ホーチミン観光とベトナム南部のまわり方ガイド2026|何日必要・治安・予算まで

南部の玄関口ホーチミン(サイゴン)を起点に、メコン川クルーズから砂丘のムイネー、高原ダラット、ビーチのニャチャン、静かな離島コンダオまで。治安・衛生・予算・移動を日本の旅行者の視点に合わせて分かりやすくまとめた、保存版のメガガイドです。

最終更新:2026年6月
このページの要点

どんな所ベトナム南部の中心はホーチミン(旧サイゴン)。熱帯の大都市で、近郊にメコン川・ビーチ・高原と多彩な行き先が広がります
中心都市・玄関口ホーチミン(タンソンニャット空港 SGN)が起点。2026年中には東約40kmに新ロンタイン国際空港も段階開業の予定
ベストシーズン乾季の12〜4月が基本。ただしニャチャンだけは例外で3〜9月がベスト
何日必要?市内観光は2泊3日で十分+近郊日帰り。海と高原まで足すなら7〜10日、南部一周なら10〜14日
予算の目安中級スタイルで1日 約9,000〜15,000円(約150万〜250万VND)。航空券・ツアー・地方移動は別途
ビザ(日本国籍)観光目的で45日以内は基本ビザ免除。45日を超える・条件に合わない場合は e-visa を取得

1. ベトナム南部はこんな所|ホーチミンが玄関口

ベトナム南部は「ホーチミンを起点に、近郊の日帰りと地方都市・離島をつないでいく」のが王道です。市内の見どころは2泊3日でほぼ回りきれ、そこからメコン川やクチトンネル、砂丘・高原・ビーチへ足を伸ばします。一年じゅう暖かく、東南アジアのなかでも治安が落ち着いているので、夜の散策や屋台めぐりも気負わず楽しめるのが南部の大きな魅力です。

広い南部も、ざっくり3つのまとまりで考えると一気に分かりやすくなります。どこから組み立てるか、まずはこの3クラスターをイメージしてください。

① ホーチミン+近郊

市内観光に、クチトンネル・メコン川・ブンタウ・カンザオへの日帰り。初めての南部はまずここから。2〜4日。

② 海と高原のループ

ホーチミン〜ムイネー〜ダラット〜ニャチャン。砂丘・高原・ビーチを欲ばりにつなぐ定番ルート。1週間前後。

③ メコン&離島

カイラン水上市場のあるメコンデルタ、静かなコンダオ島、リゾート島フーコック。のんびり派向け。

あなたに合うのはどこ?早見表

こんな旅がしたいおすすめの行き先目安の日数
初めての南部・効率よく観光ホーチミン市内+クチ・メコン日帰り3〜5日
砂丘・高原・ビーチを変化を楽しみたいムイネー〜ダラット〜ニャチャン7〜10日
のどかな水郷でのんびりメコンデルタ(カントー方面)2〜4日
何もしないリゾート滞在フーコック・コンダオ3〜5日
歴史を深く知りたい戦争証跡博物館・クチ・コンダオ監獄市内+離島
💡 2025年7月の行政再編で、ブンタウやコンダオは「ホーチミン市」の一部に、ムイネーは「ラムドン省(省都ダラット)」に編入されました。変わったのは住所表記だけで、道路・移動・出入国はこれまでどおりです。古い省名が地図やホテル予約から消えている点だけ頭に入れておくと、現地で混乱しません。
1区の中心に延びる広い歩行者天国、グエンフエ通り。
1区の中心に延びる広い歩行者天国、グエンフエ通り。 (Photo: Steffen Schmitz (more photos), CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons.)

2. ホーチミン(サイゴン)ってどんな街?泊まるエリアとメトロ1号線

ホーチミンはベトナム最大の経済都市で、正式名は「ホーチミン市」、昔ながらの愛称が「サイゴン」です。同じ街を指すので、どちらで呼んでも通じます。バイクの洪水と高層ビル、フランス統治時代のコロニアル建築と街角の屋台が同居する、エネルギッシュな熱帯の大都会。歩いているだけで五感が刺激されます。

サイゴン川沿いに高層ビルが並ぶホーチミンの夜景。中央にそびえるのが高さ461mのランドマーク81です。
サイゴン川沿いに高層ビルが並ぶホーチミンの夜景。中央にそびえるのが高さ461mのランドマーク81です。 (Photo: Radek Kucharski, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons.)

どのエリアに泊まる?

滞在の満足度はエリア選びで大きく変わります。目的に合わせて、5つの代表エリアから選びましょう。初めてならまず1区が間違いありません。

1区(ドンコイ・ベンタイン)

ダウンタウンの中心。観光名所・ホテル・レストラン・交通が集中し、初めてならここが安心。徒歩で多くを回れます。

3区

中心部ながら落ち着いた雰囲気。コロニアル建築と街角の食堂が魅力で、ローカルな空気を味わいたい人に。

タオディエン(旧2区・トゥドゥック市)

川沿いの外国人居住エリアで国際色豊かなダイニングやカフェ。長期滞在や家族向け。中心からは少し離れます。

ファングーラオ/ブイビエン(1区)

バックパッカー街。ホステル・バー・スリーピングバスの拠点で、予算重視・ナイトライフ派に。

チョロン(5区)

中華街。寺院や市場、ローカル飯が見どころで1区から5〜6km。下町歩きとコスパ重視の人に。

新しいメトロ1号線が観光に便利

2024年12月に開業し、2025年1月から有料運行が始まったメトロ1号線(ベンタイン〜スオイティエン)は、2026年現在ふつうに走っています。全長19.7km・14駅(地下3+高架11)、運行は5:00〜22:00で8〜12分間隔。中央市場のベンタイン、オペラハウス、バーソン、タオディエン、終点のスオイティエン(テーマパーク・大学エリア)など、観光に使える駅がそろっています。

2024年に開業したホーチミン・メトロ1号線。観光の足として使いやすくなりました。
2024年に開業したホーチミン・メトロ1号線。観光の足として使いやすくなりました。 (Photo: Kateru Zakuro, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons.)

運賃は1回あたり現金で7,000〜20,000VND(約40〜120円)、タッチ決済なら6,000〜19,000VNDと少し安め。1日券40,000VND(約240円)、3日券90,000VND(約540円)です。現金窓口・券売機のほか、Visa/Master/JCB/UnionPayのタッチ決済、HURCアプリのQR、MoMo・ZaloPay・VNPayといったスマホ決済も使えます。

⚠️ メトロ1号線はタンソンニャット空港(SGN)を通りません。空港アクセス鉄道はまだ無いので、空港〜市内はGrabかバスを使います(手配のやり方は配車アプリの使い方を参考に)。

3. ホーチミンで必ず見ておきたい名所

ホーチミンの見どころは1区にぎゅっと固まっていて、徒歩とメトロ、たまにGrabで効率よく回れます。柱になるのは「戦争の歴史を学べる博物館」「フランス統治時代のコロニアル建築」「高層階の展望台」の3つ。テンポよく回れば、半日〜1日でメインは押さえられます。

黄色い外壁が印象的なホーチミンの中央郵便局。フランス統治時代の建築です。
黄色い外壁が印象的なホーチミンの中央郵便局。フランス統治時代の建築です。 (Photo: Yesvn123, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons.)

名所営業時間料金(大人)ひとこと
戦争証跡博物館(3区)7:30〜17:3040,000VND(約240円)子ども20,000VND。南部に来たら一度は
統一会堂(旧大統領官邸)午後遅めに入場締切40,000VND(約240円)学生20,000VND。歴史の舞台
サイゴン大聖堂外観のみ無料2026年は内部修復中で外観だけ。完成予想2027年
中央郵便局約7:00〜18:00無料大聖堂の隣。フランス建築が美しい
ベンタイン市場6:00〜18:00無料夜は周辺がナイトマーケットに(〜23:00頃)
ランドマーク81 スカイビュー展望は79〜81階約420,000VND(約2,500円)高さ461m、ベトナム最高層
ビテクスコ スカイデッキ49階240,000VND(約1,450円)高さ262.5m。子ども160,000VND
ティエンハウ廟(5区)日中無料中華街の華やかな媽祖廟
玉皇殿(1区)7:00〜18:00無料線香の煙に包まれる道教寺院

興味のテーマ別に回ると効率的

歴史で選ぶ

戦争証跡博物館→統一会堂の組み合わせが王道。ベトナム近代史の流れがつかめます。

建築で選ぶ

大聖堂(外観)+中央郵便局+人民委員会庁舎。フランス統治時代の名建築が徒歩圏に集まります。

展望で選ぶ

夜景重視ならランドマーク81、街の真ん中の眺めならビテクスコ。81のほうが約199m高いです。

寺院で選ぶ

線香たなびく玉皇殿、中華街の媽祖廟ティエンハウ。静かにベトナムの信仰に触れられます。

夜の散策なら、720mの歩行者広場グエンフエ通りや、週末は深夜2時頃までにぎわうブイビエン・ウォーキングストリートも。展望台はランドマーク81のほうが夜景の迫力が違います。

💡 サイゴン大聖堂は2026年も内部が閉鎖中ですが、隣の中央郵便局はそのまま見学できます。写真スポットとしてはこの2つをセットで回るのが定番。郵便局内には大きな地図画と旧式の電話ボックスが残っています。

4. ホーチミンのグルメとカフェ文化|名物・値段・コーヒー事情

ホーチミンは屋台も食堂もレベルが高く、1食25,000〜75,000VND(約150〜450円)でお腹いっぱいになります。日本の感覚だとワンコイン以下で本格的な一皿。衛生面が気になる人も、人気店や回転の速い屋台を選べばまず安心です。まずは代表メニューを値段つきで並べました。

焼き豚をのせたコムタム(砕き米のごはん)。サイゴンの定番ランチです。
焼き豚をのせたコムタム(砕き米のごはん)。サイゴンの定番ランチです。 (Photo: Christopher Crouzet, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons.)

料理どんな味値段の目安
コムタム(砕き米)焼き豚をのせたサイゴンの定番ごはん25,000〜50,000VND(約150〜300円)
バインミー具だくさんのベトナム風サンド20,000〜35,000VND(約120〜210円)/有名店は約60,000〜75,000VND
フォー言わずと知れた米麺スープ35,000〜40,000VND(約210〜240円)、具沢山で〜100,000VND
フーティウ(南部の汁麺)あっさり&コク深い米麺22,000〜62,000VND(約130〜380円)
ブンティットヌン焼き肉のせ汁なし米麺40,000〜60,000VND(約240〜360円)
バインセオパリパリのベトナム風お好み焼き34,000〜120,000VND(約210〜730円)
カフェ・スアダー練乳入りアイスコーヒー屋台15,000〜40,000VND/チェーン40,000〜65,000VND
エッグコーヒー卵黄クリームのせ甘いコーヒー約40,000〜55,000VND(約240〜330円)

朝はバインミーかフォー

街角のスタンドで温かい一杯を。Bảy Hổ や Huỳnh Hoa のバインミーは行列の名物です。

昼はコムタム

Cơm Tấm Ba Ghiền など人気店は回転が速く、ひとり旅でも入りやすいです。

夜はバインセオで一杯

Bánh Xèo 46A など名店で。サイゴンビールは店で1本15,000VND(約90円)ほどと格安です。

サイゴンのカフェ文化と「出身地」の話

ベトナムは世界有数のコーヒー大国で、サイゴンのカフェ巡りは旅の楽しみのひとつ。ただ、よく一緒くたにされる名物コーヒーの「出身地」は、正直に書いておきます。

  • カフェ・スアダー(練乳アイスコーヒー):まさにサイゴンの街角文化から広まった一杯。ミルク多めの「バクシウ」はチョロンの華僑由来です。
  • ソルトコーヒー(塩コーヒー):流行の発信は中部フエ(2010年頃)で、サイゴン生まれではありません。今は全国で飲めます。
  • エッグコーヒーハノイが元祖(1946年)。これも全国に広がり、ホーチミンでも味わえます。
  • ココナッツコーヒー:Cộng Cà Phê チェーンの流行で一気に定番化しました。
💡 ベジタリアン・ヴィーガンの人は、看板の「chay(チャイ)」が目印。これは精進=完全菜食を意味し、たいていビーガン対応です。デザートは「チェー(ぜんざい風)」や「シントー(フルーツスムージー)」が20,000〜40,000VND(約120〜240円)。食べ歩きは1区・3区・4区・5区(チョロン)・10区あたりが密度高めです。

5. ホーチミンのナイトライフ&ショッピング|ルーフトップ・市場・お土産

ホーチミンの夜は、高層ルーフトップバーから猥雑なバックパッカー街、そして遅くまで開く市場まで、楽しみ方の幅が広いのが特徴です。治安が比較的良いので、夜歩きのハードルが低いのもありがたいところ。買い物は「本気で安く買うなら地元市場、雰囲気重視ならベンタイン」と割り切るのがコツです。

夜の過ごし方

  • ルーフトップバー:ビテクスコ50〜52階の EON Heli Bar(市内最高層、カクテル約210,000〜300,000VND)、ABタワー26階の Chill Skybar(カクテル約525,000VND、21時からドレスコードあり)、3区ホテル24階の Social Club(インフィニティプール)などが定番。夕方のハッピーアワーが狙い目です。
  • ブイビエン・ウォーキングストリート:週末夜は歩行者天国(19:00〜深夜2時頃)になり、200軒以上のバーと屋台、生バンドでお祭り騒ぎ。にぎやかな反面かなり観光地ずれしているので、食事は周りの路地のほうが安くておいしいです。
  • ビール文化:生ビールの「ビアホイ」はグラス1杯約90円(15,000VND前後)とベトナム最安の一杯。クラフトなら Pasteur Street Brewing が有名で、1杯66,000VND(約400円)ほどです。

週末夜のブイビエン・ウォーキングストリート。バーと屋台で深夜までにぎわいます。
週末夜のブイビエン・ウォーキングストリート。バーと屋台で深夜までにぎわいます。 (Photo: Bahnfrend, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons.)

ショッピングとお土産

モールから市場まで、目的に合わせて使い分けましょう。免税級の本気の安さは地元市場、安心して見るならモールです。

場所タイプ向いている人
サイゴンセンター/髙島屋高級ブランド・日系百貨店安心して買い物・贈答品
ビンコムセンター ドンコイZARA・H&Mなど中級普段使いの服・カフェ休憩
サイゴンスクエア格安ファッション(要交渉)本気で安く買いたい人
ベンタイン市場お土産・観光市場雰囲気を楽しむ・記念に
アンドン市場(5区)卸売り市場まとめ買い・ローカル価格

時計塔が目印のベンタイン市場の外観。お土産探しと食べ歩きの定番スポットです。
時計塔が目印のベンタイン市場の外観。お土産探しと食べ歩きの定番スポットです。 (Photo: Diego Delso, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons.)

定番のお土産は、G7インスタントコーヒー(50,000〜80,000VND/箱)、チュングエンの挽き豆(100,000〜150,000VND/250g)、アオザイ(既製500,000〜2,500,000VND、オーダーは約USD70〜450)、漆器、シルクスカーフ(150,000〜500,000VND)、カシューナッツ、ハスの花茶など。値段は店によって大きく差が出ます。

⚠️ ベンタイン市場やサイゴンスクエアは最初の言い値が300〜400%吹っかけられていることも。交渉は言い値の4割ほどから始めるのが目安です。「ウィーゼル(イタチ)コーヒー」など高級品は偽物も多いので、信頼できる店で。値札のあるスーパーで買えば交渉不要で安心です。

6. ホーチミンの市内交通|メトロ・Grab・タクシー・シクロ

ホーチミンの市内移動は、結論から言うとGrab(配車アプリ)が圧倒的に便利で安全です。料金が事前に確定し、行き先も地図で伝わるのでぼったくりの心配がありません。これに新しいメトロ1号線と徒歩を組み合わせれば、観光はほぼカバーできます。

移動手段使いどころ費用の目安
Grab(バイク)1人の近距離・渋滞回避短距離30,000〜70,000VND(約180〜430円)
Grab(車)荷物あり・雨天・複数人初乗り約25,000〜30,000VND+1kmごと9,000〜11,500VND
メトロ1号線1区〜タオディエン方面1回6,000〜20,000VND/1日券40,000VND
タクシーアプリが使えない時ビナサン・マイリンのみ。初乗り約12,000VND/500m+約15,000VND/km
サイゴン・ウォーターバス川辺の景色を楽しむ片道15,000VND/往復30,000VND
シクロ(人力三輪)観光気分で短時間適正は約150,000〜200,000VND/時間(要事前合意)

各手段のコツ

  • タクシー:信頼できるのは ビナサン(白)とマイリン(緑)の正規メーター車だけ。似た色に塗った偽物や、進みの速いメーターに注意。基本はGrabが安心です。
  • 徒歩:1区は徒歩圏。ベンタイン→グエンフエ約5分、→オペラハウス約10分、→統一会堂約7分。横断は「止まらず一定の速さで」が現地流です。
  • 空港アクセス:タンソンニャット空港〜1区は6〜8kmで、Grab約110,000〜250,000VND(約670〜1,520円)。路線バスは109番が12,000VND、152番が6,000VNDと格安です。
💡 南部の空港は今後ふたつ体制になります。市内に近いタンソンニャット(SGN)は国内線と近距離アジア路線が中心で、これまでどおり街の玄関口。一方、2026年中の開港を予定する東約40kmのロンタイン新空港は、長距離の国際線ハブとして整います。予約サイトで空港コードが分かれることもあるので、出発前に自分の便がどちらの空港発着かを必ず確認しておきましょう。
⚠️ シクロは観光には楽しいのですが、トラブルの定番でもあります。「1人あたり・1分あたり」へのすり替え、VND→USDのごまかし、50,000を500,000に化けさせるなど。乗る前に必ず「総額」と「通貨」をはっきり合意し、流しの客引きは避けて評判のよい店だけにしましょう。

7. ホーチミン近郊の日帰り|クチ・メコン・ブンタウ・カンザオ

ホーチミンの大きな魅力は、市内から日帰りで「歴史・自然・ビーチ」をつまみ食いできることです。個人手配でも行けますが、移動の長い行き先はツアーに乗ったほうが断然効率的。代表的な4つを比べました。1つ選ぶなら、初めてはクチかメコンが鉄板です。

行き先距離・所要見どころ費用の目安
クチトンネル北西60〜70km/半日(4〜5時間)戦争時の地下トンネル網、射撃場入場 ベンディン約110,000〜125,000VND/ベンユック約90,000VND
メコン川クルーズミトー約70km・90分/日帰り8〜10時間運河の小舟、果樹園、ココナッツ工房グループツアーが手軽
ブンタウ南東95〜105km/フェリー約90分ビーチ、巨大なキリスト像、灯台高速フェリー約260,000〜450,000VND(要確認)
カンザオ南東約60km/フェリー+舟で約20分マングローブ、猿の島、コウモリ沼団体日帰り約USD36(約5,600円)〜

クチトンネルは半日で戻れるので、午前に行って午後は市内、という組み方が人気。メコンとブンタウはそれぞれ次の章で詳しく紹介します。カンザオはユネスコのマングローブ生物圏保護区で、野生のマカクザル1,000匹以上が暮らす「猿の島」やコウモリの沼、ワニ園などがある自然系コース。都会の喧騒からひと息つきたい人にぴったりです。

⚠️ クチの射撃場では1発約60,000VNDで実弾体験ができますが、轟音がかなり大きいです。小さな子ども連れは耳栓を用意するか、撃たない場所で待つのがおすすめ。カンザオの猿は持ち物をひったくるので、サングラスや食べ物はバッグの中へ。
🎫 ホーチミン発の日帰りツアー

クチトンネルやメコン川の日帰りツアーは人気です。コースや時間を先に見ておくと安心です。

Klookで料金・ツアーを見る →

アフィリエイトリンクです — 追加費用なしで手数料を得る場合があります。

8. メコンデルタ|水上市場とのどかな運河の世界

メコンデルタは「ベトナムの台所」。ミトーやベンチェなら日帰り、カントー方面は1泊以上でじっくり楽しむのがコツです。運河を小舟で進み、果樹園やココナッツキャンディ工房をめぐる、のんびりした水郷の旅。乾季の11〜4月が動きやすい時期です。

メコンデルタ、カイラン水上市場の小舟。早朝に最もにぎわいます。
メコンデルタ、カイラン水上市場の小舟。早朝に最もにぎわいます。 (Photo: Isabell Schulz, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons.)

主な行き先

  • ミトー(約70km・2〜2.5時間):永長寺やユニコーン島。日帰りツアーの定番です。
  • ベンチェ:ココナッツキャンディ工房、運河のサンパン舟、果樹園のサイクリング。
  • カントー(約155〜170km・3〜4時間):早朝のカイラン水上市場が目玉。1泊して朝いちで向かうのが正解です。
  • チャウドック・サデック:サム山の祠、トラスーの森、花の村と1895年築の古民家(30,000VND)。2〜4日かけてめぐる奥のルート。
💡 カイラン水上市場のベストタイムは早朝5:00〜7:00。日の出とともに舟が集まり、混む前のいちばん活気ある時間帯です。ニンキエウ船着場からボートで約45分、ひとり100,000〜150,000VND(約610〜910円)ほど。入場料はありません。

近年は水上市場の規模が縮小気味で、舟は2016年の約500隻から200隻ほどに減っています。それでも早朝の光景は一見の価値あり。2026年1月にカントー〜カマウ高速道路が全線開通し、ホーチミンからメコン南部までの高速回廊がつながって、奥地へのアクセスも年々良くなっています。

9. ブンタウ|海とキリスト像、日帰りビーチ

ブンタウはホーチミンから日帰りできる海辺の街。高速道路で約2時間、または高速フェリーで約90分です。象徴は高さ32m(土台込みで36m)のキリスト像。1994年完成で、像までは800段ほどの階段が続き、肩の高さの展望台から街と海を一望できます。

灯台の丘から望むブンタウ。サイゴンから手軽に行けるビーチタウンです。
灯台の丘から望むブンタウ。サイゴンから手軽に行けるビーチタウンです。 (Photo: Damian Vo, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons.)

  • ビーチ:にぎやかなバックビーチ(バイサウ)と街なかのフロントビーチ(バイチュオック)。
  • 灯台(1862年):ベトナム最古とされる灯台。丘の上から港が見渡せます。
  • ホーマイ公園のケーブルカー:大山(ヌイロン)へ。眺めが良くファミリーに人気。
  • 白宮(バックディン、1898年):海を望むコロニアル建築。

ベストシーズンは11〜4月。日帰りでも、ゆっくりしたいなら1泊2日でも楽しめます。高速フェリー(Greenlines DP)は1区グエンフエ近くの埠頭発(2025年8月に移転)で、ビーチ着が早いのが利点。海水浴メインなら週末は混むので平日が狙い目です。

💡 キリスト像の階段はけっこうな段数で、日中は日差しが強いです。朝いちか夕方を狙い、飲み物と歩きやすい靴を忘れずに。像の内部はらせん階段で展望台まで上がれます。

10. ニャチャン|ビーチと島めぐり、チャム塔

ニャチャンは南部きってのビーチリゾート。透き通る海、島のテーマパーク、チャム族の古い塔がそろっています。ホーチミンからカムラン空港(CXR)へ飛行機で約1時間5分、空港〜市内は約35km(45〜60分)。スリーピングバスや鉄道なら約8〜9時間です。

弧を描くニャチャンのビーチと穏やかな湾。南部きってのリゾートです。
弧を描くニャチャンのビーチと穏やかな湾。南部きってのリゾートです。 (Public domain (CC0), via Wikimedia Commons.)

見どころ内容料金など
ヴィンワンダーズ(ホンチェ島)ケーブルカーで湾を渡る島型テーマパーク大人1,050,000VND(16時以降700,000)
ポーナガル塔8〜13世紀のチャム族ヒンドゥー遺跡約25,000〜30,000VND(約150〜180円)
マッドスパ(タップバー)名物の泥温泉でリラックス約120,000VND(約730円)〜
ホンムン海洋保護区ダイビング・シュノーケルの好ポイントツアーで参加

島へ渡るケーブルカーの運行状況は時期により変わるので、料金・運休の有無は現地で確認を。郊外には静かなロングビーチ(バイザイ)も広がります。滞在は2泊3日が目安です。

⚠️ ニャチャンは南部のほかの街と雨季が逆で、ベストは3〜9月。10〜12月は雨が多く、台風の影響を受けることもあります。海目当てなら旅の月に注意してください。
🎫 ニャチャンの遊び方

アイランドホッピングやVinWondersなど、時間と料金を先に確認しておくと便利です。

Klookで料金・ツアーを見る →

アフィリエイトリンクです — 追加費用なしで手数料を得る場合があります。

11. ダラット|花と湖と滝の高原リゾート

ダラットは標高約1,500mの高原都市。年間を通して14〜23℃と涼しく、「永遠の春の街」と呼ばれます。暑い南部のなかでひと息つける別世界で、花畑、コーヒー農園、湖や滝、フランス風の別荘や松林が広がります。夜は冷えるので上着を忘れずに。

高原の街ダラットのリンフオック寺(霊福寺)。色とりどりのガラスモザイクが圧巻です。
高原の街ダラットのリンフオック寺(霊福寺)。色とりどりのガラスモザイクが圧巻です。 (Public domain, via Wikimedia Commons.)

  • スアンフオン湖:街の中心にある周囲約5kmの湖。散歩やサイクリングに。
  • ダタンラ滝:アルパインコースター(そり型コースター)で下る人気スポット。
  • クレイジーハウス(ハンガー邸):奇想天外な建築で写真映え抜群。
  • リンフオック寺(霊福寺):ガラスモザイクと全長49mの龍が圧巻。
  • ランビアン山(約2,167m):高原の絶景ハイキング。

季節になると、街なかでは色とりどりの花壇や巨大なオブジェが並び、まさに花の街そのもの。温帯の野菜やイチゴ、ワインの産地でもあり、市場ではジャムやドライフルーツのお土産も豊富です。

ダラットの花公園で咲くアジサイ。涼しい高原を代表する花です。
ダラットの花公園で咲くアジサイ。涼しい高原を代表する花です。 (Photo: Damian Vo, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons.)

ホーチミンからはリエンクオン空港(IATA:DLI)へ約50〜60分、空港〜市内は28〜30km。バスや車だと高速未開通で6〜8時間かかります。ベストは乾季の12〜3月、滞在は2〜3日が目安です。

💡 2025年の再編でムイネー(後述)とダラットは同じラムドン省になりました。砂丘のムイネーと高原のダラットはセットで回りやすいので、ホーチミンから南回りで一緒に組むのがおすすめ。日中は暖かくても朝晩は冷えるので、薄手のダウンがあると安心です。
🎫 ダラットの楽しみ方

キャニオニングや滝めぐりなどは、先にネットで予約しておくとスムーズです。

Klookで料金・ツアーを見る →

アフィリエイトリンクです — 追加費用なしで手数料を得る場合があります。

12. ムイネー/ファンティエット|砂漠とカイトサーフィン

ムイネーは砂丘とカイトサーフィンで知られる海辺の村。ホーチミンから約203〜220km、高速道路の開通で車約2〜2.5時間と一気に近くなりました。かつては5〜6時間かかった道のりが、2023年開通のザウザイ〜ファンティエット高速で半分以下に。鉄道のファンティエット駅利用なら約4時間20分です。

ムイネーのレッドサンデューン(赤い砂丘)。夕暮れに赤く染まります。
ムイネーのレッドサンデューン(赤い砂丘)。夕暮れに赤く染まります。 (Photo: Vyacheslav Argenberg, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons.)

  • レッドサンデューン(赤い砂丘):ファンティエットから約25km、ムイネーから10分。夕日が名物。
  • ホワイトサンデューン(バウチャン):ムイネーから約30km。ジープツアーで巡ります。
  • 妖精の渓流(スオイティエン):赤い渓谷を裸足で歩く小さな探検(約15,000VND)。
  • ムイネー漁村:早朝5〜7時、舟が並ぶのどかな漁港の風景。
  • ポーシャヌ・チャム塔:丘の上から海を見下ろす古い塔。

サンドボードのレンタルは10,000〜40,000VND(約60〜240円)ほど。カイトサーフィンは11〜4月がシーズンで、ピークは12〜1月。ベストシーズンも同じく11〜4月で、滞在は2〜3日が目安です。ダラットとは同じラムドン省なので、組み合わせやすい立地です。

💡 砂丘の日の出・日の入りは絶景ですが、強い風と細かい砂が舞います。カメラやスマホは砂対策を。サングラスとスカーフがあると快適です。ジープのサンライズツアーは早朝出発なので前夜に手配を。
🎫 ムイネーのツアー

砂丘のサンライズ・ジープツアーが人気です。ネットで比べておくと安心です。

Klookで料金・ツアーを見る →

アフィリエイトリンクです — 追加費用なしで手数料を得る場合があります。

13. コンダオ|静かな離島、監獄の歴史とウミガメ

コンダオは喧騒から離れた清らかな離島。手つかずのビーチ、ダイビング、そして重い歴史が共存します。16の島からなり(約76km²)、本島はコンソン。コンダオ国立公園とラムサール湿地に指定され、自然の濃さは南部随一です。2025年からは行政上ホーチミン市の特別区になりました。

静かなコンダオ島のビーチ。透明度の高い海と手つかずの自然が魅力です。
静かなコンダオ島のビーチ。透明度の高い海と手つかずの自然が魅力です。 (Photo: [Tycho] talk , http://shansov.net, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons.)

行き方

  • 飛行機:ホーチミン(SGN)からVASCOで約55分〜1時間15分、片道約1,100,000〜1,800,000VND(約6,700〜11,000円)。
  • フェリー:ソクチャンのチャンデー港から約1時間45分〜2時間がいちばん速い。ブンタウ航路(約3時間30分)は2026年2月に運航再開しました(プロモ料金あり)。

見どころ

  • コンダオ監獄(1861年)と「タイガーケージ」:植民地・戦争期の獄舎跡。重く、しかし知っておきたい歴史です。
  • ハンズオン墓地:約1,900基。ヴォー・ティ・サウの墓へ夜参りする習わしも。
  • ビーチ:空港近くのダムチャウ浜、アンハイ浜。透明度の高い海。
💡 ウミガメの産卵は4〜10月(ピーク6〜9月、ホンバイカン島)。この時期に合わせると、夜の産卵観察ツアーに参加できることがあります。ベストシーズンは3〜9月、滞在は2〜4日がゆったり。便数が限られるので航空券は早めの確保を。
🏨 コンダオのリゾート・ホテルTrip.comで日程の料金を見る リアルタイム最安値   多くが無料キャンセルアフィリエイトリンクです — 追加費用なしで手数料を得る場合があります。

14. フーコック|南国のリゾート島(要点だけ)

フーコックはタイランド湾に浮かぶベトナム最大の島(約575km²)。白砂のサオビーチやロングビーチ、大型リゾート、巨大テーマパークがそろう、籠もって楽しむリゾート島です。世界最長の海上ケーブルカー「ホントム」(全長7,899.9m、ギネス記録)も名物。乾季の11〜4月がベストで、南部の他エリアと同じ時期に楽しめます。

2025年からは新「アンザン省」の特別区になり、2027年のAPEC開催地にも選ばれました。2025年11月には Sun PhuQuoc Airways も就航し、これからますます行きやすくなる島です。

ビーチ、見どころ、エリア選び、モデルプランまで、フーコックは情報量が多いので、詳しくはフーコック島の歩き方にまるごとまとめています。南部一周の締めくくりに数日組み込むのもおすすめです。

💡 APEC 2027の開催地に決まったことを受けて、2026年現在のフーコックでは道路やリゾートの整備・工事があちこちで進んでいます。エリアによっては一時的な混雑や工事中の区間に出くわすこともあるので、移動には少し余裕をみておくと安心です。状況は日々変わるため、滞在予定の宿に最新の周辺事情を尋ねておくとスムーズです。

15. 南部の都市間移動|バス・鉄道・飛行機・フェリー早見表

南部の地方都市をつなぐなら、近場はバス、遠い海辺は飛行機、というのが基本の考え方です。近年は高速道路が次々開通し、ムイネーやメコン南部へはぐっと速く着けるようになりました。主な区間を表にまとめます。

区間手段所要料金の目安(VND)
ホーチミン→ムイネーオープン/スリーピングバス約4〜5時間(高速で3〜3.5)180,000〜550,000(約1,100〜3,400円)
ホーチミン→ファンティエット鉄道約3時間44分130,000〜400,000
ムイネー→ダラットバス約4時間(約150km)185,000〜250,000
ダラット→ニャチャンバス約3.5〜4時間(約135km)約170,000
ニャチャン→ホーチミン飛行機(CXR→SGN)約1時間7分680,000〜2,600,000
ニャチャン→ホーチミン鉄道/スリーピングバス約7〜9時間315,000〜480,000
ホーチミン→ダラットバス/飛行機(DLI)バス6〜8h/飛行50分バス200,000〜500,000/飛行700,000〜1,400,000
ホーチミン→カントーバス(高速)約2.5〜3.5時間(約121km)150,000〜240,000
ホーチミン→ブンタウバス/フェリーバス2〜2.5h/フェリー約2hバス135,000〜350,000/フェリー260,000〜450,000

主なオープンバス会社は、南部最大のネットワークを持つ Futa(Phương Trang)、乗り降り自由のパスで知られる The Sinh TouristHạnh Café など。フェリーは Greenlines DP。空路は SGN からニャチャン(CXR)・ダラット(DLI)・フーコック(PQC)・コンダオ(VCS)へ、Vietnam Airlines・Vietjet・Bamboo が飛んでいます。

💡 夜行のスリーピングバスは移動と宿泊を兼ねられて効率的。ただし揺れと寒さ(冷房が強い)に備えて、上着とアイマスク、耳栓があると快適です。フェリーの時刻・料金は変動するので、予約時に最新情報を確認しましょう。
⚠️ ダラット↔ニャチャン、ダラット↔ムイネーは、高原と海岸を結ぶ急カーブの峠道を越えます。雨季(5〜11月)は豪雨で視界が悪くなったり、落石や土砂で遅れが出たりすることがあるので、時間にはたっぷり余裕をみておきましょう。可能なら、暗くなってからではなく日中の移動を選ぶと安心です。
🎫 都市間バス

南部の都市を結ぶスリーピング/リムジンバス。路線と時間を比べられます。

Klookで料金・ツアーを見る →

アフィリエイトリンクです — 追加費用なしで手数料を得る場合があります。

🚆 鉄道・移動手段

南北をつなぐ鉄道は都市間移動の景色のよい手段。時刻と運賃を確認できます。

Trip.comで列車を見る →

アフィリエイトリンクです — 追加費用なしで手数料を得る場合があります。

16. いつ行く?南部の気候とテト・お祭りカレンダー

ベトナム南部は乾季(12〜4月)と雨季(5〜11月)のはっきりした二季。観光のベストは乾季の12〜4月です。年間を通して27〜30.5℃と暖かく、いちばん暑いのは4月(35〜40℃)、雨が多いのは9月(約320mm)。雨季も多くはスコールで一日中降り続くわけではないので、午前観光+午後はカフェ、という組み方なら問題ありません。

時期天気の特徴旅のしやすさ
12〜2月乾季・比較的さわやか◎ ベストシーズン(テト除く)
3〜4月乾季・かなり暑い○ 晴天続きだが4月は猛暑
5〜8月雨季入り・午後のスコール○ 朝型行動なら快適
9〜11月雨のピーク(9月約320mm)△ 雨具必須、料金は安め
ニャチャンのみ3〜9月が乾季的、10〜12月に雨海は3〜9月がベスト

主なお祭り・祝日カレンダー

行事時期旅への影響
テト(旧正月)2026/2/17(2027は2/6)大:交通満席・休業・料金高騰
フン王忌2026/4/26〜27国内旅行が混む
統一記念日+メーデー4/30〜5/1(2026は4連休)ビーチ(ブンタウ・ムイネー)満室
バーチュアスー祭り2026/6/6〜12(チャウドック)メコン巡礼で混雑
ニャチャン海祭り(隔年)2026/7/17〜19ニャチャンのホテル満室
ウランボン(盂蘭盆)2026/8/27寺院がにぎわう(祝日ではない)
中秋節2026/9/25(2027は9/17)市場・街がにぎわう(祝日ではない)
ダラット花祭り(隔年)2026年12月頃(未確定)ダラットのホテル満室、予約必須
クリスマス・年末12/24〜25、12/31ダウンタウンが混雑・道路規制
⚠️ テト(旧正月)は2027年は2月6日、連休はその前後の数日。当日前後は休業する店が多く、長距離の交通は数週間前から満席、ホテルは+50〜80%、国内線は+30〜50%に跳ね上がります。この時期は早めの予約か、日程をずらすのが無難です。

17. モデルプラン|5・7・10・14日の日別ルート

南部の組み立ては「ホーチミン市内2泊3日」を土台に、残りの日数で近郊・地方・離島を足していくのが基本です。初めてなら市内+日帰り、時間があれば海と高原のループ、たっぷりあるなら離島まで。まずは日数別の早見表から。

日数おすすめルートこんな人に
5日ホーチミン市内2泊+クチ&メコン日帰り初ベトナム南部・短期
7日ホーチミン+ムイネー+ダラット砂丘と高原を欲ばりに
10日ホーチミン〜ムイネー〜ダラット〜ニャチャン海と高原のループ満喫
14日上記+メコン泊/コンダオ or フーコック南部をまるごと一周

5日間:はじめての南部

  • 1日目:ホーチミン着、1区にチェックイン。グエンフエ通りと夜のブイビエン散策。
  • 2日目:戦争証跡博物館→統一会堂→大聖堂・郵便局→ベンタイン市場。夜はルーフトップバー。
  • 3日目:クチトンネル日帰り(午前)→午後はチョロンか展望台。
  • 4日目:メコン川クルーズ日帰り。運河と果樹園。
  • 5日目:朝にカフェ・お土産を買って出発。

7日間:海と高原を少しだけ

  • 1〜2日目:ホーチミン市内観光。
  • 3日目:ムイネーへ移動、夕日の砂丘。
  • 4日目:朝の砂丘ジープ→ダラットへ移動。
  • 5〜6日目:ダラットで湖・滝・花畑・カフェ。
  • 7日目:飛行機でホーチミンへ戻り出発。

10日間:海と高原のループ満喫

  • 1〜3日目:ホーチミン市内+クチ日帰り。
  • 4日目:ムイネーで砂丘・カイトサーフィン。
  • 5〜6日目:ダラットで高原リゾート。
  • 7〜9日目:ニャチャンで島めぐり・ビーチ・泥温泉。
  • 10日目:飛行機でホーチミンへ。

14日間:南部まるごと一周

  • 1〜3日目:ホーチミン市内+近郊日帰り。
  • 4〜5日目:メコンデルタ(カントー泊・水上市場)。
  • 6〜7日目:ムイネーの砂丘。
  • 8〜9日目:ダラットの高原。
  • 10〜12日目:ニャチャンの海。
  • 13〜14日目:コンダオかフーコックでのんびり締めくくり。

南部だけで物足りないなら、古都フエやホイアン、世界遺産が待つベトナム中部、首都ハノイや絶景のハロン湾を擁するベトナム北部を国内線でつなぐのもおすすめです。

💡 移動日は午前か夜行をうまく使うと、現地での時間が伸びます。地方間は荷物を動かす回数を減らすほどラク。離島を入れるなら、便数が少ないので前後に余裕日を1日とると安心です。

18. 費用と予算|スタイル別・1日いくら?

南部は物価が安く、中級スタイルでも1日 約9,000〜15,000円(約150万〜250万VND)でゆったり旅ができます。日本の感覚だと、屋台の一食がワンコイン以下、ビールも1本100円前後。節約派なら1日3,000〜4,000円台も十分可能です。航空券・地方への移動・ツアー代は別途で見ておきましょう。

項目節約中級贅沢
1日の総額約3,800〜5,100円(60万〜80万VND)約9,000〜15,000円(150万〜250万VND)2万円〜(高級ホテル・専用車)
食事1食屋台 約150〜450円(25,000〜75,000VND)中級店 約1,200〜3,000円(21万〜52.5万VND)高級レストラン 5,000円〜
宿泊ドミトリー 約900〜1,700円(15万〜30万VND)中級ホテル 約4,300〜9,000円(70万〜150万VND)リゾート 1.5万円〜
移動路線バス・徒歩Grab中心専用車チャーター
飲み物ビアホイ 約60円(10,000VND)バーで 約180〜300円(30,000〜50,000VND)ルーフトップ 約3,200円〜(52.5万VND)

クレジットカードのタッチ決済も都市部では普及していますが、屋台や市場、地方では現金が基本。両替やATM、支払いのコツは現地のお金事情にまとめています。チップは義務ではありませんが、ガイドには1日100,000〜200,000VND(約610〜1,220円)ほど渡すと喜ばれます。

💡 大きく節約するなら、屋台・ローカル食堂中心の食事、夜行バスで宿泊費を浮かせる、Grabバイクを活用するの3点が効きます。逆に、暑い昼間のタクシーやツアーにはお金をかけると、体力が温存できて旅全体が快適になります。

19. ビザ・入国|日本国籍は45日免除(要確認)

日本国籍の場合、観光目的で45日以内の滞在は基本的にビザ免除です。パスポートの残存有効期間(入国時6か月以上が安心)と、帰りまたは次の渡航のチケットがあれば、そのまま入国できるケースがほとんど。ただし免除の条件は変わることがあるので、出発前に最新情報の確認をおすすめします。

  • 45日を超える滞在:事前に e-visa(電子ビザ)を取得します。公式サイトでオンライン申請でき、料金はおおむねUSD25前後、有効期間は最長90日。
  • 申請の目安:処理に数日かかることがあるので、出発の2週間前までに済ませると安心です。
  • 入国時:滞在先(ホテル名)や帰国便を聞かれることがあるので、予約控えをスマホに入れておきましょう。

ビザの種類や e-visa の具体的な申請手順、必要書類は入国とビザの手続きにまとめています。家族やグループで条件が違う場合(他国籍の同行者など)は、それぞれ個別に確認してください。

⚠️ ビザ免除はあくまで「条件を満たす場合」です。連続して何度も出入国を繰り返す、滞在が45日を1日でも超える、目的が観光以外、といったケースでは別途ビザが必要になります。非公式の代行サイトは高額請求や情報抜き取りのリスクがあるので、必ず公式サイトを使いましょう。

20. 安全・詐欺・マナー|安心して旅するために

ホーチミンは東南アジアのなかでは治安が落ち着いており、夜の散策もしやすい街です。とはいえ大都市なので、油断は禁物。いちばん多いのはバイクによるひったくりと、観光客向けの小さな詐欺です。手口を知っておけば、ほとんどは防げます。

気をつけたいトラブル

  • バイクのひったくり:スマホやバッグを車道側で持たない、歩きスマホをしない、ショルダーは体の前へ。撮影中の手元も狙われます。
  • タクシーのメーター詐欺:進みの速い改造メーターで2〜3倍に。正規のビナサン・マイリンか、料金が確定するGrabを使いましょう。
  • お金のすり替え:似た色の紙幣(50万と2万など)を使った釣り銭ごまかし。現金は声に出して数えて渡すと安全です。
  • シクロ・客引きのぼったくり:乗る前に「総額」と「通貨」を必ず合意。流しは避けます。

具体的な手口と最新の対策はよくあるトラブルと対処法に、配車アプリの安全な使い方はGrabの使い方にまとめています。

知っておきたいマナー

  • 寺院では肩・膝を隠す服装で。仏像に背を向けて写真を撮らないよう配慮を。
  • 人を指さす、頭を触るのは避けましょう。年長者への敬意が大切にされます。
  • 政治・歴史にまつわる話題はデリケート。現地で軽々しく論じないのが無難です。

文化や振る舞いのもう少し詳しい話はベトナムのマナーを参考にしてください。基本を押さえておけば、現地の人も温かく接してくれます。

⚠️ 水道水は飲めません。必ずペットボトルの水を。屋台の氷や生野菜が不安なら、人気店(回転が速い)を選ぶか、加熱されたものを中心に。海外旅行保険(医療・盗難・キャンセル補償)は入っておくと安心です。

21. 通信・両替・実用情報|出発前と現地のチェックリスト

最後に、現地で役立つ実用情報をまとめます。通信・お金・電源あたりを出発前に押さえておけば、着いてすぐ快適に動けます。とくにネット環境は、Grabも地図もすべての土台になるので最優先です。

通信(SIM/eSIM)

到着前にeSIMを入れておけば、空港でSIMを探す手間なくその場でネットが使えます。観光向けeSIMは約287,000VND(約1,750円)〜。現地SIMなら最大網の Viettel(田舎にも強い、約150,000VNDで3GB/日・30日)が定番です。

⚠️ 空港の到着ロビーには客引き風のSIM販売もありますが、割高だったり契約が不透明なことも。SIMを買うなら通信会社の公式カウンターで。eSIM対応端末なら、事前購入がいちばん手軽で確実です。

両替・お金

  • レートが良いのは街なかの金行(1区レタントン通りやベンタイン市場の西門あたり)。空港やホテルは割高です。
  • ATMはVietcombankなどで。手数料は1回約50,000VND、引き出し上限は1回約5,000,000VND。
  • 大きな金額は窓口でその場で数えて確認を。詳しくはお金と両替のコツへ。

その他の実用情報

  • 電源:220V/50Hz、プラグはA・C型(南部はA型が多い)。日本の100V専用機器は変圧器が必要です。
  • :水道水は飲用不可。氷や洗った生野菜にも注意。
  • チップ:義務ではありませんが、ガイド・ポーター・好印象のサービスには気持ち程度をVNDで。
  • 持ち物:日焼け止め、虫よけ、薄手の上着(ダラットや冷房用)、雨具(雨季)、歩きやすい靴。
💡 出発前のチェックは「eSIM・海外保険・ホテルとビザ控えのスクショ・少額の現金両替」の4つ。これさえ済ませておけば、あとは現地でGrabとカフェを乗りこなすだけ。南部の旅をめいっぱい楽しんでください。
🎫 空港に着いた瞬間からネット

ベトナムのeSIMなら到着後すぐ使えます。SIMの行列も不要です。

KlookでベトナムのeSIMを見る →

アフィリエイトリンクです — 追加費用なしで手数料を得る場合があります。

よくある質問

Q. ホーチミン(南部)は何日あれば足りますか?
市内観光だけなら2泊3日で十分です。これにクチトンネルやメコン川の日帰りを足すなら4〜5日。ムイネー・ダラット・ニャチャンまで含めて南部を一周するなら10〜14日みておくと、移動に追われずゆったり回れます。短期なら市内+近郊日帰りに絞るのが満足度が高いです。
Q. ホーチミンとハノイ、どちらに行くべき?
南部の商業都市で熱帯ムード、近郊の日帰りが豊富なのがホーチミン。歴史と四季、山水の絶景を味わえるのが北部のハノイです。初ベトナムで効率よく観光+グルメを楽しむならホーチミン、文化や風景重視ならハノイ。時間があれば両方を国内線でつなぐのもおすすめです。
Q. 南部のベストシーズンはいつ?
基本は乾季の12〜4月で、晴天が続き観光しやすい時期です。ただしニャチャンだけは例外で、海のベストは3〜9月。逆に10〜12月は雨が多くなります。テト(旧正月)前後は休業や満席が増えるので避けるのが無難です。雨季もスコール中心なので、朝型に動けば十分楽しめます。
Q. 日本人にビザは必要ですか?
日本国籍なら観光目的で45日以内の滞在は基本的にビザ免除です。45日を超える、または条件に合わない場合は e-visa(電子ビザ)を事前に取得します(料金USD25前後・最長90日)。最新の条件は変わることがあるので、出発前に必ず確認しましょう。詳しくはビザの取り方をどうぞ。
Q. ホーチミンの治安は大丈夫?
東南アジアのなかでは落ち着いており、夜の散策もしやすい街です。ただしバイクによるひったくりやスリには注意。スマホを歩きながら見ない、バッグは体の前に持つ、貴重品を分散させる、といった基本を守れば安心です。具体的な手口と対策はよくあるトラブルを参考に。
Q. ホーチミンからムイネーやダラット、ニャチャンへの移動は?
ムイネーは高速開通で車約2〜2.5時間、夜行のスリーピングバスも便利。ダラットはバス・車で6〜8時間か、飛行機で約50〜60分。ニャチャンは飛行機約1時間5分、バス・鉄道なら約8〜9時間です。海と高原をつなぐループ移動が南部の定番です。
Q. サイゴンとホーチミンは同じ街ですか?
はい、同じ都市です。正式名称が「ホーチミン市」、昔ながらの愛称が「サイゴン」。地元の人も両方を使い分けますが、指しているのは同じ街なので、どちらで呼んでも通じます。空港コードSGNやサイゴン川にも昔の名が残っています。
Q. 南部旅行の費用はどのくらい?
中級スタイルで1日 約9,000〜15,000円(約150万〜250万VND)が目安です。屋台中心の節約旅なら1日3,000〜5,000円台も可能。これに航空券や地方への移動、ツアー代が別途かかります。日本と比べると食事・宿・交通すべてかなり割安です。
Q. メトロ1号線は観光に使えますか?空港には行きますか?
観光には十分使えます。ベンタイン、オペラハウス、バーソン、タオディエン方面を結び、1回6,000〜20,000VND、1日券40,000VNDと安価です。ただしタンソンニャット空港(SGN)は通らないので、空港〜市内はGrabかバスを使ってください。空港アクセス鉄道はまだ無いのが現状です。
Q. ホーチミン近郊の日帰り、どこがおすすめ?
初めてなら歴史のクチトンネルか、運河と果樹園のメコン川クルーズが鉄板です。海なら高速フェリーで90分のブンタウ、自然系ならマングローブと猿の島のカンザオ。それぞれ半日〜1日で、市内のホテルを動かさずに楽しめます。1日1か所に絞ると無理がありません。
Q. ニャチャン・ムイネー・フーコックはどう違う?
ニャチャンは島めぐりと都市型ビーチ、泥温泉が楽しめる総合リゾート。ムイネーは赤い砂丘とカイトサーフィンが名物の素朴な村。フーコックは大型リゾートとテーマパークがそろう、何もしない滞在向けの島です。アクティブならニャチャン、絶景写真ならムイネー、のんびりならフーコックが向いています。
Q. テトや祝日は避けたほうがいい?
テト(旧正月、2027年は2月6日)前後は休業・満席・料金高騰が重なるので、観光目的なら避けるのが無難です。4/30〜5/1や9月の中秋節も国内旅行が混みます。どうしてもこの時期になるなら、交通とホテルを数週間前に押さえ、地方より大都市を選ぶと影響が少なめです。

南部だけでなくベトナム全体をどう回るか迷ったら、国全体の旅づくりガイドもあわせてご覧ください。

ガイドを一覧で見る →