ハノイからサパへの行き方:バスと寝台列車の時刻・料金、乗車場所と到着時刻
ハノイからサパまで313km、バスで6時間、列車は夜通し走ってラオカイまでです。運行会社の公式時刻表と道路データで、乗車場所ごとの出発時刻、実際に降りる時刻、ラオカイから残る33kmを整理しました。
| 距離 | ハノイ市内からサパまで313km、実際は6時間です。 |
|---|---|
| バス | 朝の便は13時、夜の便は深夜4時に降ろします。 |
| 乗車場所 | 同じ便でも乗る場所によって2時間15分の差が出ます。 |
| 列車 | 列車はサパまで行かずラオカイ駅で終わります。 |
| 乗り換え | ラオカイ駅からサパまで33kmを車で上がります。 |
| 標高 | その33kmで1,395m上がります。 |
1. 行き方は三つです
2. 313kmで1,477m上がります
3. リムジンバンと寝台バスはサパまで直行します
4. ハノイのどこで乗るかで2時間15分変わります
5. 夜に出る便は深夜4時に降ろします
6. 夜行列車はサパまで行きません
7. ラオカイ駅からサパまで33kmで1,395m上がります
8. ノイバイ空港から直接上がるとき
9. 高速道路265kmは前半と後半が違います
10. 最後の1時間で酔う理由
11. 料金はどのくらいか
12. 日程に合わせて選ぶ
13. 帰りの便にも同じ問題があります
14. 月ごとに道の状態が変わります
15. サパで降りたあと
16. よくある失敗
17. 🌸 ベトナムのガイド一覧

1. 行き方は三つです
ハノイからサパへは昼のバス、夜のバス、夜行列車の三つです。どれも6時間から8時間かかるので、実際に決めるのは何時に降りるかです。
道路データで測るとハノイのホアンキエム地図からサパ地図まで313.6kmです。運行会社が案内している実際の所要は6時間です。
| 方法 | 出発と到着 | こんな人に |
|---|---|---|
| 昼のリムジンバン | 朝7時発、13時着 | 着いた日の午後を使いたい |
| 夜の寝台バス | 夜10時発、深夜4時着 | 宿泊を一泊分減らしたい |
| 夜行列車と乗り換え | 夜出発、明け方ラオカイ着 | 横になって行きたい |
先に決めること
- 何時に降りるか。夜便は深夜4時に降ろします。チェックインはたいてい14時です。
- ハノイのどこで乗るか。同じ便でも乗車場所で出発が2時間15分変わります。
- サパまで行くか、ラオカイまでか。列車はサパに入りません。
サパで何をするかはサパ旅行ガイドに別に書いています。ここから先は行き方の話です。
2. 313kmで1,477m上がります
距離より標高のほうがこの区間の性格をよく表します。ハノイ駅は標高11m、サパは1,488mです。313kmの間に1,477m上がります。
区間ごとの距離
| 区間 | 距離 | 道路データ |
|---|---|---|
| ホアンキエム → サパ | 313.6km | 4時間13分 |
| ノイバイ空港 → サパ | 287.9km | 3時間52分 |
| ミーディン バスターミナル → サパ | 307.7km | 4時間6分 |
| ラオカイ駅 → サパ | 33.4km | 27分 |
道路データの時間は渋滞と山道の減速を含みません。実際は6時間で、ラオカイからサパまでも27分ではなく45分から1時間を見ます。
平地はどこまでか
高速道路の区間はほぼ平地です。ラオカイ駅が標高93mなので、ハノイからラオカイまで280kmで82mしか上がりません。残りの1,395mは最後の33kmに集まっています。
つまり前の5時間と最後の1時間は別の道です。前は直線の高速道路、後ろは曲がりの続く山道になります。
ラオカイは街、サパは山の上
この二つを混同する人が多いです。ラオカイ地図は中国国境に接した街で、鉄道も高速道路もここまでです。サパはそこから南西の山の上にあります。
ラオカイ市街からサパまで38.2km、ラオカイ駅からは33.4kmです。予約確認にラオカイと書いてあればサパではないので、住所をもう一度見てください。
覚えておくと楽な距離
ハノイ駅からホアンキエムまで1.3km、ミーディン バスターミナルまで7.8kmです。サパ側では降車地からサパ湖まで1km以内、サパ バスターミナルまで765mです。
つまりハノイ側もサパ側も、乗り降りする場所は歩ける範囲に集まっています。長いのは間の313kmだけです。
3. リムジンバンと寝台バスはサパまで直行します
いま多くの旅行者が使う方法です。ハノイ市内で乗せてサパ中心部で降ろすので、乗り換えがありません。
車種は三つに分かれます
| 車種 | 形 | メモ |
|---|---|---|
| リムジン座席バン | 9人乗りから28人乗り、リクライニング席 | 昼なら車窓が見えます |
| 寝台バス | 二段の寝台が三列 | いちばん安い形です |
| キャビン寝台バス | 寝台ごとに仕切りと扉 | 1人用と2人用があります |
Sapa Expressは公式時刻表で座席型を朝7時と午後2時30分、キャビン型を朝7時と夜10時としています。Inter Bus Linesは一日六便を朝6時と7時、昼12時30分、夜9時30分と10時、10時30分で回しています。
降ろす場所
Sapa Expressはサパ中心部のVuon Treo、Inter Bus Linesは自社事務所のあるディエンビエンフー通り436番地地図です。どちらもサパ湖地図から1km以内です。
宿が中心部なら歩けます。ムオンホア渓谷のホームステイなら、ここからもう一度車を呼ぶことになります。
会社ごとに乗り場が違います
Sapa Expressはハノイ市内の一か所、チャンクアンカイ204番地地図だけで乗せます。旧市街に泊まるなら分かりやすい形です。
Inter Bus Linesは市内十か所を回ります。宿の近くで乗れる代わりに、乗る場所によって車内の時間が変わります。この違いが次の節の話です。
予約のときに決めること
寝台を選べる会社が多いです。キャビン型は上段と下段が同じ料金で、下段のほうが乗り降りが楽です。2人用は二人で一室なので、一人で予約すると知らない人と同室になります。
大きな荷物は床下に入れ、車内にはデイパックだけ持ち込みます。上着と洗面用具は床下に入れないでください。山の上で床下を開けるのは時間がかかります。
Inter Bus Linesは出発20分前までに乗車場所へ来るよう公式に案内しています。十か所を回る構造なので、一人遅れると後ろがずれます。

4. ハノイのどこで乗るかで2時間15分変わります
バス会社はハノイ市内を一周しながら客を乗せます。Inter Bus Linesが公式時刻表に載せている乗車場所は十か所で、最初の乗車場所とノイバイ空港の時刻差が2時間15分です。
朝便の乗車順
| 時刻 | 乗車場所 | ホアンキエムから |
|---|---|---|
| 6:00 | タイナム・リンダム(ホアンマイ) | 7.8km |
| 6:20 | バクコー大学正門 | 2.8km |
| 6:45 | チャングエンハン5番地 | 0.2km |
| 7:20 | グエンカイントアン118番地 | 5.4km |
| 7:40 | ホアンクオックベト204番地 | 7.5km |
| 8:15 | ノイバイ空港 | 21.8km |
| 9:00 | Km57 サービスエリア | 高速道路上 |
リンダムで6時に乗った人は、空港で8時15分に乗った人より2時間15分長く車内にいます。同じ便、同じ料金です。
旧市街に泊まるなら
ホアンキエム地図の近くならチャングエンハン5番地が歩ける距離です。Sapa Expressもチャンクアンカイ204番地地図で乗せますが、ホアンキエムから596mです。ハノイの宿がまだならハノイの宿も見てください。
在来の寝台バスはターミナル発です
料金の安い在来の寝台バスはミーディン バスターミナル地図から出ます。ホアンキエムから7.8km離れているので市内からもう一度出る必要があり、浮いた運賃の一部をタクシー代で使うことになります。
午後便と夜便も同じ順に回ります
公式表では午後便が13時、夜便が21時に最初の乗車場所を出て、同じ順で市内を回ります。夜便が空港に着くのは23時15分です。
ですから予約は便名より乗車場所から選ぶほうが楽です。宿にいちばん近い場所を選べば、朝にタクシーを呼ばずに済みます。
5. 夜に出る便は深夜4時に降ろします
夜便の本当の問題がここです。Sapa Expressの公式時刻表では、キャビン型の夜10時便のサパ到着が深夜4時です。6時間眠って起きるとサパの中心部に立っていることになります。
深夜4時のサパ
サパは標高1,488mです。1月の明け方の平均気温は6.2度、記録では氷点下6.1度まで下がったことがあります。夏の7月でも明け方は17.7度です。
宿のチェックインはたいてい14時です。夜10時に乗ると、到着からチェックインまで10時間空きます。
この時間をどうするか
- 前の晩から部屋を取る。一泊分を余計に払う代わりに、着いてすぐ洗って寝られます。
- 荷物だけ預けて朝を待つ。ほとんどの宿が荷物を預かります。ただし深夜4時にフロントが開いているかは先に聞いてください。
- 朝便に変える。朝7時に乗れば13時着で、チェックインの時刻とも合います。
明け方に降りるときの持ち物
上着は手元に置いてください。ハノイで乗ったときに25度でも、サパでは一桁のことがあります。床下に入れると明け方の路上で出すことになります。
宿には到着時刻を先に伝えておくほうが安全です。一晩中フロントを開けている宿もあれば、ベルを鳴らす宿もあります。深夜に入れないと行き場がありません。
朝までどこにいるか
サパの中心部は小さく、深夜4時に開いている店はほとんどありません。カフェも朝にならないと開きません。荷物を預けたあとに座れる場所を当てにしないほうがいいです。
朝日を見に行く人もいますが、1月は明け方6.2度で霧も出ます。防寒なしで外にいるのは無理があります。
宿によっては空き部屋があれば早めに入れてくれます。前日に空室が残っていれば、当日の朝に聞いてみる価値はあります。

6. 夜行列車はサパまで行きません
サパに鉄道はありません。夜行列車はハノイ駅地図を出てラオカイ駅地図で終わり、そこからサパまでは車で上がります。
どんな列車か
国鉄の列車に民間会社が寝台車を連結して売る形です。車両ごとに等級が違い、4人室と6人室、ハード寝台とソフト寝台が混ざります。Livitransは公式サイトにハノイ発22時、ラオカイ発21時30分と書いています。
正確な発着時刻は列車番号とシーズンで変わります。予約画面に出る時刻を確認してください。
列車が向いている場合
- 山道で酔いやすい人には列車のほうが楽です。線路は川沿いで曲がりが少なくなります。
- 横にならないと眠れない人に合います。寝台バスより幅があります。
- ラオカイの中国国境やバクハー市場を見る予定なら、ラオカイで降りるほうが便利です。
列車が不利な場合
合計時間が長いです。夜通し8時間近く走ってから、さらに1時間上がります。料金も寝台バスより高めです。荷物が多いとラオカイ駅での乗り換えが面倒になります。
ラオカイとハノイ、ハイフォンを結ぶ標準軌の新線は工事段階で、まだ旅客の運行はしていません。
車両の等級を先に見てください
同じ列車に国鉄の車両と民間の車両が混ざって連結されます。国鉄の6人室は寝台が三段で最上段は座りにくく、民間の4人室は二段でマットが厚いです。料金が倍以上違う理由はここにあります。
予約は会社のサイトか代行で行います。繁忙期の週末は数日前に埋まるので、日程が決まったら先に押さえてください。


7. ラオカイ駅からサパまで33kmで1,395m上がります
列車で来た場合はここからが残りの行程です。ラオカイ駅からサパまで33.4km、道路データでは27分ですが実際は45分から1時間かかります。
なぜ27分が1時間になるか
ラオカイ駅が標高93m、サパが1,488mです。33kmで1,395m上がります。国道4Dが曲がりを繰り返して山を上る区間なので速度を出せません。
| 地点 | 標高 |
|---|---|
| ハノイ駅 | 11m |
| ラオカイ駅 | 93m |
| サパ湖 | 1,488m |
| オークイホー峠 | 1,762m |
ラオカイ駅で何に乗るか
列車の到着に合わせて駅前に乗合ワゴンが並びます。列車の切符を買うときに乗り換えの車を一緒に売る会社もあります。先にまとめておけば明け方に交渉せずに済みます。
タクシーを別に拾うこともできますが、料金は乗る前に決めてください。よくある料金の落とし穴はベトナムの詐欺対策に書いています。
ラオカイで時間が余ったら
列車が明け方に着くと、サパ行きの車が出るまで一、二時間空くことがあります。駅前に開いている麺の店があり、中国国境のキムタイン検問所までは車で10分以内です。
日曜の朝ならバクハー市場を入れられます。ラオカイから車で3時間なので、明け方の列車と時刻が合います。

8. ノイバイ空港から直接上がるとき
ハノイに着いてその日のうちにサパへ行くなら、市内を通らないほうが短くなります。ノイバイ空港地図からサパまで287.9kmで、ホアンキエム発より25.7km短く、道路データで21分早いです。
空港で乗せる会社を選びます
Inter Bus Linesは公式の乗車場所十か所にノイバイ空港を入れています。朝便は8時15分、夜便は23時15分に空港で乗ります。一方Sapa Expressはハノイ市内の一か所だけです。
空港から市内に入って出直すと往復40kmほど余分に動くことになります。空港から市内へ入る方法自体はノイバイ空港からハノイ市内へに書いています。
到着時刻から合わせてください
日本からハノイに入る便は昼着と夜着があります。昼に着くと朝便は出た後で夜便まで空きます。夜に着けば空港発23時15分に乗れますが、サパ到着は明け方です。
ハノイで一泊して翌朝の便で上がる形がいちばん無理がありません。ハノイも一日二日見る価値があるのでハノイ旅行ガイドも合わせてどうぞ。
9. 高速道路265kmは前半と後半が違います
バスはノイバイからラオカイまでの高速道路を使います。総延長265km、料金所13か所、サービスエリア5か所です。
半分を過ぎると車線が減ります
| 区間 | 車線 | 制限速度 |
|---|---|---|
| ノイバイから123km地点まで | 片側2車線 | 100km/h |
| 123km地点から終点まで | 片側1車線+路肩 | 80km/h |
後半は片側一車線です。前にトラックがいると追い越す場所がなく、速度がそのまま落ちます。到着時刻がばらつく理由の多くがここにあります。拡幅の工事が進んでいます。
サービスエリアに一度停まります
Inter Bus LinesはKm23とKm57のサービスエリアを公式の停車地としています。朝6時に出た便がKm57に着くのは9時です。トイレと軽い食事はここで済ませます。
サパへ抜けるインターは256km地点の国道4Dインターです。ここで高速道路を降りて山道に入ります。
トイレはサービスエリアだけ
バスは五か所のうち一か所に20分ほど停まります。山道に入ると停める場所がありません。
寝台バスは靴を脱いで乗る車が多いので、サンダルを一足持っていくと降りるときに楽です。

10. 最後の1時間で酔う理由
サパ行きでいちばんよく出る不満が乗り物酔いです。原因は最後の区間の形にあります。
曲がりと勾配が同時に来ます
国道4Dは33kmで1,395m上ります。平均勾配は4%を超え、曲がりが続くので車が左右に傾き続けます。前の5時間が直線の高速道路だった分、体が驚きます。
寝台バスでは横になっていて視界が固定されないため、酔いが強くなります。キャビン型は仕切りで窓が見えない席もあります。
軽くする方法
- 前寄りの席を頼みます。後輪の上がいちばん揺れます。
- 酔い止めは乗る30分前に飲みます。
- サービスエリアで降りて外の空気を吸うと楽になります。
- 山道の区間では画面を見ないほうがいいです。

11. 料金はどのくらいか
運行会社が公式サイトに載せている料金です。シーズンと曜日で変わるので、予約画面で確認してください。
| 種類 | 公式表記 | 会社 |
|---|---|---|
| 寝台1人分 | 340,000ドン | Inter Bus Lines |
| キャビン1人用 | 450,000ドン | Inter Bus Lines |
| 寝台2人分 | 680,000ドン | Inter Bus Lines |
| キャビン2人用 | 750,000ドン | Inter Bus Lines |
| リムジン座席バン | 16〜22米ドル | Sapa Express |
| スリーピングキャビン | 24米ドル | Sapa Express |
列車は等級の幅が大きいです
列車は車両を連結して売る会社ごとに等級が違います。同じ夜行列車の中でも国鉄6人室と民間4人室で倍以上変わります。ここにラオカイからサパまでの乗り換え代が加わります。
合計するとバスより列車のほうが高くつくのが普通です。その代わり寝台が広く、曲がりが少なくなります。
二人以上で行くなら
キャビン2人用は一人あたりで見ると1人用より安くなります。列車も4人室を二人で押さえると一室を使えます。人数が増えるほど上の等級に手が届きます。
一人旅なら1人用キャビンが落ち着きます。寝台の相席が気になる人はここに払う価値があります。
料金を動かすもの
まず車種です。寝台1人分とキャビン2人用では倍以上違います。次に日付で、金曜の夜と日曜の午後がいちばん高く、平日の昼が安めです。
三つめは予約の時期です。安い枠から埋まるので、繁忙期は早めに押さえるほうが得です。取消の規定は会社ごとに違うので、決済の前に確認してください。
12. 日程に合わせて選ぶ
何泊するかで合う便が変わります。ここまでの時刻を日程別に並べるとこうなります。
| 日程 | 行き | 帰り | 理由 |
|---|---|---|---|
| 1泊2日 | 夜便で明け方着 | 翌日の午後便 | 丸一日使うにはこの組み合わせだけです |
| 2泊3日 | 朝便で午後着 | 三日目の午後便 | 着いた日の午後と中日を使えます |
| 3泊以上 | 朝便か列車 | 午後便 | 余裕があるので楽なほうを選べます |
1泊2日なら
いちばん詰まった日程です。夜10時に乗って深夜4時に降り、荷物を預けて朝から動く形になります。その日の15時発で戻ればハノイに21時です。
サパで使える時間は12時間ほどです。トレッキングまで入れるのは無理があるので、中心部とファンシーパンくらいに絞るほうが現実的です。
2泊3日なら
いちばん無理がありません。朝7時発で13時に着いてその日の午後を使い、中日を丸ごと使い、三日目の午後に降ります。チェックインとチェックアウトの時刻とも合います。
渓谷のホームステイに一泊するなら、初日は中心部、二日目に渓谷へ移ると荷物を動かす回数が減ります。
ハノイの日程と組むとき
ベトナム北部ガイドにハロン湾やニンビンまで組む順番を書いています。サパは北西、ハロンは東なので、両方入れるとハノイを二度通ることになります。
ハザンと続けるなら
ハザンループへ回る人はサパからラオカイへ下り、そこから東へ移ります。ハノイに戻らずに済みますが、乗り継ぎは自分で組むことになります。
日程が短いなら、サパとハザンを一度に入れないほうが無理がありません。どちらも山道の移動が長いためです。
ハノイに戻る日を一日空けておくと、遅れが出ても次の予定が崩れません。山側の移動は時間が読みにくいためです。
13. 帰りの便にも同じ問題があります
サパからハノイへ下るときも時刻が二つに分かれます。
| 便 | サパ発 | ハノイ着 |
|---|---|---|
| 座席型 | 15:00 | 21:00 |
| キャビン型 午後 | 14:00 | 20:00 |
| キャビン型 夜行 | 22:00 | 04:00 |
夜行に乗るとハノイに深夜4時に着きます。今度はハノイ側で同じことが起きて、旧市街のチェックインまで8時間ほど空きます。
飛行機の時刻と合わせる
日本行きは夜に出る便が多いです。サパを15時に出るとハノイ市内に21時なので、その日の夜の便に乗るのはぎりぎりです。一日余裕を取るか、空港へ直行する車を別に手配するほうが安全です。
サパからノイバイ空港までは288kmです。市内に寄らず直行すれば時間が減ります。
帰りにハノイで数時間過ごすなら、ハノイ旅行ガイドから近場を選べます。
14. 月ごとに道の状態が変わります
サパは雨が多い場所です。国家技術規定に載っている観測データでは雨の日が年に228日あり、いちばん少ない12月でも13.5日です。
| 月 | 日中最高 | 明け方最低 | 降水 | 雨の日 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 12.3度 | 6.2度 | 70mm | 16.3日 |
| 4月 | 21.3度 | 14.0度 | 213mm | 17.9日 |
| 7月 | 23.0度 | 17.7度 | 461mm | 25.6日 |
| 9月 | 21.7度 | 15.9度 | 303mm | 19.8日 |
| 12月 | 13.2度 | 7.0度 | 66mm | 13.5日 |
移動に効くこと
6月から8月は月の降水が400mmを超える月があります。この時期は山道に土砂が流れて通行が止まる日があり、到着が一、二時間遅れることがあるので、着いた日の夜の予定は詰めないほうがいいです。
冬は霧が問題になります。オークイホー峠のあたりは前が見えないほど霧が出る日があり、そのときは車がとてもゆっくり上がります。
服装
ハノイとサパの年平均気温の差は8.3度です。ハノイが1月に明け方14.3度のとき、サパは6.2度です。ハノイで半袖のままバスに乗ってサパで震えることが多いので、上着は床下ではなく手元に置いてください。
混む時期
棚田が黄色くなる収穫期と連休は座席が先に埋まります。この時期は料金も上がり、乗車場所に待ち列ができます。
冬の週末も混みます。霜と霧を見に来る国内客が集まるので、金曜の夜便と日曜の午後便がいちばん早く埋まります。
15. サパで降りたあと
バスが降ろすのはサパの中心部です。サパ湖地図から1km以内なので、宿が中心部なら歩けます。
中心部の外の宿なら
ムオンホア渓谷のホームステイやタヴァン方面は、中心部からさらに車で入ります。予約のときに送迎を聞くと、バスの到着に合わせて出てくれる宿が多いです。
中心部ではセオムと呼ぶバイクタクシーを拾えます。料金は乗る前に決めてください。グラブはサパでは車が少ないです。アプリの使い方はグラブとグリーンSMの使い方にあります。
荷物が重いなら
サパの中心部は坂です。1kmでもスーツケースを引くと上りが出てきます。荷物が大きければ降りた場所からそのまま車を呼ぶほうが楽です。
着いてから何をするかはサパ旅行ガイドに、北部をまとめて回る方法はベトナム北部ガイドにあります。
サパから次の場所へ
サパ バスターミナル地図からラオカイ方面とライチャウ方面のバスが出ます。ハザンループへ回るならラオカイ経由が一般的です。
サパから他の地方へ直接行く便は多くありません。ほとんどがハノイを一度経由します。
帰りの便は先に押さえます
行きだけ買って現地で帰りを探す人がいますが、週末は午後便から埋まります。到着した日に窓口で帰りを押さえておくと安心です。
宿のフロントでも手配してくれます。手数料が乗ることがあるので、金額を先に聞いてから頼んでください。
16. よくある失敗
出発前に
入国の書類はベトナム入国の準備、通信はベトナムのeSIMにあります。山道では電波が切れる区間があるので、地図は先に落としておいてください。
現金は小額紙幣に崩しておくと楽です。両替と支払いは両替と支払いのまとめをどうぞ。
切符を受け取ったら
切符の乗車場所が予約したところと同じか確認してください。会社が車両の都合で乗車場所を変え、メッセージだけで知らせることがあります。
サパで降りる場所も切符に書いてあります。宿から遠い場所なら、先に知っておくと明け方に慌てずに済みます。
17. 🌸 ベトナムのガイド一覧
- サパ旅行ガイド · トレッキング、ファンシーパン、シーズン、料金
- ベトナム北部ガイド · ハノイ、ハロン、ニンビン、ハザン、サパをまとめるとき
- ハノイ旅行ガイド · ハノイの宿 · ノイバイ空港から市内へ
- ハロン湾クルーズ · ニンビン日帰り · ハザンループ
- ベトナム国内の移動 · 両替と支払い · eSIM
🎡観光・体験3
🧭ベトナム全国・基本情報138
ハノイからサパへ よくある質問
バスで6時間です。道路距離は313kmで道路データでは4時間13分ですが、山道の減速と乗車場所を回る時間が加わり、運行会社も6時間と案内しています。夜行列車はラオカイまで夜通し走り、そこからさらに45分から1時間上がります。
着いた日の午後を使いたいなら朝のバスです。朝7時に乗れば13時に着きます。山道で酔いやすい人や横にならないと眠れない人には列車が楽です。ただし列車はラオカイで終わり、乗り換え代を入れると高くつきます。
夜10時に乗ると深夜4時にサパに着きます。チェックインはたいてい14時なので10時間空きます。前の晩から部屋を取るか、朝便に変えることをおすすめします。
行けません。サパに鉄道がないので列車はラオカイ駅で終わります。そこからサパまで33.4kmを車で上がり、その区間だけで1,395m上ります。駅前に乗合ワゴンが並び、切符と乗り換えをまとめて売る会社もあります。
行けます。空港からサパまで287.9kmで、市内発より25.7km短いです。ただし空港で乗せる会社を選ぶ必要があります。Inter Bus Linesは公式の乗車場所にノイバイ空港を入れていて、朝8時15分と夜23時15分に乗ります。
寝台1人分が34万ドン、キャビン1人用が45万ドン、キャビン2人用が75万ドンと運行会社が公式サイトに載せています。リムジン座席バンは16〜22米ドル、スリーピングキャビンは24米ドルです。シーズンと曜日で変わるので予約画面で確認してください。
最後の33kmが曲がりの連続です。前寄りの席を頼み、酔い止めは乗る30分前に飲んでください。サービスエリアで降りて外の空気を吸うと楽になります。曲がりそのものを避けるならラオカイまで列車で行く方法があります。
行けますが時間が延びます。7月は降水461mm、雨の日25.6日です。山道に土砂が流れて通行が止まる日があるので、着いた日の夜の予定は余裕を持ってください。