カムラン空港からニャチャン市内へ|乗り継ぎ組が先に知っておきたいターミナルと料金の話
日本からは直行便がなく、多くは国内線でT1に着きます。定額タクシーの窓口は国際線側です。
| 距離 | 市内まで約35km、車で45〜60分 |
|---|---|
| 定額タクシー | 4人乗り30万ドン、7人乗り36万ドン。空港が料金表を掲示しています |
| Grab | おおむね20万〜30万ドン。配車専用の乗り場があります |
| 18番バス | 1人5万ドン、50〜60分。最終は21時ごろです |
| 事前手配 | 35万〜50万ドン。運転手が名前の紙を持って待っています |
| 日本発の前提 | 直行便がなく、ハノイかホーチミン乗り継ぎの国内線で入るのが基本です |
| その結果 | 到着はT1(国内線)。定額タクシーの料金表と窓口はT2(国際線)側にあります |
| ターミナル | T1とT2は別棟です。つながった一つの建物ではありません |
1. 乗り継ぎで来ると、着く建物が変わります
2. 有料の選択肢を一覧で
3. 定額タクシーの料金表
4. GrabとXanh SM
5. 出発前に車を手配しておく場合
6. 深夜に着いたとき
7. 18番バスと、それが向く人
8. 公式資料どうしでバス運賃が違います
9. 着陸してから外に立つまで
10. 宿の場所で答えが変わります
11. 支払いと持ち物
12. 荷物と人数、チャイルドシート
13. 帰り、市内から空港へ
14. ニャチャンに着いたあと

1. 乗り継ぎで来ると、着く建物が変わります
日本からカムランへの直行便はなく、ハノイかホーチミンで国内線に乗り継ぐのが基本です。その場合、到着するのはT1(国内線ターミナル)です。ところが空港が公開している定額タクシーの料金表は、掲示場所が国際線ターミナルと記されています。T1に着いたときに同じ掲示をすぐ見られるとは限らない、というのが日本発の読者だけに効いてくる差です。
カムラン空港地図から市内までは約35km、車で45〜60分。短い距離ではありません。季節によっては日本発の直行チャーターが出ることがあり、その場合は国際線側に着くので、この話は当てはまりません。運航の有無はその時々で変わります。
どの建物に着くかで変わること
| 入り方 | 着くのは | 気をつける点 |
|---|---|---|
| ハノイ・ホーチミン乗り継ぎの国内線 | T1(国内線) | 定額タクシーの掲示は国際線側。案内表示に従って移動するか、Grabか事前手配にしておくと確実 |
| 日本発の直行チャーター(出ている時期のみ) | T2(国際線) | 到着ロビーに定額タクシーのカウンターがあります |
| ソウル乗り継ぎ | T2(国際線) | 深夜着になりやすい時間帯です |
旅程を組んでいる途中なら、ニャチャン旅行ガイドにビーチや島、近郊をまとめてあります。
2. 有料の選択肢を一覧で
4つのうち3つは掲示された料金で、1つは相場です。空港がタクシー料金表とバス運賃を公開しており、Grabはその時のアプリ価格です。
| 手段 | 料金 | 所要 | 事前予約 | 深夜 |
|---|---|---|---|---|
| 定額タクシー 4人乗り | 30万ドン | 45〜60分 | 不要 | 可 |
| 定額タクシー 7人乗り | 36万ドン | 45〜60分 | 不要 | 可 |
| GSM 電気タクシー 4人乗り | 35万ドン | 45〜60分 | 不要 | 可 |
| Grab | 約20万〜30万ドン | 45〜60分 | 不要 | 配車が薄くなります |
| 事前手配の車 | 35万〜50万ドン | 45〜60分 | 必要 | 可 |
| 18番バス | 1人5万ドン | 50〜60分 | 不要 | 不可。最終21時ごろ |
宿の前まで乗って行ける手段のうち、いちばん安いものと高いものの差は15万ドン前後です。知っておく価値はありますが、到着ロビーで粘るほどの差ではありません。
3. 定額タクシーの料金表
空港が会社別・座席数別にニャチャン市内までの固定料金を掲示しています。交渉もメーターの確認も要りません。カウンターは国際線ターミナルの到着階です。
| 会社 | 車両 | 市内まで |
|---|---|---|
| Cong Ty Quoc Te | 4人乗り | 30万ドン |
| Cong Ty Quoc Te | 7人乗り | 36万ドン |
| GSM(グリーン・アンド・スマート・モビリティ) | 4人乗り | 35万ドン |
| GSM プレミアム | 4人乗り | 40万ドン |
GSMは電気自動車のブランドで、市内で見かけるXanh SMと同じ系列です。ガソリン車と電気自動車のどちらがいいかという好みがあるなら、ここで分かれます。
カウンターが売っているのは確実さです。料金が掲示されていて需要で動かず、何かあったときに名前のある会社が残ります。晴れた午後にはその価値は小さく、深夜には大きくなります。

4. GrabとXanh SM
昼に着くならGrabがだいたいいちばん安く、20万〜30万ドンほどです。空港には配車専用の乗り場があります。予約すると歩く先をアプリが示してくれます。
カウンターとの差は5万〜10万ドンほど。確かに安いのですが、大きくはありません。そのかわり、その瞬間にアプリが出す額を受け入れることになり、便が重なって降りると上がります。
アプリの設定や支払い、車両クラスの違いはGrabとXanh SMのまとめにあります。カムラン到着に限って二点だけ足します。
- ターミナルを出る前に通信を用意しておいてください。配車にはデータが要り、使えなければ結局カウンターの列に並びます。出発前にベトナムのeSIM比較で片づけておくのが早道です。
- 出口で声をかけてくる人についていかず、配車専用乗り場の表示を探してください。アプリがそちらへ案内します。
5. 出発前に車を手配しておく場合
事前手配はGrabより高く、そのかわり別のものを買っています。扉が開いたときにもう名前の紙を持って立っている運転手です。空港資料の貸切料金は35万〜50万ドンで、タクシー料金に確実さの分が乗った程度です。
割に合う場面は限られます。
| 手配しておく価値がある | そこまで要らない |
|---|---|
| 深夜に着く便 | 昼着で荷物が軽いとき |
| ベトナムが初めてで現地の支払い準備がない | すでにGrabを使っていて通信もある |
| 小さな子ども連れ、チャイルドシート、荷物が多い | 1〜2人で機内持ち込みだけ |
| 国内線乗り継ぎでT1に着き、勝手が分からない |
最後の行が日本発の事情です。定額の窓口が国際線側にある以上、T1に着いて確実に車を確保したいなら、事前に呼んでおくのがいちばん手間がありません。
6. 深夜に着いたとき
ソウル乗り継ぎや一部のチャーターは深夜着になります。その時間帯は昼の案内がそのままでは当てはまりません。
| 22時以降に変わること | 結果 |
|---|---|
| 18番バスは終了 | 5万ドンの選択肢が消えます |
| ニャチャンまで行くGrabの運転手が減る | 待ちが伸び、つかまらないこともあります |
| タクシーのカウンターは到着便に合わせて開いています | 掲示された定額が確実な下限になります |
| ホテルまで35km | 歩ける距離でも、明るくなるまで待てる距離でもありません |
深夜着で頼れるのは二つだけです。定額タクシーのカウンターと、先に手配しておいた車です。どちらにするかは出発前に決めておいてください。到着ロビーで決めようとすると、まだ通信もつながっていない状態でアプリを開くことになります。
現金も少し持って出てください。カード可否は運転手によって違い、空港の両替所は独自の営業時間です。ベトナムの現金とカードに両替とATMのことをまとめてあります。
7. 18番バスと、それが向く人
18番バスは1人5万ドン、50〜60分で、いちばん安い方法です。同時に多くの旅行者が選ばない手段でもあるので、その理由を隠さずに書きます。
空港が公開している経路は、ターミナルではなく市内を通り抜けます。
19/8スタジアム地図 → チャンフンダオ10番地(省立図書館) → グエンティエントゥアット → チャンクアンカイ1番地 → フックロック三差路 → カムラム・ロータリー → 71社(Công ty 71) → カムラン空港
ホテルがグエンティエントゥアットやチャンクアンカイの近くなら実際に便利で、観光の中心はかなりここに入ります。逆に川の北側やリゾートに泊まるなら、降りてからまたタクシーになるので旨みが減ります。
| バスが向く | 向かない |
|---|---|
| 1〜2人、軽い荷物 | 家族連れでスーツケース |
| 中心部の大通り沿いのホテル | リゾート、川の北側 |
| 昼着で時間に余裕がある | 21時以降の到着 |
| 現地の交通に乗ってみたい | 初到着で通信も現金もない状態 |
予算よりも宿の場所がこの判断を左右します。エリアごとの距離はニャチャンの宿泊エリアガイドにあります。

8. 公式資料どうしでバス運賃が違います
空港の公式サイトが、バスの運賃と所要時間を二通り載せています。どちらにも日付がなく、どちらが新しいのか判別できません。
| 公式サイトのどこか | バス運賃 | 所要 | タクシー |
|---|---|---|---|
| 「その他の交通手段」の表 | 1人5万ドン | 50〜60分 | 別の料金表で会社別30万〜40万ドン |
| 交通の要約ブロック | 2万〜3万ドン | 60〜90分 | 30万〜50万ドン |
どちらも同じサイト上にあり、2026年8月8日に確認した値です。ここでは運行会社名と停留所が書かれている詳細な表を引きましたが、バスの運賃はどの数字もおおよそと考えて、小額紙幣を用意しておくのが安全です。タクシーの料金表のほうは会社別の固定額で一貫しています。
具体的なほうが新しいことが多いとはいえ、それは推測であって事実ではありません。ベトナムの施設サイトでよく見る形なので、書き添えておきます。
9. 着陸してから外に立つまで
飛行機が着いてから車に乗るまでには、思っているより時間がかかります。国際線で着くと入国審査があり、便が重なるとここでかなり吸われます。
乗り継ぎで国内線から降りる場合は入国審査を経由地で済ませているので、T1の到着からは早いです。そのかわり定額タクシーの掲示は国際線側にあるので、車の当てを先に決めておく必要があります。着く建物によって、待つ場所も待つ長さも変わるということです。
事前に車を頼んである場合は、この待ち時間こそが運転手に払っている分です。名前の紙を持って立っていてくれるので、出るのが遅れても消えません。逆にアプリで呼ぶつもりなら、審査を抜けてから呼ぶことになります。先に呼んでおくと待たせてしまいます。
入国書類がまだ整理できていないなら、ベトナムの入国要件にビザと入国カードのことを書いてあります。
10. 宿の場所で答えが変わります
35kmは市内中心までの数字です。ホテルはそれよりずっと近いことも遠いこともあり、それがバスを候補にできるかどうかを決めます。
| 泊まる場所 | 移動への影響 |
|---|---|
| チャンフー通りのビーチ前、市内中心 | 標準の35km。すべての選択肢が成り立ちます |
| グエンティエントゥアット、チャンクアンカイ | バス経路がその通りを通ります。18番が意味を持つ区間です |
| 川の北側 | 時間が延び、実質的に定額が下限になります |
| バイダイと空港近くのリゾート | 市内よりずっと近いです。35kmの料金を払う理由がありません |
最後の行でつまずく人が多いところです。空港と市内の間の海沿いにリゾートがいくつもあり、距離が三分の一の区間に市内の定額を出されることがあります。怒る話というより、確かめて乗ればいい話です。エリアの位置関係はニャチャンの宿泊エリアガイドにあります。

11. 支払いと持ち物
アプリで払うつもりでも、ドンは少し持っておいてください。タクシーのカウンターとバスは現金が基本で、運転手によってはカードを受け付けないこともあります。カードが使えないと気づくには、到着直後が最悪のタイミングです。
| 手段 | 支払い |
|---|---|
| 定額タクシー | 現金は必ず使えます。カードは会社によります |
| Grab | アプリのカード決済か、運転手に現金 |
| 18番バス | 現金、小額紙幣が必要 |
| 事前手配 | たいてい出発前にオンライン決済 |
現金とATMの一般論はベトナムのお金の使い方に、よくある旅行者向けの手口には到着ロビー版がまとまっています。表示のあるタクシーカウンターにたどり着く前に声をかけてくる、ドル建てで言ってくる、空港が公開している区間に「特別価格」を出してくる、といったものです。
12. 荷物と人数、チャイルドシート
4人乗りから7人乗りへの差は6万ドンで、この記事でいちばん安い格上げです。大人4人がスーツケース4個を持って4人乗りに乗るのは無理があり、差額が小さいので詰め込む理由がありません。
| 人数 | 妥当な選択 |
|---|---|
| 1〜2人、機内持ち込みのみ | Grab、または30万ドンの4人乗り |
| 3〜4人、預け荷物あり | 36万ドンの7人乗り |
| 小さな子ども連れ | 事前に手配し、チャイルドシートの可否を確認 |
| 5人以上 | 事前手配のバン。車両単位の料金です |
チャイルドシートだけは事前に頼んでおく必要があります。ベトナムのタクシーに標準で載っているものではないので、着いてからカウンターで頼んでも出てきません。
13. 帰り、市内から空港へ
帰りのほうが楽です。出発時刻を自分で決められるからです。同じ手段が逆向きにも使え、定額の料金表は空港から出る方向のものなので、市内から出るときはメーターやアプリのほうが少し安くなることもあります。
| 出発便 | 市内を出る時刻 |
|---|---|
| 午前の国際線 | 3時間30分前。たいてい夜明け前になります |
| 昼の便 | 3時間前 |
| 国内線への乗り継ぎ | 2時間30分前でおおむね余裕があります |
道路1時間にチェックインと保安検査の時間を足した数字です。早朝の便なら前夜に車を頼んでおいてください。深夜着と同じ理由で、夜の反対側でも配車は薄くなります。
旅程の反対側と比べるならダナン空港からの移動はずっと短い区間で、都市間の移動はベトナムの都市間移動にまとめてあります。
14. ニャチャンに着いたあと
市内は広くないので、多くの人にとって空港からのこの区間が旅でいちばん長い移動になります。着いてしまえば、目的地のほとんどは短い車移動か船で届きます。
アイランドホッピングは中心部の南の桟橋から出て、泥温泉は郊外に点在し、ヴィンワンダーズは湾の向こうのホンチェ島に専用のケーブルカーで渡ります。雨季に来るなら、船の日を決める前にニャチャンの雨季を読んでおくと判断が変わります。
まだ海沿いの都市を選んでいる途中ならダナンとニャチャンの比較に二つを並べてあり、日程そのものはニャチャン旅行ガイドから組み始められます。