてはいけないことはベトナムで違法になることにまとめています。
21. ミシュランガイドがフーコックを対象に
ミシュランガイドは2026年10月1日、ハノイ、ホーチミン、ダナンに続く、ベトナムで四つ目の対象地域としてフーコックを発表しました(ミシュランガイドの公式発表)。
最初の掲載はいつか
フーコックの店が最初に選ばれるのは、ミシュランガイド・ベトナムの次の版で、授賞式で発表されます。星やビブグルマンなど、ほかの地域と同じ区分が使われます。
ミシュランガイドのフーコックへの展開はサングループが支援していて、サングループはミシュランのベトナムにおける「戦略的地域パートナー」です。
ミシュランが挙げた島の食
発表の中でミシュランは、ヌクマムとコショウ、そしてズオンドンとハムニン漁村の地元の食堂を、フーコックの食の顔として挙げています。どの店が選ばれるかは、次の版の発表を待つことになります。
22. どの夜をどこで過ごすか
泊まる場所と旅の目的によって、夕食に向いた場所は変わります。ここまでの内容を表にまとめました。
| こんな人に | 夕食の場所 | ひとこと |
|---|---|---|
| 北部に泊まる人、遅い夕食になる人 | グランドワールドのナイトマーケット | 翌2:00まで営業 |
| 南部に泊まる人、夜のショーを見る人 | サンセットタウンのVUI-Fest | キス・オブ・ザ・シーと組み合わせやすい |
| ロングビーチに泊まる人、子ども連れ | ソナシー・ナイトマーケット | 19時ごろから混む |
| ズオンドンに泊まる人 | 町の海鮮料理店、グエンチャイ通り側の小さな夜市 | 夜市の規模は以前より小さい |
| カニを食べたい人 | ハムニン漁村の水上の食堂 | 帰りの車を決めておく |
| 朝ごはんの麺を食べたい人 | キエンサイ、ウットルオム、バインカイン・フン | ウットルオムは朝だけ |
ほかの町と比べたい人へ
ダナンとフーコックで迷っている人はダナンとフーコックの比べ方を読んでみてください。
南部のほかの町はベトナム南部の旅行ガイド、国全体の基本はベトナム旅行ガイドにまとめています。
フーコックの観光と移動はフーコック旅行ガイドでまとめて見られます。
🎡観光・体験23
🏨宿泊9
🚇交通4
🧭基本情報10
🧭ベトナム全国・基本情報116
よくある質問
川沿いの大きな区画は2026年2月28日までで営業の許可が終わり、4月から取り壊しが始まりました。グエンチャイ通り54番地の入口のあたりに小さな区画が残り、夕方から店を出していますが、店の数や時間は日によって違います。新しい場所は発表されていません。
グランドワールドが16:00〜翌2:00、サンセットタウンのVUI-Festが16:00〜24:00、ロングビーチのソナシーが16:00〜23:00です。ズオンドンに残る小さな区画は、17時から23時か24時ごろまでという案内があります。
ディンカウ・ナイトマーケットは、ボーティサウ通りに別にあった夜市で、2016年10月1日に閉じました。店主たちはそのときバクダン通りの夜市に合流し、それがズオンドンのナイトマーケットになりました。いまディンカウの名前で開いている夜市はありません。
車の入らない歩行者通りで食べ歩けるグランドワールドや、夜に通りで公演があるVUI-Festが回りやすい場所です。ソナシーは19時ごろから混むので、開いてすぐの夕方がおすすめです。冷房のある場所がよければ、ホテルの海鮮ビュッフェも選べます。
カイホアンのヌクマム工場や、南部アントイのフンフンのヌクマム工場などで見学できます。工場に立ち寄る島めぐりのツアーもあります。北部にはコショウ農園もあり、09:00〜16:00に見学できます。
飛行機では預け荷物に入れます。ベトナム航空は機内持ち込みをすすめておらず、預け荷物で1人3Lまで、プラスチック容器で、発泡スチロールの箱に入れて封をする決まりです。ベトジェットはにおいの強い食品を断る権利があると定めているので、予約した航空会社に先に確かめてください。
値段がkg単位か100g単位かを聞き、目の前で重さを量ってもらって写真を撮り、調理代が含まれるかを確かめ、焼く前に合計を書いてもらいます。困ったときは観光ホットライン1900 1720に連絡できます。
ベトナムではチップは習慣になっていません。メニューに「++」と書かれた店は、サービス料と付加価値税が会計に別に加わります。
チャンフンダオ通り、グランドワールド、サンセットタウンにハラールを掲げる店やインド料理店が集まっています。看板に「chay」とあるのはベトナムの精進料理の店で、ズオンドンのカインリー・ベジタリアンなどがあります。
ズオンドン市場、キングコンマート(チャンフンダオ通り141A番地の本店、バクダン通り108番地のナイトマーケット店)、サンセットタウンのベトナムセレクトで買えます。ヌクマムはプラスチック容器のものを選んでください。
