ニャチャン島巡り完全ガイド|パーティーボートと貸切スピードボートの違い、4島の中身と料金、湾の入場料まで
同じ4島ツアーでも、どの船に乗るかで一日の中身がすっかり変わります。
| グループ木造船 | 約35万〜70万ドン。昼食、シュノーケル用具、島2か所の入場込み |
|---|---|
| 貸切スピードボート | 2〜8人乗りで1隻あたり約200〜350ドル |
| パーティーボートの雰囲気 | 定員40〜80人。カラオケ、船上バンド、フローティングバー |
| 回る島 | ホンムン(シュノーケル)、ホンモット(昼食)、ホンタム(ビーチ)、ホンミエウ(水族館) |
| 湾の入場料 | 2025年新設。周遊ルートで約4万ドンを別途支払います |
| 出発 | ホテル送迎8時前後、カウダー桟橋から乗船 |
| 戻る時刻 | 桟橋15:30前後、ホテル16:30前後 |
| 避けたい時期 | 10〜11月。波が高く欠航が増えます |
1. 結論から言うと、どの船を選ぶか
2. パーティーボート、少人数、貸切の比較
3. 4島とは実際にどこか
4. 料金に入っていないもの
5. 2025年に新設されたニャチャン湾の入場料
6. ホンムンのシュノーケルと保護区の規則
7. ダイビングの現在の状況
8. 一日の流れ
9. 安全と、業者の見分け方
10. 行く時期と欠航のリスク
11. 船酔い、持ち物、装備
12. 子ども連れ、カップル、ひとり旅
13. ホンチェ島とホンムン、どちらの海の日にするか
14. よくある失敗

1. 結論から言うと、どの船を選ぶか
静かな海とシュノーケリングが目的なら貸切または少人数のスピードボート、料金優先で賑やかな雰囲気も楽しめるならグループ木造船です。不満の口コミは、この二つを同じ商品だと思って予約した人から出ています。木造船は定員が40人から80人で、カラオケと船上バンド、フローティングバーがついてきます。
ニャチャン沖の島は船でしか行けません。ツアーを買う以外に方法がないのですが、同じ「4島ツアー」という名前で料金が10倍近く開きます。業者より先に船の種類を決めると失敗が減ります。
旅のかたち別におすすめ
| こんな旅なら | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 料金が最優先 | グループ木造船 | 1人約35万ドンから、昼食と用具込みです |
| シュノーケルが本当の目的 | 貸切か少人数 | 水に入っている時間が長くなります |
| 小さな子ども連れ | 貸切 | フローティングバーは飲酒エリアです |
| ひとり旅で人と話したい | グループ木造船 | その雰囲気目当ての人も多いです |
| 船酔いしやすい | スピードボート | 揺れは少なめ、ただし波で跳ねます |
| 写真が目的 | 貸切 | 時間も停泊地点も調整できます |
後悔の中身は騒がしさより、水に入っていられる時間です。木造船は移動と昼食、船上の出し物に時間を使い、シュノーケルは1〜2か所で短く終わることがあります。予約前にシュノーケルの回数と滞在時間を聞いてください。
2. パーティーボート、少人数、貸切の比較
三つは料金の数え方から違います。グループ木造船は1人あたり、貸切スピードボートは船1隻ごとです。だから人数が増えるほど貸切の1人あたり負担は急に下がります。
| グループ木造船 | 少人数スピードボート | 貸切 | |
|---|---|---|---|
| 料金 | 1人約35万〜70万ドン | 1人中間帯 | 1隻約200〜350ドル |
| 人数 | 40〜80人 | 10〜20人 | 2〜8人 |
| 雰囲気 | カラオケ、バンド、バー | 落ち着いています | 同行者だけ |
| 昼食 | 船上のベトナム料理 | 込みか別途 | 業者による |
| シュノーケル用具 | 込み。状態の差が大きい | 込み | 込み |
| 日程の調整 | 不可 | ほぼ不可 | 可能 |
| 向く人 | バックパッカー、団体 | カップル、友人 | 家族、写真 |
6人を超えると計算が変わります
木造船に4人で乗って1人50万ドンなら200万ドンです。貸切スピードボートが250ドルなら約650万ドンで、まだ3倍以上の開きがあります。ただし6人から8人になると差が縮まり、子ども連れで木造船の雰囲気を避けたい場合はその差を払う価値があります。
「4島」の中身が業者ごとに違う点も予約前に確認してください。3島ツアーはたいていスピードボート、格安の4島ツアーは木造船です。島の名前を直接聞くのがいちばん早い方法です。
3. 4島とは実際にどこか
定番の4島はホンムン、ホンモット、ホンタム、ホンミエウです。並んでいるだけの停泊地ではなく、島ごとに役割が違います。シュノーケルはホンムン、昼食はホンモット沖で船上、ホンタムはビーチで休む場所、ホンミエウは水族館のある漁村です。
| 島 | ここですること | 滞在 | 追加料金 |
|---|---|---|---|
| ホンムン | シュノーケル。保護区なので規則があります | 40分〜1時間 | 湾の入場料 |
| ホンモット | 船上の昼食、フローティングバー | 1〜1.5時間 | 飲み物は別 |
| ホンタム | ビーチ、マリンスポーツ | 1〜2時間 | 入場料が別 |
| ホンミエウ | チーグエン水族館 | 40分〜1時間 | 約6万〜9万ドン |
ホンムンは地図ベトナム最初の海洋保護区で、造礁サンゴが350種以上生息します。それ自体が水族館だと言う人もいます。ホンタムは地図リゾートが入った島なので設備は整っていますが、入場料は別に取られます。
ホンタムだけ行く方法もあります
島巡りに組み込まず、ホンタムだけ往復する商品が別にあります。スピードボートとビュッフェ、泥温泉をまとめたオールインクルーシブが大人約60万ドン、子ども約40万ドン。昼食を外した観光と泥温泉だけなら大人約25万ドン、子ども約17万5千ドンです。一日すべてを使いたくない家族に向きます。

4. 料金に入っていないもの
ツアー料金は出発点の数字です。35万ドンの木造船を予約しても一日が終わる頃にはそれより多く使っていますが、何が抜けているか先に知っていれば驚きません。
| 項目 | 目安 | 込みかどうか |
|---|---|---|
| ツアー基本(木造船) | 35万〜70万ドン | 昼食、用具、島2か所 |
| ニャチャン湾の入場料 | 周遊ルート約4万ドン | たいてい別 |
| ホンミエウ水族館 | 約6万〜9万ドン | 別 |
| ホンタム入場 | 業者・商品による | 別のことが多い |
| バーの飲み物 | 1杯ごと | 別 |
| マリンスポーツ | 種目ごと | 別 |
| ロッカー、シャワー | 少額 | 島によります |
現金を多めに持っていってください。船上と島ではカードが使えない場所が多く、少額の支払いが続きます。1人あたり20万ドンほど別に用意すればおおむね足ります。両替と支払いの話はベトナムのお金と支払いの基本にまとめてあります。
料金表の数字より大事なことがひとつあります。路上で客引きをする格安ツアーは正規登録の船でない場合があるので、後述の安全基準で一度ふるいにかけてください。
5. 2025年に新設されたニャチャン湾の入場料
2025年8月25日から、ニャチャン湾の中を船で移動する観光客に観覧料がかかります。ケガ岬からクヒン岬までが対象で、ツアー料金に含まれないことが多く桟橋で別途支払います。日本語の情報にはほとんど出てこないので、現地で戸惑う項目です。
| ルート | 1回あたり(ドン) |
|---|---|
| ホンミエウ | 約6,000 |
| ホンタム・ホンチェ・ホンモット | 各約8,000 |
| ホンムン | 約10,000 |
| 複数島の周遊ルート | 約40,000 |
金額そのものは大きくありません。困るのは予定に入れていない出費だという点と、一部の桟橋で内水路利用料が約3,000ドン加算される点です。1日単位ではなく乗船1回ごとで、保険は含まれません。
免除と割引
- 免除: 6歳未満、障害のある方、カインホア省の住民、功労者、60歳以上
- 50%割引: 6〜16歳、学校団体、低所得世帯
2025年9月25日からオンライン販売が始まり、QRコードと電子領収書がメールで届きます。現地徴収はニャチャン観光桟橋、フークイ桟橋、海洋研究所桟橋、アナマリーナヨットパークの4か所です。
⚠️ ホンムンの保全料を大人22,000ドン、子ども11,000ドンと案内する資料も出回っています。上の湾入場料と別項目なのか置き換わったのかが資料によって違うので、予約時に「湾の入場料は込みか」を業者に直接確認するのが確実です。
6. ホンムンのシュノーケルと保護区の規則
ホンムンはきれいな島というだけでなく、規則のある保護区です。漁労、サンゴの採取、許可のない停泊が禁止されていて、観光客の活動は指定されたシュノーケル・ダイビング区域の中に限られます。岸から5mの距離を保つことになっています。
実際に入ると浅いところにもサンゴがあります。足が着くからと立つと折れてしまうので、ライフジャケットで浮いたまま動くほうが安全で、サンゴにも優しいです。リーフセーフの日焼け止めがあるとなお良いです。
水の中で実際に見えるもの
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サンゴ | 造礁サンゴ350種以上。浅場にも群落があります |
| 魚 | サンゴ礁の魚が中心。大群に出会う日もあります |
| 透明度 | 4〜6月がいちばん良い時期です |
| 水温 | 通年暖かくスーツなしで入れます |
| クラゲ | 4〜8月に現れます |
用具はたいてい込みですが状態の差が大きいです。マスクが緩いと水が入り続けてその日が台無しになります。乗船したらまずマスクを顔に当てて鼻から息を吸い、吸い付くか確かめて、合わなければすぐ交換を頼んでください。

7. ダイビングの現在の状況
ホンムンのダイビングは指定区域で制限つきの運用です。2022年にサンゴが大きく傷んだ後、回復のために制限がかかり、いまも区域と時期によって可否が変わります。業者が商品を売っているからといってどこでも潜れるわけではないので、予約前にその日どの区域で行うかを確認してください。
| 種類 | 目安料金 | 対象 |
|---|---|---|
| サンゴ観賞の体験ダイビング | 約50万ドン | ライセンス不要 |
| ファンダイブ | 約85〜88ドルから | オープンウォーター以上 |
季節でどちら側に入るかが変わります。うねりの向きの関係で5月から10月は島の北側、11月から4月は南側になることが多いです。知られたポイントには水中トンネルのあるマドンナロック、ウミウシなど小さな生きものを見るモレイビーチ、ドロップオフがあり上級者向けのエレクトリックノーズがあります。
1996年から続くレインボーダイバーズのように歴史の長い業者もあります。ただし年数がそのまま安全の保証にはならないので、資格と器材、保険はご自身で確認してください。
8. 一日の流れ
どの業者もだいたい同じ時計で動きます。送迎が朝8時前後、ホテルに戻るのが16時半前後。一日すべて使うと考えてください。
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 8:00前後 | ホテル送迎、バスで約15分 |
| 8:30〜9:00 | カウダー桟橋着、乗船と安全説明 |
| 9:30〜10:30 | 最初の島でシュノーケル |
| 11:30〜13:00 | 船上で昼食、出し物かバー |
| 13:30〜15:00 | ビーチまたは水族館 |
| 15:30前後 | 桟橋に戻る |
| 16:30前後 | ホテル着 |
カウダー桟橋は地図市街のビーチから南へ約5kmです。送迎がない商品なら自分で向かうことになり、配車アプリの使い方と相場はGrabとXanh SMの使い方にまとめました。
カムラン空港に午前着で同じ日に島巡りを入れるのは現実的ではありません。送迎が8時なので、前日に到着している必要があります。
9. 安全と、業者の見分け方
カインホア省は2026年に観光船の取り締まりを強めました。他の地域で起きた事故がきっかけです。その年は巡回324回で違反114件を摘発し、約1億4,500万ドンの罰金を科しました。違反件数は前年比48%増、罰金は73%増です。
摘発された中身がそのまま船選びの基準になります。未登録船の運航、無資格の乗組員、安全装備の不備、定員超過、そして漁船を違法に観光営業に使った例が主な違反でした。路上で客引きをする格安商品がここに当たることがあります。
予約前に確認すること
| 確認項目 | なぜ大事か |
|---|---|
| 正規登録の業者か | 未登録船が摘発の筆頭です |
| 定員と実際の乗船人数 | 定員超過が繰り返し出ています |
| ライフジャケットの支給 | 乗船時に説明があるのが正常です |
| 保険の有無 | 湾の入場料に保険は含まれません |
| 荒天時の返金規定 | 欠航は実際によく起きます |
出航前には船舶登録、技術検査証、保険、救命装備、消火設備と船長・乗組員の資格を点検することになっています。気象の監視も義務で、悪天候の予報が出れば出航許可が下りません。腰に巻いて水に入ると膨らむ形式のジャケットを渡す船が多いものの、船社によって違うので乗船時の説明は聞き流さないでください。
2026年7月1日施行の交通省規則で、一部の内水路船は出入港許可が免除されました。手続きが簡素になっただけで、安全基準が下がったわけではありません。

10. 行く時期と欠航のリスク
島巡りは2月から8月が安定していて、10月と11月は波で欠航が増えます。ニャチャンは1月から8月が乾季で、この周期がベトナム中部や南部と逆なので、別の都市の感覚で計画すると外れます。
| 時期 | 海の状態 | 欠航リスク |
|---|---|---|
| 1〜3月 | おおむね穏やか | 低い |
| 4〜6月 | 最も穏やかで透明度も良い | 低い |
| 7〜8月 | 穏やかだが最も混雑 | 低い |
| 9月 | 雨が始まります | 普通 |
| 10〜11月 | いちばん荒れます | 高い |
| 12月 | 徐々に収まります | 普通 |
冬に来る旅行者ほど注意が要ります。11月から3月はニャチャン自体の繁忙期ですが、11月初旬までは海が荒れるので、島巡りを日程の最終日に置くと中止になったときに動かせません。できるだけ前半に入れて、1日空けておいてください。
雨季の実際と台風の時期はニャチャンの雨季と台風の話に詳しく書いてあります。
11. 船酔い、持ち物、装備
海に出る一日は準備で結果がかなり変わります。
- 酔い止めは乗船の30分から1時間前に。木造船は左右に大きく揺れ、スピードボートは波を叩いて跳ねます。
- ラッシュガードをおすすめします。背中とふくらはぎの日焼けがいちばん多いです。
- 防水バッグ。甲板に置いた荷物はよく濡れます。
- タオルと着替え。船にシャワーがないことが多いです。
- 少額の現金。カードが使えない場所が多いです。
- 貴重品はホテルに置いていってください。
昼食はたいてい船上に並べるベトナム料理で、海鮮が出ます。ベジタリアンやハラルが必要なら予約時に伝えてください。当日の申し出では対応が難しいです。
通信も用意しておくと楽です。海上では弱くなる区間がありますが島ではおおむね入り、同行者とはぐれたときに連絡がつくかどうかで違います。種類別の比較はベトナムのeSIMとSIM比較にあります。
12. 子ども連れ、カップル、ひとり旅
同行者の構成で向く船がはっきり分かれます。とくに小さな子どもがいる場合、グループ木造船はよく考えたほうがよいです。
| 同行 | 向く選択 | 注意点 |
|---|---|---|
| 未就学児 | 貸切かホンタム単独 | フローティングバーは飲酒エリアです |
| 小学生 | 少人数スピードボート | 子ども用ジャケットの有無を確認 |
| カップル | 少人数か貸切 | 木造船は静かな一日とは違います |
| ひとり旅 | グループ木造船 | 人と話すにはいちばん向きます |
| 両親と一緒 | 貸切 | 乗り降りが多く足元が滑ります |
子どもが水に入るなら、体に合ったライフジャケットを必ず受け取ってください。大人用を着せると水中で上にずれて顔が隠れます。子ども用を積んでいるか予約時に確認するのが確実です。
宿の位置も一日に影響します。チャンフーのビーチ沿いなら送迎範囲に入りますが、カムラン側のリゾートは範囲外だったり追加料金がついたりします。エリアごとの違いはニャチャンの宿エリア別ガイドにまとめてあります。

13. ホンチェ島とホンムン、どちらの海の日にするか
ニャチャンで船に乗る一日は大きく二つです。遊園地のあるホンチェ島へ渡るか、シュノーケルにホンムンへ出るか。両方やるなら2日必要です。
| ホンチェ島(ヴィンワンダーズ) | ホンムン島巡り | |
|---|---|---|
| 行き方 | 海上ケーブルカー約8分 | カウダーから船 |
| 費用 | 大人約105万ドン | 木造船で約35万ドンから |
| 主な内容 | ウォーターパーク、乗り物、夜のショー | シュノーケル、ビーチ |
| 天候の影響 | 屋内で逃げられます | 荒れると欠航 |
| 子どもの反応 | おおむね好評です | 泳げるなら喜びます |
| 雨の日 | 可能 | 難しい |
予報が微妙な日は順番を入れ替えてください。荒れた日に島巡りを押し通すより、その日はヴィンワンダーズにして翌朝に回すほうが安全です。料金と施設はニャチャン・ヴィンワンダーズ完全ガイドにまとめてあります。
中部の旅程とつなげるならホイアン沖のクラオチャム日帰りが近い性格で、南部の島を見ているならフーコックでできることと比べてみてください。
14. よくある失敗
口コミで繰り返される後悔はだいたい次のとおりです。
| 失敗 | 結果 | 対策 |
|---|---|---|
| 料金だけで木造船を予約 | 期待した雰囲気と違う | 船の種類を先に決める |
| 湾の入場料を知らない | 桟橋で想定外の出費 | 込みかどうか予約時に確認 |
| 日程の最終日に入れる | 欠航すると代替がない | 前半に入れて1日空けておく |
| 10〜11月に計画 | 波で中止 | 2〜8月が安定します |
| マスクを確認しない | 水が入りシュノーケルを断念 | 乗船直後に密着を確認 |
| 現金不足 | 追加料金が払えない | 1人20万ドンほど余裕を |
| 大人用ジャケットを子どもに | 顔が隠れます | 子ども用の有無を確認 |
ニャチャン全体の日程を組んでいるならニャチャン旅行の基本情報に街ごとの動線があり、ダナンと迷っているならダナンとニャチャンの比較が参考になります。旅行全般の注意はベトナムで気をつけたいこと、入国条件はベトナムの入国条件、都市間の移動はベトナム国内の移動手段にまとめてあります。
国全体の見取り図はベトナム旅行の基本とベトナム南部ガイドにあります。