ベトナム入国2026最新ガイド|ダナン・ホーチミン・ハノイ、7月から変わる健康申告とデジタル到着カード

2026年7月1日からの新ルールを、日本旅券(45日ビザ免除)の方向けにやさしく整理しました。健康申告とデジタル到着カードは別物です。

2026年6月更新
このページの要点

施行日2026年7月1日から健康申告がスタート。デジタル到着カードは空港ごとに段階導入
健康申告入国・出国・乗り継ぎの全員/予定日までの7日以内/電子または書面/無料
デジタル到着カード外国人が対象/到着72時間前から作成可/オンラインのみ/無料/QRコード発行
公式サイトprearrival.immigration.gov.vn(有料代行・偽サイトに注意)
導入空港(デジタル到着カード)ホーチミン・ハノイは導入済み/ダナンは現在まだ
ダナン現在は健康申告だけ(デジタル到着カードは未導入)
ビザ別途必要。日本旅券は45日までビザ免除

1. 2026年7月1日から何が変わるのか(まず結論)

ひと言まとめ(日本旅券の場合)
45日ビザ免除+健康申告(全員、2026年7月1日から)+デジタル到着カード(ホーチミン・ハノイ着のとき)。ダナンは健康申告のみ。

2026年7月1日から、ベトナムの入国手続きに「別々の2つの制度」が加わります。混同しないことが何より大切です。

ひとつ目は健康申告です。これは7月1日から、空路・陸路・海路を問わずベトナムを入国・出国・乗り継ぎするすべての人が対象になります。ダナンも含めて全部の国境で必要です。

ふたつ目はデジタル到着カードです。こちらは到着前にオンラインで情報を提出する仕組みで、空港ごとの段階導入です。現在はホーチミンとハノイで導入済み、ダナンはまだ導入されていません。

この2つは担当する役所も、法律の根拠も、対象の範囲もちがいます。同じものとして覚えてしまうと現地で困ることがあるので、下の要点表でざっと全体像をつかんでおきましょう。次のセクションからは、それぞれを順番にていねいに見ていきます。

⚠️ よくある勘違いです。「健康申告」と「デジタル到着カード」は別々の手続きです。両方が必要になる空港(ホーチミン・ハノイ)もあれば、健康申告だけでよい場所(現在のダナン)もあります。

2. 2つの制度を一目で比較(表)

まずは違いを表で押さえましょう。担当する役所も、対象も、提出のタイミングも別物です。

項目健康申告デジタル到着カード
何のため健康状態の申告(検疫)到着前の情報提出(紙のNA1に代わるもの)
担当する役所ベトナム保健省ベトナム出入国管理局
対象入国・出国・乗り継ぎの全員(国籍・ビザ・航空会社を問わず)外国人の入国者(ベトナム旅券の自国民・同日乗り継ぎ客は免除)
いつ提出予定日までの7日以内到着の72時間前から作成可
提出方法電子または書面(紙の用紙)オンラインのみ
費用無料無料
対象の場所すべての国境(ダナン含む)導入済みの空港のみ(現在ホーチミン・ハノイなど)
やらないと入国審査での遅れ・追加検疫の可能性手続きの遅れ・拒否の可能性

ポイントは「健康申告は全員・全部の国境」「デジタル到着カードは導入された空港の外国人だけ」という点です。この区別さえ覚えておけば、あとはぐっと分かりやすくなります。

3. 健康申告(Health Declaration)をくわしく

健康申告は、2026年7月1日からベトナムを出入りするすべての人が対象になる手続きです。根拠はベトナムの感染症予防・管理法と、施行令165/2026/NĐ-CPです。国籍やビザの種類、利用する航空会社に関係なく、入国する人も、出国する人も、乗り継ぐ人も全員が対象です。

提出のタイミングは、入国・出国・乗り継ぎの予定日までの7日以内(予定日の直前7日間)に作成・提出します。方法は電子フォームまたは紙の用紙のどちらでも構いません。紙の用紙は施行令で定められた様式で、航空会社や国境の窓口で配られます。用紙は英語とベトナム語で用意されています。

申告する内容は、今の健康状態、症状の有無、最近の渡航歴などの健康に関する情報です。到着時には検疫で体温の測定や確認があり、症状がある場合は書類の確認や簡単な問診があります(通常は2時間以内に終わります)。ワクチンや医療の書類は、求められたときに見せられるよう持っておくと安心です。

⚠️ 出国・乗り継ぎのときも健康申告の対象です。「入国のときだけ」と思い込まないようにしてください。健康申告は法律上の義務なので、未申告のままだと入国審査で時間がかかったり、追加の検疫を受けたり、入国に支障が出ることがあります。

なお、電子提出の正確なサイトやアプリ名は情報源によってばらつきがあるため、ここでは断定しません。「電子または書面で提出する」とだけ覚えておけば十分です。健康申告は保健省、デジタル到着カードは出入国管理局と、担当が別なので混同しないでください。

4. デジタル到着カード(入国前情報の事前申告)をくわしく

デジタル到着カードは、これまでの紙の入国カード(NA1)に代わる、オンラインの事前申告です。運営はベトナム出入国管理局で、対象は外国人の入国者です。e-visa(電子ビザ)を持っている人も、ビザ免除で入る人も、外国人なら作成が必要です。

一方で、ベトナム旅券を持つ自国民、同じ日に空港内で乗り継ぐだけの人は免除されます。未成年者は保護者が代わりに作成します。

提出のタイミングは、到着予定の72時間前から作成できます。早すぎても遅すぎてもシステムが受け付けないので、この時間の枠を守ってください。必要な情報は、パスポートの情報(番号・有効期限・発給機関)、パスポートと同じローマ字の氏名、搭乗便と到着日、ベトナム国内の滞在先の住所・連絡先、メールアドレスなどです。

提出すると、数分のうちにメールでQRコードが届きます。このQRコードを入国審査のときに見せます。デジタル到着カードを済ませておけば、紙のNA1は不要です。

💡 公式サイトは prearrival.immigration.gov.vn だけで、費用は無料です。届いたQRコードはスクリーンショットを撮り、念のため印刷もしておくと現地で安心です。

ひとつ大事なのは、デジタル到着カードはビザではないということです。ビザやビザ免除の資格は別に必要で、これがビザの代わりにはなりません。e-visaを持っている人も、デジタル到着カードは別に作成してください。

5. 空港・都市ごとの導入状況(表)+ダナンの注意

デジタル到着カードは空港ごとの段階導入です。下の表は2026年6月時点の状況です(導入状況は変わりやすいので、必ず公式サイトで最終確認してください)。

空港・都市デジタル到着カード健康申告
タンソンニャット空港(ホーチミン, SGN)導入済み(2026年4月15日から)必要(7月1日から)
ノイバイ空港(ハノイ, HAN)導入済み(2026年6月10日から)必要(7月1日から)
フーコック空港(PQC)導入済み(2026年6月1日から/公式確認を推奨)必要(7月1日から)
ダナン国際空港(DAD)まだ未導入必要(7月1日から)
陸路・海路の国境まだ未導入(順次拡大予定)必要(7月1日から)
⚠️ ダナン国際空港(DAD)は現在デジタル到着カードが未導入です。今は健康申告だけで構いません。デジタル到着カードは導入予定ですが、公式な日程はまだ決まっていません。導入状況は早く変わるので、出発前に必ず公式ポータルで自分の到着空港が対象かどうかを確認してください。なお健康申告は、この表とは関係なく7月1日から全部の国境(ダナンを含む)で必要です。

6. 到着前の準備チェックリスト

準備は順番が大切です。次の流れで一つずつ進めましょう。

① ビザ・ビザ免除の確認

まず自分の国籍で必要かどうかを確認します。日本旅券は45日までビザ免除です。くわしくはベトナムのビザと電子ビザのまとめをご覧ください。

② デジタル到着カード(該当空港なら)

到着の72時間前から作成し、届いたQRコードを保存します。ホーチミン・ハノイ着の方は必須です。

③ 健康申告

予定日までの7日以内に作成します。電子でも書面でもOK。全員が対象です。

④ QR・書類を保存

QRコードや書類はスクリーンショットと印刷でバックアップしておくと安心です。

⑤ 氏名の一致を確認

パスポートのローマ字氏名と、入力した情報が一致しているか最後に確認します。

この順番で進めれば、初めての方でも抜け漏れなく準備できます。とくに②と③はタイミングの枠があるので、出発前のスケジュールに組み込んでおきましょう。

7. デジタル到着カードの作成ステップ

作成は次の4ステップで完了します。所要時間は数分ほどです。

ステップやること
1. 公式サイトにアクセスprearrival.immigration.gov.vn を開きます
2. 項目を入力パスポート・搭乗便・滞在先・メールアドレスなどを入力
3. 提出内容を確認して送信します
4. QRコードを保存メールで届くQRコードを保存します

入力をスムーズに進めるため、先に滞在先の情報(ホテル名・住所)と搭乗便の番号を手元に用意しておきましょう。パスポートも開いておくと、番号や有効期限をそのまま写せます。

💡 提出後に届くQRコードは、スクリーンショットと印刷の両方でバックアップしておくと安心です。空港でネットがつながらなくても、すぐに提示できます。
💡 サイトが開かないとき
公式サイトは新しく、海外からはつながりにくかったり遅かったりすることがあります。ブラウザや回線を変えたり(モバイル通信がおすすめです)、少し時間をおいてからもう一度お試しください。何より、出発前に済ませてQRを保存しておくのが安心です。空港のWi-Fiは不安定だからです。どうしてもだめなら空港でも記入できますが、時間に余裕をみてください。健康申告は紙でも提出できます。

8. 都市ごとの実践メモ

到着する都市によって、必要な手続きが変わります。下のカードで確認しましょう。

ホーチミン(タンソンニャット, SGN)

デジタル到着カードと健康申告の両方が必要です。デジタル到着カードは2026年4月15日から導入済みなので、到着72時間前から忘れずに作成しておきましょう。南部の旅はホーチミン旅行のポイントもあわせてどうぞ。

ハノイ(ノイバイ, HAN)

こちらもデジタル到着カードと健康申告の両方が必要です。2026年6月10日から導入済みです。北部を回るならハノイ旅行のまとめが役立ちます。

ダナン(DAD)

現在は健康申告だけでOKです。デジタル到着カードは未導入ですが、状況は変わることがあるので公式で確認を。ダナンの旅はダナン旅行の楽しみ方を参考にしてください。

フーコックは2026年6月1日から導入済みです(出発前に公式での確認をおすすめします)。いずれの都市でも、健康申告は7月1日から全員が対象という点は共通です。

9. よくある失敗と注意点

事前に知っておけば防げる失敗ばかりです。とくに次の点に気をつけてください。

⚠️ 有料代行や偽サイトに注意。公式のデジタル到着カードは無料で、公式ドメインは prearrival.immigration.gov.vn だけです。お金を取る代行サイトや、ビザを装った偽サイトもよく見かけます。あやしいサイトには情報を入れないでください。
⚠️ 72時間の枠を外してしまう。デジタル到着カードは到着の72時間前から作成できます。早すぎると受け付けてもらえないので注意してください。
⚠️ QRコードを保存し忘れる。現地でメールが開けず慌てる方が多いです。スクリーンショットと印刷でバックアップを。
⚠️ 氏名の不一致。パスポートのローマ字氏名と入力内容がずれていると、審査で止まることがあります。
⚠️ 出国・乗り継ぎも健康申告の対象です。入国のときだけと思わないようにしてください。
⚠️ デジタル到着カード ≠ ビザ。どちらも別に必要です。e-visaがあってもデジタル到着カードは別途作成します。

サイトの偽物やぼったくりなど、ベトナム旅行で気をつけたいことはベトナム旅行で多い詐欺と対策にまとめています。出発前にひと通り目を通しておくと安心です。

10. ビザとの関係(日本旅券の場合)

デジタル到着カードも健康申告も、ビザの代わりにはなりません。これらはあくまで入国の手続きで、ビザやビザ免除の資格は別に必要です。

日本旅券をお持ちの方は、観光なら45日までビザ免除で入国できます(最新の条件は出発前にご確認ください)。45日を超える滞在や、目的によってはビザが必要になる場合があります。デジタル到着カードを作成しても、ビザ免除やビザの資格そのものは別途満たしておく必要があります。

ビザの種類や電子ビザ(e-visa)の取り方など、くわしい手続きはベトナムのビザ取得ガイドにまとめています。自分の滞在日数や目的に合うかどうか、あわせて確認しておきましょう。

11. 到着後の流れと現地での実用ヒント

到着後の流れはシンプルです。検疫→入国審査→入国、という順番です。

まず検疫のエリアで体温の測定や健康の確認があります。次に入国審査で、デジタル到着カードのQRコード(該当する空港の場合)とパスポートを見せます。問題がなければそのまま入国できます。QRコードはすぐ出せるよう、スマホの画面か印刷したものを手元に準備しておきましょう。

空港から市内への移動は、配車アプリのGrabが便利で安心です。料金が事前に分かり、行き先も入力できるので、初めての方でも使いやすいです。使い方はGrabの使い方と空港からの移動を参考にしてください。

到着してすぐにネットを使うなら、eSIMを出発前に用意しておくのがおすすめです。空港に着いた瞬間からつながるので、QRコードの提示やGrabの配車もスムーズです。

ベトナム全体の旅づくりは、ベトナム旅行のすべてを起点にすると、都市選びから日程まで迷わず組み立てられます。

💡 入国手続きで使うQRコードや書類は、ネットがつながらなくても見られるよう、必ずオフラインでも開ける形(スクリーンショット・印刷)で持っておきましょう。
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よくある質問

Q. 2026年7月からベトナムに行くとき、必ずやることは?
健康申告は全員が必須です。2026年7月1日から、入国・出国・乗り継ぎのすべての人が対象になります。これに加えて、ホーチミンやハノイなどデジタル到着カードが導入された空港に着く外国人は、デジタル到着カードの作成も必要です。
Q. 健康申告とデジタル到着カードは同じものですか?
いいえ、別々の制度です。健康申告は保健省が担当し全員が対象、デジタル到着カードは出入国管理局が担当し導入空港の外国人が対象です。根拠の法律も対象の範囲もちがうので、それぞれ別に手続きが必要です。
Q. ダナンに行くのですが、デジタル到着カードは必要ですか?
現在ダナン国際空港ではデジタル到着カードは未導入なので、作成しなくて構いません。ただし健康申告は7月1日から全員が必要です。状況は変わることがあるので、出発前に公式ポータルで自分の到着空港を確認してください。
Q. デジタル到着カードの費用はいくらですか?
無料です。公式サイトは prearrival.immigration.gov.vn だけで、ここでの作成にお金はかかりません。お金を取る代行サイトや、ビザを装った偽サイトには注意してください。あやしいサイトに情報を入れないようにしましょう。
Q. いつ作成すればいいですか?
デジタル到着カードは到着の72時間前から作成できます。早すぎると受け付けてもらえないので注意してください。健康申告は入国・出国・乗り継ぎの予定日までの7日以内に作成・提出します。それぞれタイミングが違います。
Q. やらないとどうなりますか?
健康申告は法律上の義務なので、行わないと入国審査で時間がかかったり、追加の検疫を受けたりすることがあります。デジタル到着カードを作成していないと、入国審査で手続きが遅れたり、拒否される可能性もあります。どちらも事前に済ませておくのが確実です。
Q. e-visaを持っていればデジタル到着カードは不要ですか?
いいえ、別の手続きです。e-visaを持っていても、外国人ならデジタル到着カードを別に作成する必要があります。デジタル到着カードはビザの代わりではないので、ビザとデジタル到着カードの両方が必要だと覚えておいてください。
Q. 紙でやってもいいですか?
健康申告は書面(紙の用紙)でも提出できます。用紙は航空会社や国境の窓口で配られます。一方デジタル到着カードはオンラインのみです。なお、デジタル到着カードを済ませておけば、これまでの紙のNA1は不要になります。
Q. 出国のときも健康申告は必要ですか?
はい、必要です。健康申告は入国・出国・乗り継ぎのすべてが対象です。入国のときだけと思い込まないようにしてください。予定日までの7日以内に作成すればよいので、帰国便の前にも忘れずに済ませておきましょう。
Q. どのサイトが公式ですか?
デジタル到着カードの公式サイトは prearrival.immigration.gov.vn だけです。費用は無料です。これに似せた有料の代行サイトや偽サイトが出回っているので、ドメインをよく確認し、公式以外には情報を入力しないようにしてください。

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