フーコック空港ガイド:日本からの乗り継ぎ、事前申告、空港からホテルまで
ハノイで乗り継ぐか台北で乗り継ぐかで、入国審査を受ける場所が変わります。そして島のどこに泊まるかで、空港からの10分が45分になります。降りてから宿の前に立つまでを、料金と分数で並べました。
| 日本からの直行便 | ありません。ハノイ、ホーチミン、台北、バンコク、シンガポール、ソウルのいずれかで1回乗り継ぎます |
|---|---|
| 空港 | フーコック国際空港(PQC / VVPQ)。島の南寄り、ズオントーにあります |
| 入国審査の場所 | ベトナム国内で乗り継ぐならハノイかホーチミン。第三国で乗り継ぐならフーコック |
| 事前申告 | 国際線でフーコックに降りる人は全員必須。公式サイトは無料で、搭乗の3日前から出せます |
| 査証 | 日本のパスポートは45日まで不要。フーコックの島内だけなら国籍を問わず30日免除 |
| 空港からの時間 | 道が空いていればロングビーチ10分、ズオンドン15分、サンセットタウン28分、北部のグランドワールド・バイダイ40分、ガインザウ45分 |
| 空港からの足 | Grabは7万〜20万ドン、メータータクシーは18万〜25万ドン、事前手配の送迎はUS$14〜76 |
| ラウンジ | 国際線にThe SENS、国内線にSH Premiumが2つ。US$18から。3つともPriority Pass加盟 |
1. 日本からフーコックへは、必ずどこかで乗り継ぐ
2. ハノイかホーチミンで乗り継ぐ道
3. 台北・バンコク・シンガポール・ソウルで乗り継ぐ道
4. 乗り継ぎ時間は、どれくらい空けておくか
5. 事前申告は、日本を出る前に必ず済ませておく
6. 査証は要るのか。45日の免除と、島の30日
7. フーコック空港はどんな空港か
8. 降りてから、外に出るまで
9. 空港からどこまで、何分かかるか
10. Grabは、どこで捕まってどこで捕まらないか
11. メータータクシーとGreen SM
12. 無料のVinBusと、路線バス
13. 事前に手配しておく送迎
14. レンタカーという、意外に現実的な選択肢
15. どこに泊まるかで、空港からの答えが丸ごと変わる
16. 空港のラウンジ
17. 帰りの日、空港に戻る

1. 日本からフーコックへは、必ずどこかで乗り継ぐ
日本からフーコックへの直行便はありません。東京からも大阪からもなく、ハノイ、ホーチミン、台北、バンコク、シンガポール、ソウルのいずれかで1回乗り継いで入ります。
この1行が、日本からフーコックの空港を見るときのいちばん大きな前提になります。ダナンやニャチャンのように、成田を出たら次に降りるのが目的地、という行き方ができません。ですからこの記事は、滑走路の長さや拡張計画の話から始めません。まず、どこで乗り継ぐかから始めます。島に着いてからの過ごし方はフーコックの総合ガイドにまとめているので、ここでは空港と、そこから宿までの道に絞ります。
乗り継ぎ地は、大きく2種類しかない
候補になる都市はいくつもありますが、手続きという点で見れば分かれ方は2つだけです。ベトナム国内で乗り継ぐか、第三国で乗り継ぐか。この違いが、入国審査をどこで受けるかを決めます。
ハノイとホーチミンで乗り継ぐ場合、フーコックまでの最後の1本はベトナムの国内線です。入国審査はハノイかホーチミンで受け、フーコックには国内線の到着として降ります。パスポートを出す場面は、フーコックにはもうありません。
台北、バンコク、シンガポール、ソウルで乗り継ぐ場合は逆です。最後の1本が国際線のままなので、ベトナムの入国審査はフーコックで受けます。降りる建物も、並ぶ列も、必要な書類も変わります。
どちらが速いかは、一概に決まらない
ベトナム国内で乗り継ぐほうがまっすぐに見えますが、いつも速いとは限りません。国際線ターミナルで入国して荷物を受け取り、国内線ターミナルまで移動して預け直す、という手順が入るからです。第三国での乗り継ぎは、同じ建物の中で乗り換えが済むことが多く、荷物に触る回数も少なくなります。
結局は、日本を出る便の時刻と、フーコック行きの便の時刻がどう噛み合うかで決まります。次の2つの節で、それぞれの中身を順に見ていきます。
2. ハノイかホーチミンで乗り継ぐ道
ベトナム国内で乗り継ぐ道は、日本からの便数がいちばん多い道です。ハノイのノイバイ空港も、ホーチミンのタンソンニャット空港も、日本の主要な空港から直行便が飛んでいます。まずこの2都市まで飛び、そこから国内線に乗り換えてフーコックへ向かいます。ホーチミンで1泊してから島に入る組み方にするなら、ベトナム南部のまわり方も合わせて見ておくと予定を立てやすくなります。
入国審査が本土で終わるのが最大の利点
この道の特徴は、ベトナムの入国審査が乗り継ぎ地で終わることです。ハノイで降りた時点で入国し、そこから先はすべて国内の移動になります。フーコックに着いたときには審査の列がなく、荷物を受け取ったらそのまま外に出られます。
あとの節で詳しく書く事前申告も、この道なら提出したQRコードを使うのはハノイかホーチミンの入国審査です。長い飛行機のあとに、慣れない到着ロビーで携帯電話を開く場面にはなりません。着いた日の負担は、こちらのほうが軽くなります。
ターミナルが変わるので、時間を多めに見る
ノイバイもタンソンニャットも、国際線と国内線でターミナルが分かれています。入国して荷物を受け取ったら、別の建物まで歩くか、連絡のバスに乗ることになります。大きな荷物を引いての移動なので、地図の上の距離より時間がかかると考えてください。
乗り継ぎに用意する時間は、入国審査の列、荷物が出てくるまでの待ち、ターミナル間の移動、国内線の保安検査、この4つの合計です。どれかひとつが長引くだけで後ろがずれます。乗り継ぎ時間は短く詰めないほうが安全です。
通しの航空券か、別々に買うか
1枚の航空券として通しで買っていれば、便が遅れたときに航空会社が振り替えを手配します。荷物もフーコックまで運ばれることがありますが、ベトナムに入国する以上、いったん受け取って国内線側で預け直す必要が出る場合もあります。予約の段階で、その空港で荷物をどう扱うかを確認しておくと当日迷いません。
日本発の便とベトナム国内線を別々に買う組み方は、料金を抑えられる代わりに、前の便が遅れても次の便は待ってくれません。この買い方をするなら、乗り継ぎの間はさらに長く空けてください。
フーコック行きの国内線は多い
フーコックとハノイ、フーコックとホーチミンの区間は、ベトナムの国内線の中でも便数が多い部類です。この2区間には、Sun Group系列のSun PhuQuoc Airwaysも入っています。ベトナムで初めての、観光路線に絞った航空会社で、便名は9Gで始まります。初便はノイバイからフーコックへの9G1203で、機材はA321、座席は220でした。
3. 台北・バンコク・シンガポール・ソウルで乗り継ぐ道
第三国で乗り継ぐ道は、フーコックに国際線として降りる道です。ベトナムの土を最初に踏むのがフーコックになります。ハノイやホーチミンには寄りません。
フーコックに国際線が来ている都市
| 都市 | 航空会社 |
|---|---|
| 台北(桃園・台中) | STARLUX、VietJet |
| 高雄 | Sun PhuQuoc Airways |
| バンコク | Thai AirAsia、Thai VietJet |
| シンガポール(チャンギ) | Scoot、VietJet、Sun PhuQuoc Airways |
| 仁川 | Korean Air、Eastar Jet、Jeju Air、T’way、Sun PhuQuoc Airways |
| 釜山 | Sun PhuQuoc Airways |
この表に並ぶ都市は、どれも日本から直行便で行ける場所です。日本発の便と組み合わせれば、乗り継ぎ1回でフーコックに着きます。東京以外の空港から出る人にとっては、ハノイ行きやホーチミン行きの便を待つより、台北やバンコクを経由するほうが選択肢が広いこともあります。ベトナムのビーチで行き先を決めかねている段階なら、ダナンとフーコックを比べた記事が判断の助けになります。
入国審査はフーコックになる
この道を選ぶと、パスポートに入国の記録が付くのはフーコックです。ここで効いてくるのが事前申告です。国際線でフーコックに降りる人は全員、オンラインで申告を済ませておく決まりになっています。出していない人は、着陸してから携帯電話で入力することになります。詳しくはこのあとの節にまとめました。
荷物とターミナルに気をつける
第三国での乗り継ぎは同じ建物の中で済むことが多く、荷物に触らずに通過できる場合もあります。ただし別々に買った航空券だと、乗り継ぎ地でいったん荷物を受け取って預け直す必要が出ます。台北のように空港が複数ある都市や、桃園と台中のように発着地が分かれる場合は、乗り継ぎ地の空港名まで予約画面で確認してください。
ロシアからのチャーターが集まる時期は混む
フーコックにはロシアの各都市からチャーター便がまとまって入る時期があります。その時期は空港の到着ロビーも、島の宿も、車も一気に埋まります。乗り継ぎ便の座席が取れても、島に着いてから足と部屋が見つからないという順番の詰まり方をします。宿と送迎は、航空券を押さえたらすぐに手配してください。どの時期が混み、どの時期が海に入りやすいかはフーコックのベストシーズンの記事に時期ごとに整理してあります。
4. 乗り継ぎ時間は、どれくらい空けておくか
乗り継ぎの時間は、短いほど旅程が締まって見えます。ただしフーコック行きは1日に何便も選べる路線ではないので、1本落とすと予定が大きくずれます。時間の取り方は慎重に決めてください。
同じ空港の中で乗り換えるとき
台北やバンコク、シンガポールのように、国際線から国際線へ乗り換える形がいちばん手順が少なくなります。入国審査を通らず、荷物も出てこないので、保安検査と移動だけを見ておけば足ります。それでも巨大な空港では搭乗口までかなり歩くので、案内板が出た時点で動き出すくらいがちょうどいいです。
ベトナムで入国してから乗り継ぐとき
ハノイとホーチミンは手順が増えます。入国審査、荷物の受け取り、ターミナル間の移動、国内線の保安検査と、4つの関門を順に抜けます。混む時間帯に当たると、このうちのどれかで待ち時間が伸びます。国内線への乗り継ぎは、余裕を多めに見積もっておいたほうが結果的に楽です。
夜に着く便を選ぶとき
フーコックへの到着が夜になる便は、島に着いてからの時間の使い方が変わります。空港から宿までが10分のロングビーチなら問題になりませんが、45分かかるガインザウだと、そのあいだずっと暗い道を走ることになります。暗くなってからGrabを呼ぶと待ち時間も伸びます。
夜着の便を取るなら、送迎を先に手配しておくか、空港に近い地区に泊まる初日だけを別に取るか、どちらかにしておくと迷いません。宿の場所と到着時刻はセットで考える話です。
帰りの便も同じ考え方で見る
行きばかり気にして帰りの乗り継ぎを詰めてしまう人がいます。フーコックを出る便が遅れた場合、乗り継ぎ地での待ち時間がそのまま保険になります。特に別々に買った航空券のときは、帰りこそ時間を空けておいてください。
5. 事前申告は、日本を出る前に必ず済ませておく
フーコックに国際線で降りる人は、全員が事前申告を出します。公式の窓口は無料で、搭乗の3日前から提出できます。
これはベトナム入国の書類をオンラインで先に出しておく仕組みです。フーコックの国際線到着では全員が対象になります。旅慣れた人でも知らないまま来ることがあり、到着ロビーでいちばん人が止まるのがここです。
- 出発の3日前になったら、公式のサイトを開きます。
- 旅券の情報、フーコックに入る便名、泊まる宿の住所、連絡先のメールを入れます。
- 出てきたQRを画面に保存するか、紙に印刷します。
- フーコックの入国審査で、そのQRを見せます。
どこで出すのか
公式の窓口は https://prearrival.immigration.gov.vn/ です。アドレスが immigration.gov.vn で終わっているかを必ず見てください。ここでの提出に費用はかかりません。
何を用意しておくか
手元に必要なのは4つです。パスポート(残りの有効期間が6か月以上あるもの)、フーコックに入る便の便名、ベトナムで泊まる宿の住所、そして連絡先のメールアドレス。宿の住所は予約確認のメールに書いてある英語の表記をそのまま写せば足ります。
4つのうち、旅行前の段階でいちばん揃っていないのが宿の住所です。宿を決めてから申告する、という順番になります。航空券だけ先に買って宿を後回しにしていると、ここで手が止まります。
いつ出せるのか
提出できるのは搭乗の3日前からです。それより早くは出せません。出発の何週間も前に済ませておく、ということができない手続きなので、旅行の準備リストの最後のほうに入れておいてください。
出し終わるとQRが出る
入力が通ると、QRコードが発行されます。入国審査ではこれを見せます。画面をその場で開こうとすると通信が不安定なことがあるので、画像として保存しておくか、紙に印刷しておくほうが確実です。同行者がいる場合は、全員分をまとめて持っている人を決めておくと列が詰まりません。
島の30日査証免除で入る人も、別に出す
フーコックには国籍を問わない30日の査証免除があります。ここを混同する人が多いのですが、査証が要らないことと、事前申告を出さなくていいことは別の話です。免除で入る人も申告は出します。査証の有無に関係なく、国際線で降りる全員が対象です。
出していないと、どうなるか
着陸したその場で、携帯電話から入力することになります。長い飛行時間のあと、通信をつなぎ直した直後に、パスポート番号と宿の住所を小さな画面に打ち込む作業です。先に降りた人たちの列がどんどん伸びていくのを横目に見ながらやることになります。3日前に5分で済むことを、いちばん疲れている瞬間にやる形です。
料金を取る代行サイトがあります
公式は無料なのに、検索結果の上のほうに手数料を取る代行サイトが並ぶことがあります。見た目は公式と似せてあり、支払い画面まで進んでから気づくこともあります。アドレスの末尾が immigration.gov.vn かどうか、この一点だけ確認してください。手数料を払っても、出てくるQRは同じものです。
6. 査証は要るのか。45日の免除と、島の30日
日本のパスポートでフーコックに行く場合、ふつうの旅行の長さなら査証は要りません。ただし規定が2つあり、どちらが自分に当てはまるかで話が変わります。
日本のパスポートは45日まで査証が不要
ベトナム全土に対する査証免除で、滞在できるのは45日までです。この45日はフーコックだけでなくベトナム国内のどこにいても数えられるので、ハノイやホーチミンに寄ってから島に入る旅程でもそのまま使えます。1週間や10日の旅行なら、この規定の中で収まります。
フーコックの島内だけなら、国籍を問わず30日
フーコックには島独自の規定があり、国籍に関係なく30日の査証免除が使えます。ただしこれは島から出ない人のための規定です。フーコックのあとに本土へ渡る予定があるなら、この規定だけでは足りません。日本のパスポートなら45日の免除があるので、実際にこの島の規定に頼る場面は多くありません。
45日を超えるとき
長く滞在する場合は電子査証を取ります。窓口は evisa.immigration.gov.vn で、単数入国、滞在は90日までです。フーコック空港は電子査証で入国できる地点に指定されているので、この査証を持って直接フーコックに降りられます。申請の手順と必要な書類はベトナムの査証をまとめた記事で詳しく扱っています。
パスポートの残り期間を先に見る
査証が要るかどうかより先に確かめてほしいのが、パスポートの有効期間です。残りが6か月以上必要になります。事前申告の入力でもパスポートの情報を打ち込むので、その時点で足りないと気づいても間に合いません。航空券を取る前に開いて確認してください。
そして、査証が不要なことと事前申告が不要なことは別です。査証が要らない人も、国際線でフーコックに降りるなら申告は出します。ここは繰り返し書いておきます。
7. フーコック空港はどんな空港か
ここからは空港そのものの話です。旅の段取りに直接効く部分だけを短くまとめます。
コードと場所
正式にはフーコック国際空港地図、ベトナム語ではCảng hàng không quốc tế Phú Quốcといいます。コードはPQC、管制用のコードはVVPQです。場所は島の南寄りにあるズオントーで、島の中心のズオンドンからも、南端のアントイからも、そこそこ近い位置にあります。島の端にある空港ではないという点が、このあとの距離の話につながります。
滑走路とターミナル
滑走路は2本あります。10R/28Lが3,000メートルでアスファルト舗装、10L/28Rが3,300メートルでコンクリート舗装です。3,300メートルという長さがあるので、A350やB747のような大型機も降りられます。等級もICAOの4Eへ引き上げる作業が進んでいます。日本から飛んでくる可能性を考える上では、滑走路の側に制約がないという話になります。
ターミナルは国内線と国際線で分かれています。この分かれ方は、降りたあとの迎えの手配にも、帰りの日にどちらへ行くかにも関わります。あとの節でもう一度触れます。
これから変わるところ
空港はいま拡張の途中です。Sun Groupとシンガポールのチャンギ空港系のChangi Airports Internationalが組み、新しいT2とVVIP用のターミナルを建てる計画が動いています。2027年のAPECの開催をひとつの区切りにした工事です。上空から見ると、ターミナルの手前に大きな工事の区画が広がっています。
つまり、いま読んでいる案内図と、実際に行ったときの建物の配置が違う可能性があります。到着階と出発階の位置、駐車場の入口、車を待たせる場所。このあたりは現地の表示に従うのがいちばん確実です。
もうキエンザン省ではありません
フーコックは2025年7月1日から、アンザン省の特別区(đặc khu)になりました。それまで属していたキエンザン省がアンザン省に合併されたためです。島の面積は589平方キロメートル、行政の区分はズオンドンとアントイの2つのphườngと、ズオントー、ハムニン、クアズオン、バイトム、ガインザウ、クアカンの6つのxãに分かれています。
古いガイドブックや古い記事には、まだキエンザン省と書いてあります。実務で効いてくるのは事前申告の住所欄です。宿の予約確認に書かれている住所表記をそのまま写せば通るので、自分で省の名前を書き換える必要はありません。

8. 降りてから、外に出るまで
飛行機を降りてから空港の外に立つまでの手順は、国際線で降りたか国内線で降りたかで変わります。ここまで読んできた乗り継ぎの選び方が、そのままこの場面に出てきます。
国際線で降りた場合
台北、バンコク、シンガポール、ソウルから来た人はこちらです。事前申告を済ませていれば、ここは止まらずに流れて進みます。
- 機内を出て、入国審査の列に並びます。
- 事前申告のQRと旅券を出します。
- 審査を抜けて、預けた荷物を受け取ります。
- 税関を通って到着ロビーに出ます。
国内線で降りた場合
ハノイかホーチミンで入国した人はこちらです。審査の列はありません。荷物を受け取ったらそのまま外に出られます。飛行機を降りてから空港の外に立つまでの時間は、国際線側よりだいぶ短くなります。夜に着く旅程を組むなら、この差は小さくありません。
ターミナルは2つあると覚えておく
国内線と国際線でターミナルが分かれているので、迎えを頼むときは自分がどちらに降りるかを伝えます。送迎を予約するときの入力欄にも、たいてい便名を書く場所があります。便名を正しく入れておけば、運転手はどちらの出口で待てばいいか分かります。
家族や友人と別の便で着いて空港で合流する予定なら、ここは特に注意してください。同じ空港でも、待ち合わせる建物が違えば会えません。
出口を出たところで何が起きるか
到着ロビーの外には、メータータクシーの列、Grabの車が待つ区画、無料バスの停留所、そして送迎の運転手が名前を書いた紙を持って立つ場所が、それぞれ分かれて用意されています。どれを使うかを機内で決めておくと、出た瞬間に迷いません。
もうひとつ、外に出る前に片づけておきたいのが通信です。Grabを呼ぶにも、送迎の運転手と連絡を取るにも、宿の場所を地図で確かめるにも、降りた瞬間から回線が要ります。空港のカウンターに並ぶより、eSIMを日本にいるうちに用意しておくほうが、到着ロビーで立ち止まる時間が短くなります。次の節から、空港を出る手段の中身と料金を順に見ていきます。
🚗 Grab
7万〜20万ドン。空港の周りは走っている車が多く、待ち時間が短い区間です。
🚕 メータータクシー
18万〜25万ドン。出口に並んでいるので、待たずに乗れます。
🚌 VinBus
無料。ただし行き先はVinグループの区画に限られます。
📋 事前手配の送迎
US$14〜76。到着ロビーで運転手が名前の紙を持って待っています。

9. 空港からどこまで、何分かかるか
フーコックは思ったより大きい島です。同じ島の中なのに、空港から宿までの時間が4倍以上ひらきます。ここが旅の組み立てでいちばん効く数字です。
主な地区までの距離と時間
| 行き先 | 距離 | 車での時間 |
|---|---|---|
| ロングビーチ(バイチュオン)のリゾート帯 | 6km | 10分 |
| ズオンドン中心 | 10km | 15分 |
| バイサオ | 18km | 25分 |
| アントイの町 | 19km | 23分 |
| オンラン | 20km | 27分 |
| サンセットタウン・ロープウェイ駅 | 21km | 28分 |
| ハムニン | 25km | 31分 |
| グランドワールド・バイダイ(北部リゾート帯) | 32km | 40分 |
| ガインザウ(北西の端) | 37km | 45分 |
空港は島の南寄りにある
表がこの並びになる理由は、空港の位置にあります。ズオントーは島の南寄りで、ロングビーチ(バイチュオン)地図のすぐ南です。だからリゾートが並ぶ一帯までが6キロと近く、島の中心のズオンドン地図までも10キロで届きます。ホテルがいちばん多い場所は、空港から見て手の届く範囲にあります。
先に断っておくと、この表は道が空いているときの値です。繁忙期の夕方や、ズオンドンの市街を抜ける区間が詰まっているときは、これより長くかかります。北へ向かう宿を取っている人ほど、上振れを見込んでおいてください。
数字の読み方
南へ向かう先と、少しだけ北へ向かう先は、どれも20分台に収まります。アントイ地図の町までが19キロで23分、オンラン地図までが20キロで27分、サンセットタウンのロープウェイ駅までが21キロで28分です。空港が島の南北の真ん中よりやや南にあるので、南の端まで行っても北へ少し上がっても、同じくらいの時間で届きます。
この中で少しずれるのがバイサオ地図です。18キロとアントイより近いのに、25分とアントイより時間がかかります。幹線を降りて海側へ入る区間があるためで、距離が短いほど速いとは限らない例になっています。東海岸のハムニン地図も25キロで31分と、距離のわりに時間がかかります。
時間がはっきり変わるのは、北部に入ってからです。北部のリゾートが集まるグランドワールドやバイダイまでが32キロで40分、さらに北西の端のガインザウ地図までが37キロで45分になります。20分台から40分台へ、ひと跳びで上がります。
この段差ができるのは、北へ向かう車がいったんズオンドンの市街を抜け、そこから西海岸沿いの道を回っていくからです。市街の区間は信号も人も多く、速度が落ちます。地図の上の直線距離だけで時間を読むと、ここで外します。
逆に言えば、北部のリゾート帯と北西の端の差は5分しかありません。北に泊まると決めた時点で40分前後は確定するので、そこから先はどれだけ端まで行くかをあまり気にしなくて済みます。
🏖️ ロングビーチ
空港から10分。Grabがいちばん捕まる区間です。
🏘️ ズオンドン
15分。車の量が最も多く、歩ける範囲も広い町です。
🌇 サンセットタウン
28分。ロープウェイ駅と夜の公演があります。
🌴 北部リゾート帯
40分。Grabはあまり来ません。
この表が、宿選びを決めてしまう
10分と45分では、旅の中身が変わります。着いた日の午後にビーチへ出られるか、宿に入るだけで日が暮れるか。夕食を外に食べに行けるか、宿の中で済ませるか。フーコックでは、この差が交通費ではなく時間として出てきます。着いた日の午後をどう使えるかは、フーコックでできることをまとめた記事と並べて考えると決めやすくなります。どこに泊まるかの話は、あとで一節を使ってまとめます。

10. Grabは、どこで捕まってどこで捕まらないか
ベトナムの配車アプリといえばGrabです。フーコックでも空港で使えますが、島のどこでも同じように使えるわけではありません。ここを知らずに旅程を組むと、帰りに困ります。
待ち時間は場所でまるごと変わる
ズオンドンと空港の周りなら、呼んでから5分から10分で車が来ます。この一帯は走っている車の数が多いからです。ところが島の北の端や南の端になると、待ち時間は15分から20分に伸びます。時間帯によっては、いくら待っても車が付かないこともあります。
つまりGrabは、空港からの往路ではだいたい使えます。空港の周りには常に車がいるからです。問題になるのは復路です。ガインザウの宿から空港へ戻るときに同じ感覚で呼ぶと、画面がいつまでも回り続けます。
料金は7万ドンから20万ドンまで
Grabの料金の幅が広いのは、行き先の距離が違いすぎるからです。6キロのロングビーチと37キロのガインザウでは、同じ島の中でも別の移動になります。短い区間なら7万ドン前後で済み、島の端まで行くと20万ドンに近づきます。アプリの画面に金額が出てから乗るので、その場で交渉する必要はありません。
北や南の端に泊まる人がやっておくこと
島の端に泊まるなら、帰りの足をGrab頼みにしないでください。現実的な手は3つあります。宿のフロントに車を頼んでおくこと、行きと帰りをセットにした送迎を先に手配しておくこと、そして滞在中ずっと使える車を借りてしまうことです。
特に朝早い便で帰る日は、車が動き出す前の時間帯に当たります。前の晩のうちに手配を済ませておくのが、いちばん確実な対策です。

11. メータータクシーとGreen SM
アプリを使わずに、出口に並んでいる車にそのまま乗る方法もあります。フーコック空港にはメーターのタクシーが常に待っています。
空港に入っている会社
Mai Linh、Vinasun、Phu Quoc Taxi、Saigon Taxiの4社です。空港から市街地までの相場は18万ドンから25万ドンあたりで、行き先が遠いほど上がります。乗る前に会社名を確認し、メーターが動いているかを見てください。
Grabとの差をどう考えるか
Grabの7万ドンからという下限と比べると、メータータクシーは高く見えます。ただしこの差は、日本円に直すと数百円の範囲に収まることが多いものです。何を買っているかというと、待ち時間と確実さです。深夜に着いた、荷物が多い、子どもが疲れている。こういう場面では、目の前にある車に乗れることの価値が上がります。
逆に、昼間に身軽に着いて時間に余裕があるなら、アプリで呼ぶほうが安く済みます。どちらが正しいというより、その日の状況で選ぶ話です。
Green SM という選択肢
Green SMは、VinFastの電気自動車で走る配車サービスです。島では2023年から走っていて、アプリの中に空港向けの定額の設定があります。呼び方はGrabとほとんど同じで、車が電気自動車なので車内が静かです。
アプリを2つ入れておくと、片方で車が付かないときにもう片方が拾える、という使い方ができます。島の端に泊まる人ほど、この二段構えが効きます。
12. 無料のVinBusと、路線バス
空港から出る手段には、車を使わない選択肢もあります。フーコックには珍しく、料金のかからないバスが走っています。
VinBusは無料
VinBusは空港とPhu Quoc United Centerを結ぶ無料のバスです。United Centerというのは、北部のグランドワールドと南部のサンセットタウンを含む、Vinグループの施設がまとまった区画のことです。バスはその施設をつないで走ります。乗車に費用はかかりません。
使える人と、使えない人がはっきり分かれる
この一帯の宿に泊まるなら、空港からの交通費がゼロになります。サンセットタウンまでは車で28分かかる距離ですから、その区間が無料になるのは小さくありません。逆に、ロングビーチやオンランに泊まる人には関係のない路線です。乗ってから乗り換えを考えるより、素直にタクシーを使うほうが早く着きます。
宿を選ぶ段階で「United Centerの中かどうか」を見ておくと、到着日の予算が変わります。ここもまた、泊まる場所が答えを決めてしまう例です。サンセットタウンで夜に行われるキス・オブ・ザ・シーの公演を見る予定があるなら、この一帯に泊まる意味はさらに大きくなります。
路線バスもあります
島には一般の路線バスも走っていて、料金は1万5,000ドンから4万ドンほどです。移動そのものは安く済みますが、大きなスーツケースを持っての利用は現実的ではありません。滞在中に身軽に動きたい日の選択肢と考えるのがちょうどいいところです。
到着した日は荷物がいちばん重い日です。バスを検討するのは2日目以降にして、初日は車を使う。この分け方で組むと、無理がありません。

13. 事前に手配しておく送迎
空港に着いてから車を探すのではなく、日本にいるうちに車を決めておく方法です。到着ロビーで名前を書いた紙を持った運転手が待っている、あの形です。
料金はUS$14から76まで
KlookやKKdayで売られている送迎の価格帯がこの幅です。下は14ドル、上は76ドルまで開きます。幅が大きいのは、車の大きさと行き先の距離という2つの要素が掛け合わさるからです。ロングビーチまで乗用車1台で行くのと、ガインザウまで大きな車で行くのとでは、別の商品になります。Kiwitaxiの場合は40ドルから60ドルあたりが中心です。
何にお金を払っているのか
払っているのは、着いた瞬間に乗る車が決まっている状態です。出口で値段の交渉をする必要がなく、到着が遅れても便名で追ってもらえます。ベトナムの現金を持っていない段階で支払いが済んでいるのも、着いた直後としては楽です。
Grabやメータータクシーのほうが安く済む場面は当然あります。それでも、旅程の中で「ここだけは失敗したくない」という1本があるとしたら、それは深夜に着いた日の空港から宿までの1本です。
特に向いている人
夜に着く便で旅程を組んだ人。小さい子どもを連れている人。スーツケースが2つ以上ある人。そして、ガインザウやオンランのように空港から遠い地区に宿を取った人です。40分を超える移動を、着いてから探すのは大変です。
予約するときは、ターミナルが国内線か国際線か、そして便名を正確に入れてください。この2つが合っていれば、運転手は正しい出口で待ちます。
14. レンタカーという、意外に現実的な選択肢
ベトナムの本土では、車を借りるといえば運転手付きが普通です。都市の交通量とバイクの多さを考えると、自分で運転する理由がほとんどありません。ところがフーコックは事情が違います。
島の道は、ほとんど1本
フーコックは島を縦に貫く道が骨格になっていて、そこから海側へ枝が伸びる形になっています。信号もほとんどありません。ホーチミンやハノイの市街地とはまったく別の運転環境です。日本の読者にとって意外な選択肢になるのは、この点があるからです。
1日US$11から
Localrentの掲載を見ると、1日あたり11ドルからの設定があります。空港から宿までタクシーで往復するだけでも数万ドン単位の出費になるので、島の中を何度も動く予定なら、借りてしまったほうが安く収まることがあります。さらに、Grabが捕まらないガインザウやバイトムのような場所でも、自分の足で動けます。
免許の扱いだけは、先に確認してください
運転には国外運転免許証が必要です。ただし、ベトナムが受け入れている国外運転免許証の種類と、日本で発行されるものが一致するかどうかは、旅行者が自分で確かめなければならない部分です。認められない免許で運転していると、事故を起こしたときに保険が働かない可能性があります。
借りる前に、その会社が日本の免許証と国外運転免許証をどう扱うかを問い合わせてください。答えがあいまいな会社は避けたほうが無難です。ここを飛ばして現地のカウンターで揉めるより、日本にいるうちに文面で確認しておくほうがずっと簡単です。
借りる人・借りない人
向いているのは、島の複数の地区を回りたい人、家族で動く人、そして空港から遠い宿を取った人です。逆に、ロングビーチの宿に泊まって数日を海辺で過ごすだけなら、必要になる場面はほとんどありません。10分の距離をタクシーで往復するほうが手間がかかりません。
15. どこに泊まるかで、空港からの答えが丸ごと変わる
ここまで書いてきた時間と料金は、すべて宿の場所によって別の数字になります。フーコックの旅で最初に決めるべきなのは、航空券でも送迎でもなく、島のどのあたりに泊まるかです。宿そのものの傾向や価格の幅はフーコックの宿をまとめた記事で扱っているので、ここでは空港からの距離だけで並べます。
ロングビーチ(バイチュオン)は空港から10分
空港にいちばん近い宿の集まりです。6キロという距離は、Grabでも数万ドンの範囲に収まります。夕方に着く便でも、荷物を置いて海辺に出る時間が残ります。ホテルの数も多く、夜に外へ食べに出るのも難しくありません。初めてのフーコックで迷ったら、ここを軸に考えると失敗が少なくなります。
ズオンドンは空港から15分
島の中心の町です。空港から10キロで、車の量がいちばん多い一帯でもあります。Grabが5分から10分で来るのはこの周辺なので、滞在中にアプリで動き回る前提なら、ここが最も身軽に過ごせます。ナイトマーケット地図や商店が集まっているので、車を使わずに歩ける範囲が広いのも利点です。海に面した側にはディンカウ地図があり、夕方に歩いて行ける距離にあります。
アントイとサンセットタウンは空港から23分から28分
島の南端です。アントイの町までが19キロで23分、その先のサンセットタウンのロープウェイ駅までが21キロで28分です。キスブリッジや夜のショーがあるのはこの一帯で、日が落ちてからの時間の過ごし方がほかの地区と違います。無料のVinBusが向かうのもこちら側なので、宿がUnited Centerの中なら、空港からの交通費を抑えられます。港からは島めぐりの船が出ていて、ホントムのロープウェイ地図の乗り場もこちら側です。島の南東にあるバイサオへ向かう日も、南に泊まっているほうが近くなります。
オンランは空港から27分
西側の海岸です。20キロで27分と、時間だけ見ればアントイ側とほぼ同じですが、町の性格は違います。静かに過ごしたい人向けの宿が多い代わりに、夜に出歩ける場所は限られます。Grabの待ち時間もズオンドンほど短くはありません。
グランドワールド・バイダイは空港から40分
北部のリゾートが集まるのがこの一帯です。32キロを40分で走ります。北部に泊まる人の多くは島の端ではなくここに宿を取るので、北を検討しているなら、まず見るべきはこの40分という数字です。空港からいきなり島の反対側まで行く形になるため、着いた日と帰る日の移動は長めに見ておいてください。
無料のVinBusが向かうグランドワールド地図もこちらにあります。宿がその区画の中なら、空港からの足を無料で賄える可能性があります。ただし便の時間に自分の到着を合わせられるかは別の話なので、夜に着く便ならタクシーか送迎を前提にしておくほうが確実です。
ガインザウは空港から45分
島の北西の端です。37キロを45分かけて向かいます。北部のリゾート帯からさらに5分ほど先、という位置関係になります。往復で1時間半を使うので、着いた日と帰る日の予定はそれだけで埋まります。Grabは呼んでも来ないことがあるため、送迎かレンタカーを前提に組んでください。その代わり、島の中心の混み合いからはいちばん遠い場所です。この一帯にはヴィンワンダーズやヴィンパール・サファリがあり、そちらを目当てに北へ泊まる人もいます。
結論として
短い滞在で移動を増やしたくないならロングビーチかズオンドン。夜の時間を楽しみたいならアントイ側。静けさを優先するなら北側。ただし北へ行くほど、足の手配を自分で決めておく必要が増えます。空港からの分数は、そのまま旅の自由度の分数です。地区ごとの性格と島全体の回り方はフーコックの総合ガイドに通してまとめています。


16. 空港のラウンジ
乗り継ぎで着く旅程だと、フーコック空港で待つ時間が長くなることがあります。ラウンジは国際線側と国内線側の両方にあり、どちらも当日その場で入れます。
国際線側:The SENS Leisure Lounge
国際線ターミナルにあるラウンジです。当日の利用はUS$29からで、使えるのは国際線で出発する人に限られます。滞在できるのは最大3時間までという決まりがあるので、長い乗り継ぎのすべてをここで過ごす計画は立てられません。搭乗の3時間前を目安に入るのが、いちばん無駄がない使い方です。
国内線側:SH Premium Lounge 1と2
国内線ターミナルには2つあります。SH Premium Lounge 1が18ドルから、SH Premium Lounge 2が21ドルです。ハノイやホーチミンへ戻る便を待つ人が使うのはこちらになります。3ドルの差は設備の違いなので、空いているほうを選んでも困りません。
子ども連れの場合
5歳未満の子どもは、大人1人につき1人まで無料で入れます。5歳から12歳の子どもには子ども料金がかかります。家族で長い待ち時間を過ごすなら、人数分の椅子を確保できるという点だけでも意味があります。
Priority Passが使えます
3つのラウンジはすべてPriority Passの加盟店です。クレジットカードに付いてくる会員資格を持っているなら、追加の支払いなしで入れます。カードの特典を長く使っていない人は、出発前に自分のカードにこの資格が付いているか確認してみてください。
ラウンジに入らない場合は、出発ロビーの椅子で待つことになります。天井の高い明るい空間ですが、混む時間帯は席が埋まります。待ち時間が2時間を超えそうなら、18ドルを払う価値はあります。

17. 帰りの日、空港に戻る
行きの準備に気を取られて、帰りの段取りを当日に回してしまう人は多いものです。フーコックの場合、帰りのほうが失敗しやすい条件が揃っています。
宿から空港までは、来たときと同じだけかかる
ガインザウの宿に泊まったなら、空港まで45分です。北部のグランドワールドやバイダイでも40分。アントイやオンランなら20分台の後半。この時間に、荷物をまとめる時間と、車が宿に来るまでの時間が上乗せされます。逆算すると、朝の便に乗る日はかなり早く動き出すことになります。
朝は、Grabが捕まりにくい時間帯がある
島の端にある宿から早朝に呼ぶと、車が付かないことがあります。前の晩のうちに宿のフロントへ頼んでおくか、送迎を予約しておいてください。前日の夜に5分で済む手配です。当日の朝に画面を見つめながらやるものではありません。
ターミナルを間違えない
フーコック空港は国内線と国際線でターミナルが分かれています。行きは国際線で降りたのに帰りは国内線でホーチミンへ、という旅程なら、降りた建物と出発する建物が違います。運転手には便名を伝えてください。便名が分かれば、どちらの建物かは向こうが判断します。
拡張工事の途中であることを頭に入れておく
空港は建物が増えている最中です。案内図と現地の表示が食い違うことがあり得ます。出発の階の入口や、車を降ろす場所が変わっている可能性もあるので、古い記憶ではなく、その日の表示に従ってください。
混む時期は、出口も入口も詰まる
ロシアからのチャーターが集まる時期は、到着だけでなく出発側も混みます。同じ時間帯に大型機がまとまって出ると、チェックインの列も保安検査の列も伸びます。この時期に旅程を組んでいるなら、空港には普段より早めに着いておくほうが安全です。
最後にもう一度だけ書いておきます。フーコックの旅は、どこに泊まるかで空港からの時間が10分にも45分にもなります。宿を決めた時点で、行きと帰りの足も一緒に決めてしまう。これが、いちばん効く準備です。